アルバム感想『NEOTOKYO FOREVER』/ CRAZYBOY


『NEOTOKYO FOREVER』/ CRAZYBOY
2018.7.4
★★★★★★★★☆☆

01. NEOTOKYO FOREVER ★★★★★★★★☆☆
02. PRIVATE PARTY ★★★★★★★★☆☆
03. PHENOMENON(feat.MadeinTYO) ★★★★★★★★☆☆
04. WAY UP ★★★★★★★★★☆
05. Japanicano (feat.FAKY) ★★★★★★★★★☆
06. U.N.I. (You & I) ★★★★★★★★★☆
07. LOCO (feat.THE BACKCOURT) ★★★★★★★★☆☆
08. ママへ / This is for MAMA ★★★★★★★☆☆☆
09. No more cry (feat.Ryuji Imaichi) ★★★★★★★★☆☆
10. BO$$ ★★★★★★★★★☆
11. Lights Off (feat.EXILE SHOKICHI) ★★★★★☆☆☆☆☆
12. Double Play ★★★★★★★★☆☆
13. ALIVE (feat.SWAY) ★★★★★★☆☆☆☆
14. FIRST CLASS XMAS (feat.OMI) ★★★★★★★★☆☆
15. Tropical Paradise ★★★★★★★★☆☆
16. 0921 ★★★★★★★★★☆
17. STARSHIP ★★★★★★★★☆☆
18. NEOTOKYO ★★★★★★★★★☆
19. Double Play Remix(feat.EXILE SHOKICHI) ★★★★★★★★☆☆

 

 

 

 三代目J Soul Brothersのパフォーマー・ELLYのソロプロジェクト・CRAZYBOYのベストアルバム。配信限定でリリースされた楽曲の他にもまっさらな新曲が7曲収録された、CRAZYBOY初のCD作品であります。

 

 ELLYはボーカルというより主にラップを担当しており、作詞や作曲(一部の楽曲で)にも携わってます。そして、主軸となっているのはヒップホップ。といってもRIP SLYMEやKICK THE CAN CREWのような…っていつの時代のアーティストを挙げてんだって感じですけど、そういう最初からお茶の間への意識を置いたポップな作風じゃなく、照明が仄暗いフロアでかかってそうな 一般的にイメージされてると思わしき作風。それを、既存のLDHファンなどヒップホップに馴染みのない人でも聴けるように聴きやすくした感じですね。

 

 ラップがメインとは言っても、歌うようにメロディアスなラップを披露してる曲も少なくないし、ゲストボーカルを招いてる曲もあるし、R&BやEDMを交えた曲もあるし、中にはサビだけ ばりポップでモロ三代目な『No more cry (feat.Ryuji Imaichi)』なんてのもあるし(まあ歌ってんのはチャーミー今市だし)、曲数は19曲と くそ多いけど それに近い振れ幅を有しています。でもポップ寄りなのは前述の『No more cry』だけです。

 

 また、ELLYの声はビターでしゃがれた感じで、私的にはフロウも込みでカッコいいと思うし ヒップホップにも合ってます。っていうかヒップホップ系のラッパー感バリバリなので、いくら楽曲が従来のヒップホップより聴きやすくなってるとはいっても、ヒップホップに馴染みのない人が この声やフロウを受け付けられるかといったら…。でも逆に言えばこの声が好きだとか受け入れられるということであれば、ヒップホップの入門としては最適な一枚になるんじゃないのかなと。

 

 ダンスフロアに仄暗い光系ナンバー『PRIVATE PARTY』、「ウェイヨー!ウェイヨー!」のくだりで欅坂46の志田愛佳を思い出す ディープブルーなイメージの四つ打ちナンバー『WAY UP』、クールなボーカルとしゃがれビターなラップの双方で聴かせノセる『U.N.I. (You & I)』、夏夜に最適な開放的かつ涼し気な『Tropical Paradise』、EDMコーティングの『921』、メロウで甘いムードに満ちた『STARSHIP』など、これらは決して歌モノではなくラップがメインではありますが、いずれもフックはメロディアスで良きかな良きかな。

 

 

 

 甘く色気あるボーカルとの絡みも上々の、フロアをブルーライトで染めるバウンシーナンバー『Japanicano (feat.FAKY)』、セクシーなボーカルも相俟ってムーディーに仕上がった『LOCO (feat.THE BACKCOURT)』、登坂のボーカルが入った途端ロマンティックなムードに転化する クリスマスにしてはやけにシックな作りの『FIRST CLASS XMAS (feat.OMI)』といったボーカリストをフィーチャーした楽曲もいいし、お経ラップをお届けする閉塞的ナンバー『NEOTOKYO FOREVER』『PHENOMENON(feat.MadeinTYO)』『BO$$』、ルーズでなおかつチャラいようでグルーヴィーなラップを終始かますプレーンなヒップホップ『Double Play』、トラップを駆使した ワルそうな雰囲気バリバリの『NEOTOKYO』もかなり好感触。

 

 

 

 でもすんません、『Lights Off (feat.EXILE SHOKICHI)』『ALIVE (feat.SWAY)』だけはどうも嵌まれませんでした。前者に関してはロッキッシュなアレンジがあんまし。ギターサウンドいらなくない?

 

 『ママへ / This is for MAMA』はタイトルからして00年代に一時期 散見された マジ感謝系ラップのナンバーかなと思っちゃうのですが、それは飽くまで歌詞だけで、トラックは閉塞的フロア感に叙情的なピアノを掛け合わせたもの、そしてラップも変に人情味をむき出しにしたものじゃなく至ってクールな振る舞い。ここでこれ見よがしな温かい人演出なんかされたら確実にげんなりしてたけど、思ってたより良かった。

 

 

 この作品で初めてCRAZYBOYの楽曲を聴いたんですけど、結構気に入りました。聴きやすいしノレるし このボリュームでも最後まで苦にならずに聴けたし。次の作品も聴いてみたいっすね。

 

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