アルバム感想『LOOSE』/ B’z

LOOSE
『LOOSE』/ B’z
1995.11.22
★★★★★★★★★★

01. spirit loose ★★★★★★★★☆☆
02. ザ・ルーズ ★★★★★★★★★☆
03. ねがい(“BUZZ!!” STYLE) ★★★★★★★★★★
04. 夢見が丘 ★★★★★★★★★★
05. BAD COMMUNICATION (000-18) ★★★★★★★★★★
06. 消えない虹 ★★★★★★★☆☆☆
07. love me, I love you (with G Bass) ★★★★★★★★★★
08. LOVE PHANTOM ★★★★★★★★★★
09. 敵がいなけりゃ ★★★★★★★★☆☆
10. 砂の花びら ★★★★★★★★☆☆
11. キレイな愛じゃなくても ★★★★★★★★☆☆
12. BIG ★★★★★★★★★☆
13. drive to MY WORLD ★★★★★★★★★★
14. spirit looseⅡ ★★★★★★★☆☆☆

 

 

 

 当時の歴代最高イニシャル&史上9作目の1Weekミリオンを叩き出した これまた特大ヒット作。ついでに言うと1995年にリリースされたアルバムの中でいちばんヒットした作品がこれ。

 

 まあそういう売上がどうこうってのを抜きにしてもこれがB’zの最高傑作だと思いますよ。ブルージーなハードロック路線を継承しつつも、サウンド・マインドは共に開放的なものになり、ポピュラリティーもアプローチの手広さも抜群。豪快かつラフなサウンド、そこで弾ける唯一無二の稲葉節に痺れる、B’zならではのエンターテインメントを一枚に詰め込んだって感じで。

 

 『LOVE PHANTOM』はそのエンタメ性が一曲の中に仰山詰め込まれた名曲ですよね。ライブツアー「Pleasure’95 “BUZZ!!”」でのドラキュラダイヴの演出のために作られただけあって、1分以上に渡るイントロからもう雰囲気作りはバッチリ。オペラ風コーラスとストリングスを用いて重厚かつシリアスなムード。そこからラストまで勢いと緊張感を途切らせることなく駆け抜ける本編、特にプレイヤーが全位一体となって興奮を最高潮へと導く間奏は何度聴いても鳥肌モノです。コーラスとタックのギターがユニゾる終盤もいいっすねえ。

 

 

 ジャムセッション風にリメイクした『BAD COMMUNICATION (000-18)』は、原曲の煌びやかな80’sディスコの面影がないブルージーな仕上がりながら違和感はなく、寧ろ驚くほどに嵌ってます。単なるグレードアップものを否定するわけじゃないけど、こういうリメイクはやっぱりいいですよね、原曲も今まで通り物足りなさを感じることなく楽しんで聴けるし、アルバムのカラーにも適してる。軽快なノリ、ズッシリした質感、フリーダムなプレーと 本作全体の印象を集約したような一曲でもありますね。

 

 

 タック松本のギターと稲葉先生のフェイクの二本立てでお送りする小品『spirit loose』、弾けたブラスロックサウンドにダメ大学生の体たらくぶりを刻み付けた『ザ・ルーズ』、原曲よりも肉厚骨太テイクの『ねがい(“BUZZ!!” STYLE)』、オリエンタルな味わいの雄大ロッカバラード『夢見が丘』、ピアノ主体のスローバラード『消えない虹』、原曲よりもベースの厚みが増し、さらにコーラスが1箇所プラスされたテイクの『love me, I love you (with G Bass)』、マスコミ側の人間に扮してマスコミをディスる 上機嫌かつご機嫌斜めなマーチング風ブラスロック『敵がいなけりゃ』、乾ききった大地を連想させるミドルロック『砂の花びら』、楽曲製作中の稲葉先生の本音駄々漏れ的(本作リリース時点では既に離婚してましたけど)不倫バラード’95『キレイな愛じゃなくても』、内輪ネタを盛り込みつつ 自分自身を鼓舞するアコースティックナンバー『BIG』、ダイナミックなサウンドで以って果てなき道を駆けるイメージの『drive to MY WORLD』と、プライベートでのいざこざも外野からの攻撃も糧にしてしまう無敵っぷりを発揮した鉄壁のラインナップ。名盤です。リメイクもリエディットもリマスタリングも必要なし。

 

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