アルバム感想『TOGENKYO』 / フレデリック

TOGENKYO 初回限定盤(CD+DVD)
『TOGENKYO』 / フレデリック
2017.10.18
★★★★★★★★☆☆

1. TOGENKYO ★★★★★★★☆☆☆
2. スローリーダンス ★★★★★★★★★☆
3. かなしいうれしい ★★★★★★★☆☆☆
4. たりないeye ★★★★★★★★☆☆
5. ミッドナイトグライダー ★★★★★★★★☆☆
6. パラレルロール ★★★★★★★★☆☆
7. RAINY CHINA GIRL ★★★★★★★★☆☆

 

 

 前作から約1年ぶりとなるミニアルバム。

 ボリューミーだった前作とは打って変わり全7曲入りと控えめになっていますが、何かしらコンセプトが設けられてるとか、『オドループ』『ワンダーテンダー』で確立されたフレデリックの鉄板スタイルとは全く別の道を行く実験的サウンドに取り組んだとか、そんなことは一切ございません。

 

 オープニングの『TOGENKYO』なんて、四つ打ちサウンド然りフレーズのチョイス然り、フレデリックの鉄板スタイルを1mmのブレなくまっすぐ貫いてるし、先行シングルである『かなしいうれしい』も まんまその路線。

 


 


 

 この2曲だけ聴くと「なんだよ、全然変わってねーじゃん!」って感じなんですけども、ラストを除く残り4曲のファンク系でいい仕事してくれてます。そして、それがいい味出してます。

 

 80sっぽいシンセとファンキーなアンサンブルを掛け合わせ、サビでの色気あるファルセットとコーラスワークがムードメイキングに有用した 渋みあるファンクナンバー『スローリーダンス』、ここ数年のあいだ日本のミュージックシーンでちょっと蔓延っていたシティポップっぽさを取り込んだオシャレぶったファンクナンバー『たりないeye』、安っぽくも蛍光色的な音色を放つシンセが近未来感をちらつかせる、リードギター&カッティングギターの絡みが求心力上々な『ミッドナイトグライダー』、ラップっぽい早口な歌い回しと タイトで躍動感あるドラムとベースがこれまで以上に溌剌としたグルーヴを生み出した『パラレルロール』と、前作とほとんど路線変更をしていないながらも、各々のスキルアップやアイデアの加味などプラスアルファがしっかり活きていて、ここはかなり好感触。

 

 んでラストの『RAINY CHINA GIRL』は、タイトル通り雨降りでチャイナっぽい雰囲気が出てるユルノリダンスナンバー。中身ウスペラーズな様が如何にもフレデリックって感じで、まあいい感じの曲。

 

 何故フルじゃなくミニアルバムなのかはよく分からんが、前作より面白かったのでまあいいってことよ。やっぱりこの人らは裏打ちよりもファンク系のほうが絶対いい仕事するってことも改めて実感したし。前作の延長ではあるけど、ファンク系に関してはちゃんとアップデートされてるんで、前作のファンク系が気に入ったなら聴いて損はないです。

 


 

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