アルバム感想『幸せが溢れたら』 / indigo la End

幸せが溢れたら(初回限定盤)
『幸せが溢れたら』 / indigo la End
2015.2.4
★★★★★★★☆☆☆

01. ワンダーテンダー ★★★★★★★★★☆
02. 瞳に映らない ★★★★★★★☆☆☆
03. 夜汽車は走る ★★★★★★★★★★
04. 心ふたつ ★★★★★★☆☆☆☆
05. まなざしの予感 ★★★★★★★☆☆☆
06. 実験前 ★★★★★★★★★☆
07. ハートの大きさ ★★★★★★★☆☆☆
08. 花をひとつかみ ★★★★★★★★☆☆
09. つぎの夜へ ★★★★★★★☆☆☆
10. さよならベル ★★★★★★★★★☆
11. 幸せが溢れたら ★★★★★☆☆☆☆☆

 

 

 ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音による4人組ロックバンド・indigo la Endのメジャー1stアルバム。

 美しく感傷的な旋律とシンプルながら土台がしっかりした演奏による メロディアスなポップロックを演ってます。
 そして ここ最近のJ-ROCK界隈で幅を利かせている草食系ボーカルと 女々しさを滲ませる歌詞の効果もあってか、実にカマ臭くて湿っぽいといった印象。楽曲の表面的なイメージとは裏腹に、骨のある演奏を聴かせてくれるトコもなんかカマっぽいっすね。キャラはバリバリ オネエ系でもガタイが良いKABA.ちゃんとか思い出す。

 


 

 どのパートも演奏が上手いですが、特にベースがいいです。存在感がありながらも出しゃばりすぎずちゃんと土台を支えていて、時折さり気にリードをとるっていうこの立ち振る舞いが実にナイス。

 『実験前』は根幹こそメロディアスな歌モノポップロックながら、歌の妨害をしないギリギリのラインで演奏陣がそれぞれ自己主張し、終盤では箍が外れたかの如く圧巻の演奏バトルを繰り広げているし、『花をひとつかみ』では前奏・後奏で変態ファンキーなプレーで魅せ、歌パートでは(メロディの)美しさ・繊細さ・(演奏の)骨太さを打ち出していて、まるでオネエ系のざっくりしたイメージを音像化したかのよう。

 


 


 

 『夜汽車は走る』『さよならベル』は彼ら鉄板スタイルの楽曲の中でもメロディの求心力がとてつもないナンバー。カマ臭いボーカルがここでは大きく有用しています。
 後期LUNA SEAを想起させる疾走ロック『ワンダーテンダー』と先述の『実験前』はメロディの良さに加えて演奏のカッコよさがひと際立っていて特に気に入ってます。
 『ハートの大きさ』はギターがマジinspired by LUNA SEAで、凛として時雨とか思い出す。あくまでギターサウンドだけの話で、楽曲自体は彼らの鉄板スタイル。

 


 

 『心ふたつ』『幸せが溢れたら』といった温かみあるバラードは私的にイマイチなんですけど、同じ聴かせる系統でも『つぎの夜へ』は神聖なオーラを醸し出していて これは割とよさげ。もはやボーカルなんかいらねぇんじゃねえかってくらいに。そして これもちょっとLUNA SEAを思わせる雰囲気と音作り。作品全体というかバンド自体はスピッツにインスパイアされてるって感じがするんですけどね。

 曲によってはカマ臭いボーカルが鼻につくこともあるし 飽きやすくもありますが良作です。オネエ系バンドは侮れませんな。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です