アルバム感想『BLACK LIST』/ Acid Black Cherry


『BLACK LIST』/ Acid Black Cherry
2008.2.20
★★★★★★★★★★

01. sins ★★★★★★★★★★
02. 少女の祈り ★★★★★★★★★★
03. SPELL MAGIC ★★★★★★★★★★
04. scar ★★★★★★★★☆☆
05. 愛してない ★★★★★★★★★★
06. Bit Stupid ★★★★★★★★☆☆
07. 楽園 ★★★★★★★★☆☆
08. Black Cherry ★★★★★★★★★★
09. Murder Licence ★★★★★★★★★☆
10. 冬の幻 ★★★★★★★★★★
11. DRAGON CARNIVAL ★★★★★★★★☆☆
12. Prologue End ★★★★★★★★★☆

 

 

 

 Janne Da Arcのボーカル・yasuのソロプロジェクト・Acid Black Cherryの1stアルバム。「七つの大罪」なるコンセプトのもと制作されたようです。

 

 初期ジャンヌさながらのソリッドなハードロックサウンドと如何にもヴィジュアル系なゴシック感、そしてyasuお馴染みのポップでメロディアスなメロディにペラくてエロい歌詞といった、多くのファンが求めていたジャンヌっぽさと 何をどうしたって払拭しようがないyasuらしさがどちらも活きた強力なラインナップであります。サポートメンバーとして、YUKI、AKIHIDE、SHUSE、淳士など豪華な布陣をバックに据えてることも重要なトピックで、彼らの手腕のおかげで我々が欲していたサウンドが現実のものとなりました。

 

 オープニングナンバーであるゴシカルなミドルロックナンバー『sins』がいきなり本作の最高傑作。七つの大罪をテーマにした楽曲ということで、これがリード曲な役割を担ってんのか?よく分からん。スリリングなアンサンブルと、三柴理による流麗なピアノやストリングスによる耽美なアレンジとの掛け合わせがとにかく絶品。終盤で炸裂する泣きのギターも非常によいです。っていうか初っはじめましてから歌詞が凄いな。「不意に目に止まったビデオテープ」だの「誰かにまたがり虚ろ目した君」だの、七つの大罪をテーマにした楽曲でハメドリを歌っちまうとか!yasuらしいと言えばそうですけども!

 

 

 ヴィジュアル系ハードロック『少女の祈り』『SPELL MAGIC』『楽園』、耽美性と哀愁が蔓延したドロドロなロックバラード『scar』、ジャンヌで何べんもやってきたジャジーでエロチックなシャッフルロックをまたしても演ってしまった『Black Cherry』、荒廃したムードに覆われたハードロックサウンドと、その中で幻想的な音世界を魅せるサビというやや特異な構成もまたyasuらしい『Murder Licence』、三柴理再びの神聖なるピアノが主軸となったふつくしきバラード『Prologue End』など、これぞジャンヌなサウンドを引き継いだ楽曲が多く、いずれもデカい期待にしっかり応えたスパイス仕上がり。

 

 

 

 切ない歌メロとハードなアンサンブルがぶつかり合って中々やかましいロックバラード『愛してない』『冬の幻』、悪しき女癖を開けっ広げにしたポップロック『Bit Stupid』といった後期ジャンヌ的なポップ寄りのナンバーもエッジーで厚みある演奏のおかげもあって好印象。

 

 アドベンチャー的な雰囲気のアシッド式パワーポップ『DRAGON CARNIVAL』はAメロがまんまラルクの『READY STEADY GO』です。この男またしてもやっちまってます。無意識に溢れ出ちゃってるラルク愛、もといhyde愛。hyde愛って、この曲テッちゃん作曲のナンバーだけど。過去にも『ICE』(『Resist』収録曲)のイントロで『Be destined』(『DUNE』収録曲)をやっちまったり、『ACID BREATH』(『ARCADIA』収録曲)のCメロが『Blurry Eyes』(『Tierra』収録曲)ちっくだったりと前科がある保徳ですが、ソロになってもそういう手癖は健在のようですな。

 

 ソロ第1弾アルバムにして最高傑作!これぞyasuもとい林保徳!当時 半ばどん詰まり気味だったJanne Da Arcの活動をだらだらと続けず、ソロ活動をスタートさせたのは英断だったなと今でも思いますが、かと言って、ジャンヌを解散させずにずっと放ったらかしにしてるのは如何なもんかと。

 

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