アルバム感想『Concentration 20』/ 安室奈美恵

Concentration 20
『Concentration 20』/ 安室奈美恵
1997.7.24
★★★★★★★☆☆☆

01. Concentration 20(make you alright) ★★★★★★★☆☆☆
02. B w/z you  ★★★★★★★☆☆☆
03. Close your eyes, Close to you  ★★★★★★★★☆☆
04. Me love peace!!  ★★★★★★★☆☆☆
05. No Communication  ★★★★★★★☆☆☆
06. a walk in the park  ★★★★★★★★☆☆
07. To-day  ★★★★★★★☆☆☆
08. Storm  ★★★★★★★★☆☆
09. Whisper  ★★★★★★★★★☆
10. CAN YOU CELEBRATE?  ★★★★★★★★☆☆
11. I know…  ★★★★★★★☆☆☆
12. How to be a Girl ★★★★★★★★★☆

 

 

 

 約1年ぶりとなる3rdアルバム。
 ブラックフレイバー溢れる前作とは作風が一変、エッジの効いたデジタルダンスナンバーを中心に据えたラインナップであります。サウンド的には前作よりも圧倒的に小室成分がぎっしり敷き詰められているし、メロディのほうもまあ前作よりは多少コマーシャル寄りになったかなあみたいな感じで、安室ちゃんの作品の中ではいちばん小室プロデュース感が濃く出ているアルバムなんじゃないかなと。

 

 ただ、満足度としては前作や後の『GENIUS2000』『break the rules』よりは劣るかなって感じですね。陰鬱さが蔓延したアルバム『FACES PLACES』(globe)やネジ吹っ飛びまくりなアルバム『de ja-vu』(hitomi)とはまた異なる ディストーションギター牽引のロッキッシュナンバー『Concentration 20(make you alright)』とかデジタルレゲエ『Me love peace!!』とか、前半のナンバーは 曲そのものは全然悪くないんですけど、安室ちゃんが歌うよりも寧ろTRFに回したほうがいいんじゃないかって思っちゃうものばっかなんですよね。クールなデジタルアップ『Close your eyes, Close to you』とか絶対YU-KIが歌ってDJ KOOがラップを挟んだほうが映えるし。あ、でも『No Communication』は朋ちゃんが歌ったほうがしっくりきそう。

 

 んでアルバム後半は『Storm』『Whisper』が聴きどころ。前者は富樫明生提供のヒップホップナンバーで、閉塞的でスモーキーなトラックの上で 「inspired by m.c.A・T」気味のラップと なんていうんですか脱力感な「スト~ム♪」、そしてさり気に挟む「トゥトゥトゥルトゥ♪」なる鼻歌を軽やかにこなす安室ちゃんがなんとも小粋。

 後者は本作のサウンドコンセプトど真ん中のアグレッシブなダンスナンバーなんですが、安室ちゃんが代替のきかないボーカリゼーションでカッコよくキメてくれてます。小室節炸裂しまくりなリズムもツボ。

 

 てな感じで、まあ細かいことを気にしなきゃ気軽に楽しめるアルバムですよ。始終繰り出されるエッジーなデジタルサウンドは一度聴いたらもうお腹いっぱいって感じなんで、リピート耐性に関してはイマイチなんですけど。

 

 ちなみに、アルバムタイトルの「20」とは安室ちゃんの年齢ではなく(ていうか当時まだ19歳だし)「20世紀」を意味していまして、「残り僅かとなった20世紀を集中して生きる」みたいな意味がタイトルに込められているんだとか。と言われても、そのタイトル曲の歌詞からはそういったメッセージやマニフェストみたいなもんは ちっとも見えやしないんですけどね。「灯台のてっぺん登って天使がヘリコプターで移動して行く 何か変だねやっぱり」とか なんだそりゃって感じだし。

 

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