アルバム感想『C’mon』/ B’z

C'mon(初回限定盤)(DVD付)
『C’mon』/ B’z
2011.7.27
★★★★★★★★☆☆

01. C’mon ★★★★★★★★★★
02. さよなら傷だらけの日々よ ★★★★★★★★☆☆
03. ひとしずくのアナタ ★★★★★★★★★☆
04. Homebound ★★★★★★★☆☆☆
05. Don’t Wanna Lie ★★★★★★★★★☆
06. DAREKA ★★★★★★★★☆☆
07. ボス ★★★★★★★★☆☆
08. Too Young ★★★★★★★☆☆☆
09. ピルグリム ★★★★★★★★☆☆
10. ザ・マイスター ★★★★★★★★☆☆
11. デッドエンド ★★★★★★★☆☆☆
12. 命名 ★★★★★★★☆☆☆
13. ultra soul 2011 ★★★★★★★★☆☆

 

 

 

 前作から約1年8ヵ月ぶりとなる18thアルバム。

 ここ数作に比べると若干ながら音圧が抑えめになっていることと、渋めの楽曲がやや多めであることが特徴的ですね。中には、音圧がやたら高めで 明らかにアンサンブルとストリングスが衝突し合っているような仕上がりになっちゃってる感傷的ロッカバラード『Don’t Wanna Lie』なんてのもありますけど。

 

 

 ひとえに渋めの楽曲といっても、ジャジーな歌謡ロック『ボス』、如何にも古臭い昭和歌謡なメロディをシャッフル調のリズムに乗せた『Too Young』といった「まさしく」な作風のナンバーもありますが、このあたりから楽曲のテイストに関係なく自ずと渋みが滲み出てきたような気がするな。いわゆる加齢臭的な?笑 ベースがリードするロックンロールナンバー『ザ・マイスター』もなんかチョイワルオヤジ(死後、いや死語)的なカッコよさが表出してるし、安らぎをもたらす ひっそり系バラード『Homebound』も、地味だけど地味の一言では片づけられない深みがあってこれもなかなか。

 

 暑苦しいリフを鳴らしつつもサビではすこぶる爽快な聴き心地をもたらすハードロック『さよなら傷だらけの日々よ』、ピアノやブラス、ハンドクラップなどで陽気に盛り上げる 人類みな構ってちゃんソングの『DAREKA』、哀愁ミドルバラード『ピルグリム』といったお馴染みのB’zナンバーがある傍ら、ブラックミュージックやここ最近のK-POPなどのダンスミュージック的な感触を有したトレンディなシンセが楽曲に艶を与えているロックナンバー『ひとしずくのアナタ』が耳を惹きます。まさか違う畑からタイムリーなアプローチをここまで違和感なく導入しちゃうとは。

 

 

 ほんで歌詞ですが、全盛期のようなラブソングはほとんどなく、46歳のおっさん視点による「人生」や「生」を題材としたものが大半。
「先はまだ長いけど ゆっくりでいい さあ行きましょう C’mon」といった這い上がリリックが3.11の件を抜きにしても素直に響く『C’mon』、「生きつづけることでしか何も生まれない」「振り切らなきゃいつまでもその先は見えない」と、稲葉教諭(先生というより教諭)の人生論(大袈裟すぎる)が炸裂する『デッドエンド』、「何もかも予定通りに進みはしない それでも小さな体 抱きしめてやれるかい?」といった いち親父としての稲葉先生からのメッセージが凝縮されたバラード『命名』、このあたりがとりわけ印象的でした。
 あとは『ボス』で 菅首相を風刺しつつ「時代を引っぱるボスだなんて やっぱウツワじゃない」「アイムソーリー アイアムソーリ もう放っといてください」と当人の本音を代弁したかのようなフレーズを交えているのも面白いっすね。

 

 ライブでの仕様をまんま持ち込んだかのようなバンドアレンジ版『ultra soul 2011』は、本家とは違ったカッコよさがあってまあまあ良いんですけども、ぶっちゃけ あってもなくてもって感じっすね。収録ポジション的にもボーナストラックって感じだから そんなやいのやいの言うことでもないですけどね。

 

 今回も良いアルバムですけど、やっぱりタイトル曲の『C’mon』の存在感がズバ抜けてるな。爽快なロックサウンド、エモーショナルで高揚感を煽る歌メロ、そして前述の歌詞の取り合わせがほんとに強力すぎて。

 

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