アルバム感想『Do As Infinity X』/ Do As Infinity

Do As Infinity X (AL+DVD)
『Do As Infinity X』/ Do As Infinity
2012.10.10
★★★★★★★★☆☆

01. ヨアケハチカイ ★★★★★★★★☆☆
02. 東京亜熱帯 ★★★★★★★★★★
03. Work! ★★★★★★★☆☆☆
04. 蓮華 ★★★★★★★★☆☆
05. mannequin ★★★★★★★☆☆☆
06. コペルニクス ★★★★★★★★☆☆
07. Right now ★★★★★★★★★☆
08. 送電線 ★★★★★★★★☆☆
09. また明日も少しだけ頑張ろうとおもう ★★★★★★★☆☆☆
10. ROCK DAYZ ★★★★★★★★★☆

 

 

 2014年時点で最新作にあたる10thオリアル。

 まず、作品の内容と直接関係ないトコに触れますと、1stからずっと続いていたアルバムタイトルのしりとりがここで途切れました。本作を象徴する「E」始まりのタイトルを用意できなかった(前作のタイトルが『TIME MACHIN”E”』なので)のか、「10」という節目の数字にこだわったのかはよくわからんですけど。発売日もまさかの「10月10日」だしな。

 

 で、アルバムの内容についてですが、一曲一曲の出来は復活以降では いちばん冴えているし、マンネリを感じることもなくなりました。その最たる要因として挙げられるのは、ドラムの質が変わったことですね。ひょっとしてほとんど打ち込みなんじゃない?音がだいぶ軽くなってます。いや、「軽やかになった」って言ったほうがいいのかも。ほとんどの楽曲でそれがプラスに作用してるし。グッジョブだぜ亀田師匠。

 

 オリエンタル風味のミドルバラード『蓮華』、陽気でダンサブルなポップロック『Right now』、ブレイクビーツに近い感触の疾走リズムが爽快で心地良いアッパーなロックナンバー『コペルニクス』、エセR&Bチックなミドルバラード『mannequin』など、そのことが有用してマンネリを上手いこと回避しています。逆に言うと、各曲でやってること自体はこれまでと大して変わらんのよね。

 

 一方、ハードロック系の『東京亜熱帯』は前作みたく骨太な音のほうがよりカッコよく仕上がったと思いますけど、このテイクも悪くない。つーかこの曲が本作ではダントツにカッコいい。さらに言うと、本作で気に入ってる曲っつったら、前述の『東京亜熱帯』とか『ヨアケハチカイ』とか『ROCK DAYZ』とかライブ映えする疾走ロックナンバーになっちゃうんだよな結局。

 

 

 あと、解散前から数多くのドゥアズ曲で詞を提供してはドゥアズのパブリックイメージを築き支えてきた川村サイコが全曲の歌詞を手掛けているのも本作の特徴のひとつ。母娘の絆を歌った『送電線』や 環境問題に対する意識が低い日本人に警鐘を鳴らす『東京亜熱帯』など、単に歌詞が目を惹く訴求力を有してるだけでなく、楽曲と上手く協働して相乗効果を生み出せているのはサスガ。中には、アラサー女子に向けたと思わしき激励歌詞(『Work!』)や、「なんや、これ伴ちゃんが書いたんじゃないんか」と思っちまった労い歌詞(『また明日も少しだけ頑張ろうとおもう』)もあったりと テーマや言葉のチョイスが多様なのも強み。

 

 復活後の作品ではこれが随一の出来だと思います。ドゥアズにとって亀田師匠と川村サイコの存在がいかにデカイかというのを改めて痛感した次第。

 

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