アルバム感想『METAL RESISTANCE』/ BABYMETAL

METAL RESISTANCE(通常盤)
『METAL RESISTANCE』/ BABYMETAL
2016.4.1
★★★★★★★★☆☆

01. Road of Resistance ★★★★★★★★★☆
02. KARATE ★★★★★★★☆☆☆
03. あわだまフィーバー ★★★★★★☆☆☆☆
04. ヤバッ!  ★★★★★★☆☆☆☆
05. Amore -蒼星- ★★★★★★★★★☆
06. META! メタ太郎 ★★★★★★★☆☆☆
07. シンコペーション ★★★★★★★★☆☆
08. GJ!  ★★★★★★★★★★
09. Sis. Anger  ★★★★★★★★★★
10. NO RAIN, NO RAINBOW ★★★★★★★★☆☆
11. Tales of The Destinies ★★★★★★★★★☆
12. THE ONE ★★★★★★★★☆☆

 

スポンサーリンク



 

 約2年ぶりとなる2ndアルバム。

 前作同様、ガッチガチのメタルサウンドとアイドルポップスの融合が図られていますが、配分的にはメタルのほうが比率が高くなった感がありますね。音がより硬質になり、曲によってはアグレッションやスケール感が格段にアップしたものが多々見受けられます。

 

 もろドラゴンフォースやんって感じのバカっ速くて飛翔感も携えたメロパワ『Road of Resistance』から早速スパークしちゃってます。間奏の速弾きなんかも超ドラゴンフォースすぎる、と思ったら、どうやらドラゴンフォースのギタリストであるサム・トットマンとハーマン・リが演奏で参加してるようで。音自体は純正なるメロパワですが、「ワン、ツー、スリー、フォー!」なる合いの手やサビでうっすら聴こえる ゆいもあ(YUIMETAL, MOAMETAL)のscreamという名のコーラスでBABYMETAL感を醸し出してます。

ヴァースでボイスワークによるアイドル要素を盛り込みつつ 攻撃性と壮大さを兼ねた演奏と目まぐるしい曲展開で聴き手を翻弄する『Tales of The Destinies』、終盤のシンガロング促進パートなんかも含めてベッタベタなまでのスタジアムロックに仕上げた『THE ONE』なども強烈。

 

 メタル成分が強く感じられる要因として、アイドル要素が減退したのもあるかなと。チャラい電子音やゆいもあのガヤをセーブするようになっただけならともかく、小ネタ一つ一つの訴求力もダウンしてる感があり、それによって前作でたらふく堪能できた アイドルとメタルの対比が効いたアプローチも破壊力が落ちて面白味が薄れてしまったから、ここはちょっと残念なトコ。

 『KARATE』『あわだまフィーバー』『ヤバッ!』でその傾向が顕著に表れてますね。前作と比べなければ悪くはないけど、メタル要素をガッツリ押し出す類の曲でないなら、ゆいもあのガヤはもうちょっと活かしたほうがいいな。サウンド自体が普通のメタルになっちゃってる曲もあるし。

 

 逆にSU-METALソロとBLACK BABYMETAL(ゆいもあのユニット名)の楽曲は相変わらず…っていうか見事にアップデートしちゃってます。

 「24時間走り続ける」とか なんかリゲインみたいなスローガンを掲げちゃってる凛としてメロスピナンバー『Amore -蒼星-』、ピアノとストリングスを導入したロッカバラード『NO RAIN, NO RAINBOW』はSU-METALソロ曲で、声量が増し より凛々しく そして懐が深くなった彼女のボーカルに重きを置いた作り。半端にアイドル要素を塗すこともなく真っ当なHR/HMで真っ向勝負に挑んだ佳曲であります。

 

 そして ゆいもあ歌唱の『GJ!』『Sis. Anger』

 前者は 力が抜けていながらもスムーズなラップが乗っかるヘヴィなヴァースと女児的なキラメキを放つアイドルポップスと疾走メタルサウンドがハイブリットしたフックと、それぞれで異なる感触の「アイドル×メタル」のコントラストを打ち出したナンバー。

 後者は、脱力感と萌え要素がこれ見よがしなまでに強く出たボーカルと やけにオフェンシブな歌詞&サウンドとのギャップがやはり凄まじい 本作ではBABYMETALのパブリックイメージに最も近いナンバー。パワーダウンするどころか前作以上の破壊力やん。ゆいもあ二人ともJKの域に踏み込んだというのに、声に限れば幼さや萌え要素がまだまだ薄れてません。

 前作では『4の歌』の原型(詞曲とも)をゆいもあの二人が手掛けてましたが(詞のお題を出したのはSU-METAL)、今回はゆいもあが制作に携わった的なことはなく。まあこれだけいろんな意味でエッジの効いた曲が出せるなら全く以て無問題ですけどね。

 物足りなさを感じる箇所も若干ありましたが今回も充実の一作でした。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です