アルバム感想『24』/ Beverly

24
『24』/ Beverly
2018.6.20
★★★★★★☆☆☆☆

01. Power of love ★★★★★★★★☆☆
02. All I Want ★★★★★★★★☆☆
03. LOVE THERAPY ★★★★★★☆☆☆☆
04. Baby don’t cry ~神様に触れる唇~ ★★★★★★☆☆☆☆
05. JUMP! ★★★★★★☆☆☆☆
06. Fly in the sky ★★★★★★★☆☆☆
07. Hurting Me ★★★★★★☆☆☆☆
08. Future ★★★★★★★☆☆☆
09. My Boy ★★★★★★★★☆☆
10. I’m Ready ★★★★★★★☆☆☆
11. A New Day ★★★★★★★☆☆☆
12. Tomorrow ★★★★★★★★☆☆
13. Be The One (“Let’s start experiment!!”MIX) ★★★★★★☆☆☆☆

 

 

 約1年ぶりとなる2ndアルバム。

 前作は 売れ線を意識した上でブラックミュージックに着手しているという感じでしたけど、今回はブラックミュージックっぽさを取り繕うこともほぼなくなり、如何にもavexっぽい平々凡々なJ-POPの寄せ集めみたいな感じになっちまってます。

 

 開放感と躍動感に満ちた四つ打ちアップ『Power of love』、前曲に続き陽性オーラを放つダンスポップ『All I Want』と初っ端からJ-POP要素が強めですが、ここまではまだ良いです。シンプルに良い曲だし、前者に関しては終盤にフェイクで楽曲の開放感をさらに拡張していたりと彼女のボーカルがしっかり有用してるし。

 

 R&Bタッチの瑞々しく軽やかなミドルポップ『LOVE THERAPY』、フッツーのJ-POPバラード『Baby don’t cry ~神様に触れる唇~』、爽快四つ打ちアップ『JUMP!』とか、単体ならまあどれも耳当たりは良さげですけど、別に彼女が歌う必要のない(取り立てて彼女のボーカルが活かされてるわけでもない)ありきたりのJ-POPに収束した楽曲を立て続けに聴かされると なんだか虚しくなってくるな。R&Bが下地となっている『Hurting Me』も変にJ-POPに寄せてきた感がどうも鼻につくしなあ。

 

 EDM系のポップナンバー『Fly in the sky』とか明らかに違うじゃん。上昇気流を形成するEDMサウンドに飲み込まれないパワフルなハイトーンボーカルをお見舞いしてますけど、いやいやそうじゃないやんと。小室先生と浅倉先生のユニットに参加した楽曲のウケが良かったから、味を占めてこのアルバムでもEDMを演ろうとしたのかもしれんが、あれは課外活動だからいいんじゃんか。ただでさえブラック要素が欠如してんのに、こんなもん入れられたら余計げんなりしてまう。

 

 つっても、悪いことばっかでもないんですけどね。
 チープなアレンジが施された壮大バラード『Future』『A New Day』での 如何にもディーバって感じのゴージャスな歌いっぷりとか、体温を感じるような距離感のしっとりバラード『My Boy』での 女性らしい物腰の柔らかさが滲み出た歌唱とか、しっかり歌い分けが出来てるし、どちらのボーカリゼーションも素晴らしいですからね。曲そのものの良し悪しとはまた別の話ですけど。

 

 本編ラストの『Tomorrow』は、これまた如何にも大団円っぽいミドルポップな楽曲ながら、間奏のギターやホーンによる華のある演出や、よりドラマティックさを打ち出した彼女のボーカルワークの奮闘によって平凡への収束を見事に免れた佳曲。こんな感じで、彼女のボーカルによって底上げされてる曲も少なからずあるから ひとえに宝の持ち腐れとも片づけられないんですよね。

 

 キュートに弾けたポップソング『I’m Ready』は、彼女のポテンシャルが発揮されたという感じではないものの 女の子らしい側面が良いカタチでクローズアップされているので、こういうのはアリじゃないかなと思います。でもこういうのをメインディッシュにされちゃうとまたげんなりしちゃいますけどね。あくまでデザート的な位置づけで。

 

 ガッカリすることばっかりではなかったけども、これはちょっと由々しき事態。二番煎じになってもいいから、MISIAが初期にやっていたようなR&B/HIP-HOP系統の楽曲をやってくれたほうが絶対面白いし、彼女のポテンシャルもより活きるというのに、ああなんてこったパンナコッタやなこった。

 

 

 

 

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