アルバム感想『BRAND NEW DAYS』/ Do As Infinity

BRANDNEW DAYS
『BRAND NEW DAYS』/ Do As Infinity
2015.2.25
★★★★★★★★☆☆

01. Mysterious Magic ★★★★★★★★★☆
02. EDGE ★★★★★★★★★★
03. Brand new days ★★★★★★★★☆☆
04. 蒼生 ★★★★★★★☆☆☆
05. Rapunzel ★★★★★★★★☆☆
06. 夢の終わりに ★★★★★★★☆☆☆
07. Marionette ★★★★★★★☆☆☆
08. Route 16 ★★★★★★★★★☆
09. Always ★★★★★★★☆☆☆
10. song for you ★★★★★★★★☆☆
11. はじまりの場所 ★★★★★★★★★★

 

 

 伴ちゃんの産休、第一子出産を経て約2年4ヵ月ぶりにリリースされた11thアルバム。タイトルは『BRAND NEW DAYS』ということで、当然ながらタイトルしりとりは完全無視。ほんとに前作で打ち切りになったネタのようでございます。

 

 久々のリリースとなりましたが、演ってることはえらく普通のポップスばっかです。2015年発売のアルバムですが、2005年に発売されても何の違和感もありゃしません。初期のようなヒンヤリUKロックとはだいぶかけ離れてるし、全盛期のようなオルタナ要素もほぼ皆無。かと言って、同じ普通のポップスでも『NEED YOUR LOVE』みたいなチープさや覇気のなさも特に孕んでないので、もうほんとのほんとにオーソドックス、オーディナリー、ニュートラルなポップスなわけですよ。大阪港南を走るAGT路線はニュートラム、ということで、まあこれはどうでもいいんですけど。

 

 復活後は、復活前とはまた違ったドゥアズっぽさがある程度 確立されたと同時に 演ることもある程度 定型化されてきたことが個人的には少なからずネックだと感じていたのですが、ドゥアズたる手癖があまりない匿名性の高いJ-POPが大半を占めてるこの状況は 結果的にマンネリ回避となっているがゆえに私的にはいい変化と捉えたい。ちょっとしたアレンジの変化によって なんとかマンネリをセーブしていた前作でさえ、着手している根本の楽曲自体は「相変わらず」でしたからね。

 

 んで今回はサウンドプロダクションが過去最高にクリア。そしてリズムの音触りが軽すぎでもなく もったりすることもない響きで、4thアルバム『TRUE SONG』以降の全作品をこのプロダクションで演り直して欲しいくらい。

 初っ端から景気よく豪快に切り込む『Mysterious Magic』、これまた過去最高のレベルで活きがいいストレートな爽快ロック『EDGE』といった 序盤の疾走アップナンバー2曲で特に顕著で、リズムのソリッドな音触りが楽曲の好感触ぶりにそのまま直結していて非常によき仕事ぶりを魅せてます。てか後者ナンバーのサビの「いま君にないの?ないの?ないのか?」のくだりは なんかよく分からんがドゥアズっぽいと思わせる謎のフックで何気に印象的。

 


 

 3連バラード『蒼生』は最初聴いた時ちょっと驚きました。冒頭の3音を聴いただけでまたしても「まじドゥアズっぽい」と思ってしまう不思議。

 

 幻想性を秘めたエキゾチックなミドルナンバー『Rapunzel』は、初期中の初期に打ち出した深遠さを継承した楽曲。なんだ、伴ちゃん普通にこういう曲歌えんじゃん。声色に多少の変化はあったし、かつてのようなミステリアスさや雪女っぽさは薄れたけど、歌唱力という点では劣化してないし、やっぱりこの手の楽曲との相性はバッチリ。

 てゆーか、こんだけちゃんと歌えるんだから、普通のポップソングばっか演ってないでもう2,3曲くらい昔からの強みを活かした曲を演らんかい。冒険せえ冒険を!自分ら冒険者やろ!?なに傍観者側に回っとんねんと。胸の隅にあった冒険心は いま君にないの?ないの?ないのか?と。

 

 その他、ジャケ写のイメージに違わぬ開放的な躍動ポップナンバー『Brand new days』、生半可に懐かしさを感じさせるポップロック『夢の終わりに』、本作では数少ない復活後のドゥアズっぽいミドルナンバー『Marionette』、泥臭いアメリカンロックサウンドと瑞々しい歌メロで聴かせるミドルポップス『Route 16』、ごく普通のバラードかと思いきや Bメロでの転調に不意を突かれた『Always』、清々しいミドルナンバー『song for you』、水の都ヴェネチアの夜明け前の情景が浮かぶような大らかなバラード『はじまりの場所』と、ほとんどが匿名性の高い普通のポップスだけど、トータル的には意外と普通以上に良いアルバムでした。『EDGE』『はじまりの場所』なんてドゥアズ全時代を通しても超傑作にあたる曲じゃんか。

 


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