アルバム感想『Finally』/ 安室奈美恵

Finally
『Finally』/ 安室奈美恵
2017.11.8
★★★★★★★★☆☆

[DISC 1]

01. ミスターU.S.A.
02. 愛してマスカット
03. PARADISE TRAIN
04. TRY ME 〜私を信じて〜
05. 太陽のSEASON
06. Body Feels EXIT
07. Chase the Chance
08. Don’t wanna cry
09. You’re my sunshine
10. SWEET 19 BLUES
11. a walk in the park
12. CAN YOU CELEBRATE?
13. How to be a Girl
14. I HAVE NEVER SEEN
15. RESPECT the POWER OF LOVE
16. NEVER END

[DISC 2]

01. Say the word
02. I WILL
03. SO CRAZY
04. GIRL TALK
05. WANT ME, WANT ME
06. CAN’T SLEEP, CAN’T EAT, I’M SICK
07. Baby Don’t Cry
08. FUNKY TOWN
09. NEW LOOK
10. ROCK STEADY
11. WHAT A FEELING
12. Dr.
13. Break It
14. Get Myself Back
15. Fight Together
16. Tempest
17. Sit! Stay! Wait! Down!
18. Love Story

[DISC 3]

01. arigatou
02. Damage
03. Big Boys Cry
04. Contrail
05. TSUKI
06. Red Carpet
07. Mint
08. Hero
09. Dear Diary
10. Fighter
11. Christmas Wish
12. Just You and I
13. Hope
14. In Two
15. How do you feel now?
16. Showtime
17. Do It For Love
18. Finally

 

 

 安室ちゃんのオールタイムベストアルバム。私なんぞが言うまでもないことですが、2017年、ひいては2010年代で最大のCDセールスを記録したモンスターアルバムであります。

 

 『ミスターU.S.A』『TSUKI』までは全て再レコーディングされており、また新たなアレンジも施されております。(※『SWEET 19 BLUES』はバラードベスト『Ballada』での再録音源をそのまま採用)

 

 実際にリメイク音源を聴いてみてまず思ったのは、わざわざ再録とかしなくても良かったのに…なんですが、それは飽くまで相対的に原曲のほうが良かったと思ったがゆえのこと。大幅なスクラップ&リビルドを行ったわけじゃないにもかかわらず ここまで違和感を覚えることなく聴けて、かつ カッコよく あるいは美しくアウトプットされてるのって、如何に安室ちゃんが昔から大人びた楽曲を歌いこなしていたか、また如何に安室ちゃんがババア化しないよう 見てくれ的にも声的にも美しくカッコいい女性でいることの堅守に努めてきたか、ということの表れですよね。『愛してマスカット』みたいなティーンエイジガールさながらの楽曲とか、『You’re my sunshine』みたいなイマドキ娘感ハンパない楽曲とか、アラフォーにもかかわらず痛々しさなくキメキメで歌えちゃうって只事じゃないでしょ。

 

 てゆーか『DANCING JUNK』が選ばれなかったのはなんとなく分かるな。安室ちゃん史上最もダサい楽曲だし、Bメロでは「脱税!脱税!」なんて歌っちゃってますからね。『ミスターU.S.A』は歌えてもこれはさすがに事務所NGですわ。個人的には忍たま乱太郎を通じて初めて聴いた安室ちゃんソングということで思い入れも一入なんですけども。

 

 で、個人的にいちばんの注目ポイントである まっさらな新曲6曲。メロディ自体はキャッチーながら潔く突き抜けるようなEDMサウンドと勇ましい歌いっぷりがとても力強いコマーシャルなアップナンバー『Hope』、煽動的でブリブリしたEDMサウンドと前曲とはまた違ったパワフルなボーカルで聴き手を圧倒するアグレッシブなアップナンバー『In Two』、メロディ、アレンジ、曲展開、コーラス、「地球は今日もround and round」だの何だのといった歌詞など、小室先生っぽさが嫌というほど詰め込まれたポップなEDMナンバー『How do you feel now?』、ノリや音の鳴りがダサダサなロッキッシュアップ『Showtime』、安室ちゃんの高らかな歌唱が楽曲の世界観を確固たるものにしたワールドワイドなスケール感を携えたアンセム的EDMナンバー『Do It For Love』、後光が差しているかのような眩さと優しさに包まれた壮大バラード『Finally』と、さすが最後のベスト盤に収録されるだけあって全曲漏れなく強力な完成度。それでいて「集大成」と謳うに相応しい内容。このタイミングで小室先生を起用するとは憎い計らいだよなあ。本作発売から約2ヵ月後のアレを考えると、ほんとにタイミングが絶妙すぎる。

 

 純粋に楽曲の仕上がりや好みという意味では★×8の満足度ですけど、この一作を聴けば音だけでも約25年の安室ちゃんの凄みってもんが汲み取れるし、安室ちゃんの曲をちゃんと聴いたことがない人が最初に手にとる一作として選択するには今はこれが最適。これをきっかけに気に入った曲に応じてオリジナルアルバムを手にとっていくのがベストな聴き方。

 

 ということで、安室ちゃん、26年間ありがとう!そしてお疲れ様でした!まあ個人的には ちゃんと聴き始めて22年半のお付き合いでしたけども、今こうして音楽を聴くようになったきっかけは今から22年半前に聴いた『Don’t wanna cry』なので、極端な話 安室ちゃんが居なかったら今の私はなかったかもしれないっすね。

 

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