アルバム感想『HIDE YOUR FACE』/ hide

HIDE YOUR FACE
『HIDE YOUR FACE』/ hide
1994.2.23
★★★★★★★★★☆

01. PSYCHOMMUNITY ★★★★★★★★☆☆
02. DICE ★★★★★★★★★★
03. SCANNER ★★★★★★★★★☆
04. EYES LOVE YOU (T.T.VERSION) ★★★★★★★☆☆☆
05. D.O.D.(DRINK OR DIE) ★★★★★★★★★★
06. CRIME OF BREEN St
07. DOUBT (REMIX VERSION) ★★★★★★★★☆☆
08. A STORY ★★★★★★★★☆☆
09. FROZEN BUG’93 (DIGGERS VERSION) ★★★★★★★★☆☆
10. T.T.GROOVE
11. BLUE SKY COMPLEX ★★★★★★★★☆☆
12. OBLAAT (REMIX VERSION) ★★★★★★★★★★
13. TELL ME ★★★★★★★★★☆
14. HONEY BLADE ★★★★★★★☆☆☆
15. 50% & 50%(CRYSTAL LAKE VERSION) ★★★★★★★★★☆
16. PSYCHOMMUNITY EXIT ★★★★★★☆☆☆☆

 

 

 X JAPANのギタリスト・hideの1stソロアルバム。

 Xでは『CELEBRATION』『Joker』といったポップ寄りのロックンロールナンバーや『Love Replica』なる摩訶不思議な音世界で魅力するインストなどを手掛けてましたが、本作は そこで断片的に覗かせていたポップセンスを開花させ、Xでは発揮し得なかった独自のカラフルな音楽性やユーモアを爆発させた会心の一作なのであります。

 

 マーチングリズムを下地にギターが高らかに歌い上げる勇壮なインスト『PSYCHOMMUNITY』からhideならではのポップアートは花開き、始終 捲し立てボーカルが炸裂する高速グランジ『SCANNER』、開放的で瑞々しいメロディアスなポップナンバー『EYES LOVE YOU (T.T.VERSION)』、メタリックなギターサウンドが牽引するユーモアに富んだ宴会ハードロック『D.O.D.(DRINK OR DIE)』、ハードかつヘヴィでありつつポップさも十分備わったインダストリアルロック『DOUBT (REMIX VERSION)』、ドラマのワンシーンを美しく彩るような繊細で麗しいミドルスロー『A STORY』、鈍重なギターリフでグイグイ引っ張る『FROZEN BUG’93 (DIGGERS VERSION)』、陽気かつ妖艶なブラスロック『BLUE SKY COMPLEX』、hideのアンセム的な立ち位置のポップで眩い名曲『TELL ME』、切なさが暴発したロックナンバー『HONEY BLADE』、カントリー風アレンジによって軽快さとアバンギャルドさがより際立った『50% & 50%(CRYSTAL LAKE VERSION)』など、名刺代わりというより看板をガツンとぶつけてきた感じの強力かつ豪華絢爛なラインナップ。楽曲のみならず、hideの声色もバリエーションが豊富で、それもアルバム全体の多彩さに少なからず寄与しています。

 

 

 私的にいちばん好きなのは3rdシングル曲でもある『DICE』。本作で唯一V系らしき雰囲気を醸し出した退廃的なハードロックで、サビメロの耽美さやサウンドの攻撃性、そんな楽曲のイメージとは裏腹のポジティブなメッセージの掛け合わせが魅力的な名曲であります。

 そして『OBLAAT (REMIX VERSION)』。hideのソロ楽曲のイメージを司るハード・ポップ・ユーモア・アバンギャルドといった要素が混在していたり、終盤ネジが外れてぶっ壊れていく展開が繰り広げられていたりと、hideのワン&オンリーなアイデンティティが1曲の中に凝縮された 代名詞も同然の楽曲で、これもまた素晴らしい。

 

 オリジナルアルバムは全部で3作しかなく、いずれも優劣つけがたい良作なので、ベスト盤を聴いて終わりにせず、本作から最終作まで全て聴いてしまおう。

 

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