アルバム感想『Q.E.D』/ Acid Black Cherry


『Q.E.D』/ Acid Black Cherry
2009.8.26
★★★★★★★★☆☆

01. Mother ★★★★★★★★☆☆
02. cord name【JUSTICE】 ★★★★★★★★☆☆
03. Jigsaw ~ジグソー Q.E.D. version~ ★★★★★★★★★☆
04. 罪と罰~神様のアリバイ~ ★★★★★★★★★☆
05. 眠り姫 ★★★★★★★★★☆
06. チェリーチェリー ★★★★★★★★☆☆
07. 1954 LOVE/HATE ★★★★★★★☆☆☆
08. I’m not a ghost ★★★★★★★★★★
09. 優しい嘘 ★★★★★★☆☆☆☆
10. 黒い太陽 ★★★★★★★☆☆☆
11. Maria ★★★★★★★★★☆
12. 20+∞Century Boys ★★★★★★★★★☆

 

 

 

 約1年半ぶりとなる2ndアルバム。

 

 『ブラックダリア』というコンセプチュアルなストーリーが設けられているものの、楽曲の方向性や実力派サポートメンバーがバックをガッチリ固めているトコなど基本的には前作と同じような感じ。

 

 なんだか神秘的な雰囲気で幕を開けるポップロック『Mother』、ややモダンヘヴィネスな感触もあるハードロック『cord name【JUSTICE】』、yasuの十八番である歌謡V-ROCK『罪と罰~神様のアリバイ~』、チェリーチェリーってまた卑猥なタイトルだなと思いきや全然そういう意味ではなかったという「保徳、私に恥かかせんな!」的キュートでコミカルな疾走ポップロック『チェリーチェリー』、インダストリアルなアプローチに着手したロックナンバー『1954 LOVE/HATE』、アラビアンテイストをまぶしたダンサブルロック『I’m not a ghost』、硬派な歌謡ハードロック『黒い太陽』、きっとラルクの『静かの海で』とか意識したんだろうなと勘繰りたくなる大団円的なドラマティックアップ『Maria』と、すっかりAcid Black Cherryらしさってもんが定着したことが窺えるラインナップ。まあAcid Black Cherryらしさも何も、初期ジャンヌから一貫したyasu節が良くも悪くも変わらずに継承されてるだけって話なんですけど。そして、中期以降のジャンヌのアルバムと同じくポジティブなポップロック『20+∞Century Boys』で幕を下ろすという。

 

 

 yasuがたま~に魅せるピュアネスな一面が全開になったロックバラード『眠り姫』は、美しく可憐なメロディと相変わらずハードで分厚いアンサンブルとの掛け合わせという アシッドでは既にお馴染みと化した図式がそのまま有用したナンバーでこれは好きな曲。

 

 

 上記ナンバーと同じ構図を宛がったロックバラード『優しい嘘』は、ゴシカルなアレンジとハードな演奏こそ好感触ですが、サビメロが今一つなのと、スイーツで辛気臭い詞世界が音世界にまで波及しちゃっていて、それが個人的にどうもネック。

 

 

 そして曲者なのが『Jigsaw ~ジグソー Q.E.D. version~』で、これはシングル曲『ジグソー』の英詞バージョン。わざわざ全パート英語にする必要なくね?シングルテイクを聴き慣れてしまってるのもあって激しく違和感が。ただ、曲自体は本作で随一の出来。ストリングス+ピアノをメインとしたゴシカルで不穏なアプローチと 重厚かつスリリングなアンサンブルとの合わせ技がクリティカルヒットをかました、アシッドの全ディスコグラフィーの中でも5本の指に入る超傑作のナンバー。

 

 ということで、これもまあ悪かないけど、あまりに出来すぎてた前作に比べるとやっぱり満足度は落ちるな。ここに来て早くもマンネリムードが。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です