アルバム感想『Craving』/ Fayray

Craving
『Craving』/ Fayray
1999.5.26
★★★★★★★★☆☆

01. in four~Love Always,
02. 太陽のグラヴィティー ★★★★★★★★★★
03. Neon Tetra ★★★★★★★★☆☆
04. Daydream Cafe ★★★★★★★★★☆
05. PURE WHITE ★★★★★★★★☆☆
06. Same night,Same face ★★★★★★★☆☆☆
07. YURA・YURA~Vibration ★★★★★★★★☆☆
08. UNTOUCHABLE GIRLS ★★★★★★★★★☆
09. Powder Veil ★★★★★★★★★☆
10. Craving ★★★★★★★★☆☆
11. Daydream Cafe (DA MIX) ★★★★★★★★★☆

 

 

 女性ソロシンガー・Fayrayの1stアルバムで、最初で最後の浅倉大介プロデュース作品。

 

 ということで、Fayray自身が作曲アレンジさらにはピアノ演奏まで手掛けたインスト『in four~Love always,』を覗けば、収録曲すべて漏れなく天下の浅倉節がもーれつに炸裂しちゃってます。ロックやコミカルといった要素を抜き取った女版T.M.Revolution(初期~全盛期)といった感じですね。

 

 浜田雅功×濱田岳が共演したドラマ『ひとりぼっちの君に』を思い出すこと請け合いな ラテンテイストのアップナンバー『太陽のグラヴィティー』はJ-POP of 1998において燦然と輝く名曲で、T.M.Revolutionの『HIGH PRESSURE』と並んで浅倉系ポップスの最高峰と言ってもいいナンバーであります。やっぱりサビ手前のキーボードでしょ。これぞ90’s J-POP、これぞ天下の浅倉節って感じで。

 

 (1999年当時の)都会的かつ近未来的なキラメキを照射したデジタルポップス『Neon Tetra』、タイトルからしてラウンジっぽい作風なのかと思いきや、スペーシーな音使いと午後の昼下がり感が混ざり合わず水と油みたいにただ重なってるだけという なんだかヘンテコな仕上がりになってる物憂げミドル『Daydream Cafe』、T.M.Revolutionの『LEVEL4』を想起させるリフを下地とした 中期90’s J-POP感溢れるサマーポップス『PURE WHITE』、本作中でも特にサイバーテイストが強めなクールナンバー『Same night, same face』、ブリトニー系シャッフルナンバーを浅倉節で以て先取りした的なダンサブル曲『YURA・YURA~Vibration』、T.M.Revolutionの同タイトル曲をややムーディーにリアレンジしてカバーしたダンサブル曲『UNTOUCHABLE GIRLS』、当時ヒットしていた鈴木あみの『white key』に対抗した的なメランコリックなミディアムスロー『Powder Veil』、浅倉先生とFayrayの共作であるミディアムスロー『Craving』、カフェっぽさ無視の幻想的デジタルミドルバラードへとリアレンジされた『Daydream Cafe(DA MIX)』など、小室直系である天下の浅倉節が1999年の時点でJ-POPフィールドにおいてすっかり汎用化されたことが如実に表れたようなラインナップ。

 

 いやあ時代錯誤感が尋常じゃありません。あまりにミドル/レイター90’sすぎる上に、J-R&Bと違って色褪せないカッコよさがあるわけじゃなく作りはチープだから、ハッキリ言ってダッサダサなのですが、思い出補正も手伝って個人的にはこの埃を被ったきらびやかさがツボなんですよね~。Fayrayは当時から歌は上手かったけど、明らかに本作以降のピアノ主体のポップスのほうが適してるよなって感じが。彼女にとって黒歴史的存在でしかないというのも納得であります。

 

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