アルバム感想『B’z The “Mixture”』/ B’z

The“Mixture”
『B’z The “Mixture”』/ B’z
2000.2.23
★★★★★★★★★☆

01. だからその手を離して -Mixture style- ★★★★★★★☆☆☆
02. YOU&I -Mixture mix- ★★★★★★★★★★
03. OH! GIRL -Mixture style- ★★★★★★★★☆☆
04. NEVER LET YOU GO -Mixture style- ★★★★★★★☆☆☆
05. JOY -Mixture mix- ★★★★★★☆☆☆☆
06. 今では…今なら…今も… -Mixture style- ★★★★★★★★☆☆
07. 孤独のRunaway -Mixture style- ★★★★★★★★★★
08. MOVE ★★★★★★★★★★
09. 東京 -Mixture mix- ★★★★★★☆☆☆☆
10. hole in my heart -Mixture mix- ★★★★★★★★★★
11. KARA・KARA -Mixture mix- ★★★★★★★☆☆☆
12. FUSHIDARA 100% ★★★★★★★★★☆
13. ビリビリ -Mixture mix- ★★★★★★★★★☆
14. Hi ★★★★★★★★☆☆
15. The Wild Wind ★★★★★★★☆☆☆
16. あなたならかまわない (未発表曲) ★★★★★★★★★☆

 

 

 オリアルでもベスト盤でもなく、マストアルバムというらしいですコレ。なんだそりゃ。初期のアルバムでよくやってた「マインドも進化する」みたいなキャッチコピー以上に理解不能なんですけど。で、実際に曲目と音をチェックしてみても、カップリング集というにも初期ナンバーのセルフカバー集というにも中途半端な内容でさらにわけわかめ。

 

 ”Mixture style” は再録テイク、”Mixture mix” はミックス変更テイクを表します。なるたけ2000年当時のB’zサウンドに寄せるべく、という思惑からか、デビュー(1988年)~1991年までの初期ナンバーは再録、それ以降の楽曲はミックス変更が施されています。

 

 ”Mixture style” は全部で5曲。中でも大きな変貌を遂げたのがやはりデビュー曲『だからその手を離して』。80’sムード全開かつ超ウスペラーズなサウンドが ギターしゃしゃり出まくりなハードエッジサウンドへと見事バージョンアップ!まあだからと言ってサビのもったり感までが解消されたわけではないんですけどね。原曲よりは再録のほうがいいけど、その点を考えると80’sディスコ仕様に改変された『DA.KA.RA.SO.NO.TE.O.HA.NA.SHI.TE -OFF THE LOCK STYLE-』がやっぱり最良テイクかなあって。『OH! GIRL』も原曲忠実のバージョンアップテイク。これは再録して正解でしたね。

 

 『NEVER LET YOU GO』は別に演り直ししなくてよかったんだけどなあ。前にも言いましたけど、なんでもかんでも重くて激しい音を鳴らしゃいいってもんじゃないし、あの頃の未完成な歌唱とチープなシンセを前面に出したアレンジだからこそ映える曲というのもやっぱり存在するわけで。

 

 『今では…今なら…今も…』は、こっちのテイクもいいよねって感じで。
 『孤独のRunaway』は歌もサウンドもより頼もしくなった感じがするし お気に入りテイクに違いはないんですけど、んーやっぱり原曲のほうがいいな。音色じゃなくギターフレーズはこっちのほうが好みだし、シンセブラスのリフレインはこの曲の味の決め手といってもいいくらい重要な要素だと思うんで、これが薄れちゃったのはちょっとな。まあでも拾ってくれただけでも感謝ですよね。『Mannequin Village』『悲しきdreamer』は見事にスルーされてしまったし。なんで選曲漏れしたんだろうって思ったら、後のインタビューで「忘れてた」とかぬかしやがって。

 

 ”Mixture mix” も全部で5曲ありますが、ぶっちゃけ原曲と大して変わってないです。
 ラスサビの歌詞が切なすぎる爽やか鬱ソング『YOU&I』、エキゾなAOR『JOY』、自己啓発ハードロック『MOVE』、哀愁鬱ロッカバラード『東京』、リードするエレキとバッキングを担うアコギの二本を核にしたダンサブルロック『hole in my heart』、暑苦しいGO!GO!サマーロック『KARA・KARA』、オネエ目線でダメ男を皮肉るイナバデラックスなハードロック『FUSHIDARA 100%』、上条さん目線で御坂美琴を皮肉る『RISKY』+『FRIENDSⅡ』系ナンバー『ビリビリ』、スポーツドリンクのCMソングみたいなアメリカンロック『Hi』、タイアップありき感バリバリの書き割りロックバラード『The Wild Wind』と、流石カップリング(A面曲も一部ありますけど)だけあってアプローチが実に手広くて面白いっすね。

 『SURVIVE』のデッドストックである未発表曲『あなたならかまわない』も佳曲ですね。Bメロの言葉の詰め込み様と歌いこなし様がまさに磐石のB’zスタイルって感じで。

 

 今さら言っても遅いですけど、私的には『HEY BROTHER』の”Mixture style” を入れて欲しかったっすね。その名の通りのミクスチャーアレンジで以って改変したヤツを是非とも聴いてみたかったなと。当時ミクスチャーロック(というかラップメタル)がブームだったわけだし。

 

 知名度がライト層にまで広がっていないだけというか、特別マニアックな曲がこぞっているというわけではないので、予備知識いっさいナシの状態で聴いてもまったく問題ありません。けど、やっぱりリテイク曲がいくつかあるんで、その原曲を一通り聴いてから手を出した方がより楽しめるかなと思います。

 

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