アルバム感想『MAGIC』/ B’z

MAGIC(初回限定盤)(DVD付)
『MAGIC』/ B’z
2009.11.18
★★★★★★★★☆☆

01. Introduction
02. DIVE ★★★★★★★★★☆
03. Time Flies ★★★★★★★★★★
04. MY LONELY TOWN ★★★★★★★★★★
05. long time no see ★★★★★★★☆☆☆
06. イチブトゼンブ ★★★★★★★★★★
07. PRAY ★★★★★★★★☆☆
08. MAGIC ★★★★★★★★☆☆
09. Mayday! ★★★★★★★★☆☆
10. TINY DROPS ★★★★★★★★☆☆
11. だれにも言えねぇ ★★★★★★★☆☆☆
12. 夢の中で逢いましょう ★★★★★★★★☆☆
13. Freedom Train ★★★★★★★★☆☆

 

 

 

 20周年ベストを挟んでリリースされた17thアルバム。

 さあ、どうしたことでしょう。2枚の先行シングルからは想像だにしなかった 歌謡曲テイストが多々 散見されるラインナップになっちまってますけど、これはお二人の当時のブームが歌謡曲だったからという ただそれだけのことなんでしょうか。

 

 『TINY DROPS』はコッテコテの歌謡バラードだし、『だれにも言えねぇ』は疾走ロックサウンドの上に70年代歌謡曲まんまなメロディが乗っかってるし、『夢の中で逢いましょう』は メロディのみならずアレンジまでレトロ歌謡の香りが蔓延しちゃってます。『long time no see』なんて GS(グループサウンズ)歌謡がハードロックに昇華されたようなナンバーで 冒頭からギターがテケテケしまくり。

 

 やっぱり『イチブトゼンブ』『MY LONELY TOWN』は本作だけじゃなしにB’zの全ディスコグラフィーの中でも燦然と輝く名曲でしょう。ポピュラリティ、カッコよさ、メッセージ性、オリジナリティが全て漏れなく揃ってるし、特に後者はシリアスな雰囲気と稲葉先生特有のユーモア炸裂なフレーズとのギャップも強烈ですからね。あんな重くダーティーな空気感の中で「旅にでも出れば~いいじゃーーーん♪」っていうノリとフットワークの軽さ。稲葉先生ならではの味ですな。

 

 

 アルバム曲における最高傑作ナンバーは『Time Flies』。前奏の厚みあるギターサウンドがまず快感だし、これまた歌謡チックなサビメロも訴求力抜群。そして、ネガティブな輩を皮肉りつつも鼓舞するようなフレーズを織り交ぜた歌詞がいいです。チクチク刺さるのにイヤミな感じが不思議とない。

 

 その他、「せーのでDIVE!!」と天下の稲葉節を振りかざして豪快に幕開けする爽快な疾走ロックナンバー『DIVE』、うっすらと幻想性を有した静謐バラード『PRAY』、またしてもベタな歌謡メロを乗っけたヘヴィロック『MAGIC』、ブラスアレンジを施したシャッフルナンバー『Mayday!』なんてのもありつつ、そんな歌謡曲っぽさが充満した中でも全く違和感がないベッタベタなアメリカンロック『Freedom Train』と、トータルタイム約45分というコンパクトな収まりとは裏腹に一曲一曲が何かと濃厚でなかなか耳応えがあるアルバム。

 

 楽曲の質や個々の力量を落とすことも 確立されて久しいB’zイズムを損なうこともなく、それでいて これまでとはちょいと違う要素を加味する…そんな 安定感を維持しつつ マンネリをさらりと回避するこの巧みさに20年選手 兼 日本を代表するロックユニットたる貫禄を感じました。

 

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