アルバム感想『疾風乱舞 -EPISODE Ⅱ-』/ DA PUMP

疾風乱舞-EPISODE II-(CCCD)(DVD付き)
『疾風乱舞 -EPISODE Ⅱ-』/ DA PUMP
2004.7.7
★★★★★★★★★★

01. 亜流NOISE ★★★★★★★★☆☆
02. 琉STYLE ★★★★★★★★★☆
03. You are the “ONE” ★★★★★★★★☆☆
04. Night Walk ★★★★★★★★☆☆
05. Silent Rain ★★★★★★★☆☆☆
06. Caliente Baile ★★★★★★★★★☆
07. GET ON THE DANCE FLOOR ★★★★★★★★★★
08. Riddim to Go ★★★★★★★★★☆
09. Make it hot ’04 ★★★★★★★★★★
10. Cross Over  ★★★★★★★★★☆
11. Your Song  ★★★★★★★★★☆
12. 轍-WADACHI-  ★★★★★★★★★☆
13. 波風-NAMIKAJI-  ★★★★★★★★☆☆

 

 

 富樫師匠の元を離れ、セルフプロデュースで作り上げた5thオリアル。

 ダンスミュージックが主軸となっているという点では これまでと変わりないんですが、主に和楽器を駆使して様々なタイプの音楽にアプローチを掛けているのが サウンドにおける本作ならではの特徴。和楽器どころか生演奏テイクを採用すること自体が今までほとんどなかったし、そもそも ほぼ全曲において土台を作っているのはメンバー自身なので、今までとはまるで別物、とまでは言いませんが 聴き心地は凄く新鮮。それでいて生命力が漲っている。富樫師匠の下で培った スキルとか色気とか精神性とか そういったものと 彼らが発信する独自のアイデアとが相乗して生まれた音楽ですから、ただ単に耳当たりが良い音楽に終止するわけがありません。

 

 初っ端から凄いです。『亜流NOISE』は 和太鼓、尺八、三線などの和楽器をメインに据えた なんかちょっと儀式っぽいカンジの曲。KENのお経みたいなラップや雨にも負けず風にも負けず褌いっちょで腹から声出してるみたいな男気溢れるコーラスがムードメイキングに大きく寄与しています。暑苦しいです。そしてなんだかスケール感があります。「ご!き!げん!だぁぜぇ~~~!!!!」とか「なんていうんですか備長炭~♪」とかそういうノリしか求めてない人は この時点で脱落してしまうかもしれません。

 



 

 これ以降も、キレのある三線を取り込んだチャキチャキのダンスナンバー『琉STYLE』、ハウスとヴァイオリンとの掛け合わせがプリン×醤油ばりに意外な旨味を生み出している『You are the “ONE”』、渋いアレンジで聴かせるボッサ系ミドルダンスナンバー『Night Walk』、トランペットの音色が切なさとアダルティな味わいを深めた コンテンポラリーなミドルスロー『Silent Rain』、「なんちゃって○○」「○○風味」では片付けられない 実に情熱的で躍動感に満ちたサルサナンバー『Caliente Baile』、MCも演奏もフリーダムに弾けた オールドスクールヒップホップ意識のファンキーなダンスナンバー『GET ON THE DANCE FLOOR』、熱気ムンムンなダンスホール系アップナンバー『Riddim to Go』、扇情的なボイスワークが舵を取る クールでゲキアツなフロアナンバー『Make it hot ’04』、生々しいグルーヴとゴージャスなムードに痺れまくれる フュージョン系アップナンバー『Cross Over』、琉球風味豊かなハートフルミドル『Your Song』、『亜流NOISE』と同様に 尺八と琵琶と箏などの和楽器をメインにした 重厚で力強い歌モノナンバー『轍-WADACHI-』、沖縄の民謡歌手・大城美佐子氏をフィーチャーした 「母なる海への帰還」といったイメージの『波風-NAMIKAJI-』と、アイデアフルで楽しくて大いにノれるばかりか、プレイヤーでないただのリスナーの身でありながらも「生」を実感するような楽曲が多数。

 

 DA PUMPがパフォーマーとしてだけではなく、クリエイターとしての才も見せ付けた超傑作。1st~3rdに比べたら やや取っ付きにくさはありますが、DA PUMPにちょっとでも興味を持ったら ベスト盤をすっ飛ばしてでも聴く価値がある一枚かと。

 

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