アルバム感想『One More Light』/ Linkin Park

One More Light
『One More Light』/ Linkin Park
2017.5.19
★★★★★★★★☆☆

01. Nobody Can Save Me ★★★★★★★★☆☆
02. Good Goodbye(featuring Pusha T and Stormzy) ★★★★★★★☆☆☆
03. Talking to Myself ★★★★★★★☆☆☆
04. Battle Symphony ★★★★★★★★☆☆
05. Invisible ★★★★★★★☆☆☆
06. Heavy (featuring Kiiara) ★★★★★★★★☆☆
07. Sorry for Now ★★★★★★★★★☆
08. Halfway Right ★★★★★★★★★☆
09. One More Light ★★★★★★★☆☆☆
10. Sharp Edges ★★★★★★★★☆☆

 

 

 約3年ぶりとなる7thアルバム。現時点でこれが最新アルバムとなります。
 生身のバンドサウンドで挑んできた前作からまたしても大胆に方向転換し、今回はエレクトロコーティングしたポップス・R&Bに着手してます。4thアルバム『A Thousand Suns』以上にバンドサウンドの出番が減っている上に、刺激もアグレッションもだいぶ薄れていて、もはやヒーリングの域に片足突っ込んでしまってるぞといった感じが。

 

 私的にはアリです。ぶっちゃけ大満足とまではいかないものの、メロディの美しさはほとんどの楽曲で活かされているし、チェスターのボーカルもシャウトこそ出番なしですが 情感豊かで温かさもしっかり内包している歌唱は やはり魅力的。
 そしてサウンドメイキングも見よう見まねでやってみた的な感じではなく、トロピカルハウスに近接したトレンディなサウンドをしっかり構築できていて、しかもチェスターのボーカルとの噛み合わせもいいので、この手のポップスやR&Bが好きな人なら 今までリンキンを聴いたことがなくても手に取ってみる価値アリ。

 


 


 

 瑞々しく開放的なポップサウンドとチェスターの伸びやかなボーカルが心地良い『Nobody Can Save Me』、陰りを帯びた歌メロを携え ヒップホップに歩み寄ったミドルナンバー『Good Goodbye』、本作中では従来のリンキンに最も近い(と言ってもだいぶポップであることに変わりないけど)バンドサウンド成分高めなミドルアップ『Talking to Myself』、甘く美しい歌メロが映える開放的ミドル『Battle Symphony』、大陸的な広がりを魅せるミドルナンバー『Invisible』、チェスターとKiiaraによるハモリが耳を惹きつける哀愁漂うミドルナンバー『Heavy』、トロピカルハウスとダブを混ぜたようなエッジーなアプローチを忍ばせながらもポップに仕立て上げた『Sorry for Now』、これまでのリンキンの楽曲でもたまに出てきたような聖歌的な雰囲気を纏った優しくも開放的なナンバー『Halfway Right』、穏やかな陽だまりを音像化したようなミドルスロー『One More Light』、アコギをフィーチャーした明るく軽快なエレポップナンバー『Sharp Edges』と、純然たる佳曲が勢ぞろい。強いて言うなら『Talking to Myself』のバンドサウンドアプローチはなくてもよかったかな。こんだけトレンディなポップサウンドをしっかり演れるなら、いっそのことそれ一本でまとめちゃったほうがベターだった気が。

 

 リンキンの作品はどれも聴きやすい部類に入るかとは思いますが、これならお子さんでも気軽に聴けそうです。3歳からのリンキンパークって感じで。
 総合的に明るく開放的でメロディアスなポップアルバム。さわりだけ聴いた時は若干 抵抗がありましたけど、リンキンであることを考えなきゃ(チェスターの別プロジェクト的に考えりゃ)普通にいいアルバム。

 

 

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