アルバム感想『Popcorn』 / 嵐

Popcorn(通常仕様盤)
『Popcorn』 / 嵐
2012.10.31
★★★★★★★★★☆

01. Welcome to our party ★★★★★★★★★★
02. 駆け抜けろ! ★★★★★★★★★☆
03. ワイルド アット ハート ★★★★★★★★☆☆
04. Face Down ★★★★★★★★★★
05. We wanna funk, we need a funk ★★★★★★★★★☆
06. two ★★★★★★★☆☆☆
07. Waiting for you ★★★★★★★★★★
08. 楽園 ★★★★★★★★★★
09. 旅は続くよ ★★★★★★★☆☆☆
10. それはやっぱり君でした ★★★★★★☆☆☆☆
11. 迷宮ラブソング ★★★★★★★★☆☆
12. Your Eyes ★★★★★★★★☆☆
13. Fly on Friday ★★★★★★★★☆☆
14. Cosmos ★★★★★★★★☆☆
15. 証 ★★★★★★☆☆☆☆
16. Up to you ★★★★★★★★☆☆

 

 

 約1年3か月ぶりとなる11thアルバム。過去最高といってもいいくらいに すこぶるポップで明朗快活なアルバム。いやあ実に潔いです。不朽の若々しさをフル活用したみたいなこの弾けっぷりは文句なしに気持ちがいいっすな。

 

 初っ端から5人全員でのラップが景気よく弾ける爽快エレポップ『Welcome to our party』がいきなり最高。歌メロもサウンドも至極ごきげんで、全盛期(といってもつい2,3年くらい前の話ですけど)以上に全盛期っぽい無敵オーラをビンビン感じます。

 

 続く2曲目『駆け抜けろ!』も歌メロが非常にポップで抜けがいい上に、トラックが6thアルバム『ARASHIC』を連想させる華やかさと生々しいグルーヴ感を有していて思わず我歓喜。直近のシングル『迷宮ラブソング』『ワイルド アット ハート』『目指した未来へ』(『Face Down』c/w)でも見受けられたアプローチですね。

 

 嵐特有の世渡り上手感が滲み出た軽やかポップス『ワイルド アット ハート』、「寒暖~寒暖~♪」という空耳フックがいい感じな スリリングなダンスポップ『Face Down』といったシングル曲を挟み、それに続くマツジュンソロ『We wanna funk, we need a funk』は熱気とスモーキーさに満ちたファンキーなナンバーで、『駆け抜けろ!』同様、演奏陣が大いに奮闘しておりば。今やサクラップに引けを取らないくらいの味を出している マツジュンのクセありすぎなラップも痛快でよいよい。

 

 大野ソロ曲『two』はトレンディなシンセを敷いたR&Bバラード。彼の出で立ちとは裏腹に実にスタイリッシュな仕上がり。サビの「I need you×3」がシャンソン『甘い囁き』チックです。「パローレパローレパローレー♪」みたいな。

 

 『Waiting for you』は清々しい青空をイメージさせる四つ打ちアップナンバー。シングル曲でもタイアップ曲でもないのが不思議なくらい激しく爽快キャッチーポップネスな名曲であります。

 

 嵐随一の曲者であるアイバチャンのソロ曲『楽園』は、彼のキャラクター性に見合ったファンタジックなポップナンバー。一昔前のアニソンみたいな激キラキラシンセと「夢ならこのままでForever 終わらないFuture欲しくて」「もう今じゃ忙しくてそんなに会えないFriends」「それなら楽しんでTogether」などルー語を多用した 頭ん中おもちゃ箱な歌詞がなんとも赤面モノで、過去のアイバチャンソロに負けず劣らずな実にアイバチャンらしい曲だなと。個人的には「イッツァまじかるそぉんぐ!イェ~!」を越えてしまった感じがして凄く気に入ってる楽曲です。

 

 『旅は続くよ』は肩の力を抜いたレゲエ+マーチ的ポップナンバー。ノリや雰囲気がもはや若々しいという言葉では括りきれないほど子どもっぽくて可愛らしくてちょっとマヌケ。嵐のアルバムでたまーに出てくる茶目っ気ソングの最新版って感じですね。

 二宮ソロの『それはやっぱり君でした』はミスチル『I LOVE U』以降を思わせる作風のバラード。

 続きますは、ミステリアスな煌めきと90’sドラマ主題歌ばりの風格を兼備した『迷宮ラブソング』、青春まさかりミドル『Your Eyes』といったシングル曲。ちなみに両曲とも人時(黒夢)がベースを弾いてるらしい…!

 

 サクラップのソロ曲である『Fly on Friday』は、とりぷるえーとかスフィアにもこんな感じの曲あったな的な夏色爽快ポップス。今作もかつてに比べるとサクラップの頻出度は低めなんですが、ココ最近のキレの鈍り様とか『ふたりのカタチ』(『ワイルド アット ハート』c/w)での残念ぶりなんかを考えると これくらい出し惜しみしたほうがいいというか、下手に大盤振る舞いをしなかったのは賢明だったなと。「B to da e e r 喉も乾ききった」の件にはいろんな意味で驚かされた。

 

 『Cosmos』は「嵐が歌うワールドカップのテーマソング」って感じがする 爽快感も開放感もスケール感たっぷりなアップナンバー。どさくさに紛れて独特なサクラップ節が地味に炸裂しているのがポイント。なんだよ「大地を踏み鳴らす烏(カラス)」って。

 

 『証』は「嵐が歌うオリンピックのテーマソング」って感じがする壮大な楽曲。ていうかこれって実際オリンピック関連のテーマ曲になったんですね。CD買うまで全然知らなかった。珍しくシングルカットしなかったんですね。にしてもこの曲、力強いというよりちょっと重すぎって感じがしませんかねえ。リズムパートを抜かれちゃうと空気がより重くなる感じがするし、かと言ってストリングスをカットされると、歌詞との不釣合い効果も作用して途端に印象が軽くなっちゃいますから、んー難しいのう、このバランスの取り様は。

 ラストはアルバム全体の雰囲気を踏襲しつつ カーテンコール的なシチュエーションを連想させる『Up to you』で爽快に締め。

 

 全16曲とかなりボリューミーではありますが、内容や雰囲気的に嵐のパブリックイメージにいちばん近いのはこのアルバムなんで、ここから聴くというのもまあアリかも。

 

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