アルバム感想『Origin』/ KANA-BOON

Origin
『Origin』/ KANA-BOON
2016.2.21
★★★★★★★☆☆☆

01. オープンワールド ★★★★★★★☆☆☆
02. 机上、綴る、思想 ★★★★★★★☆☆☆
03. なんでもねだり ★★★★★★★☆☆☆
04. ランアンドラン ★★★★★★★☆☆☆
05. anger in the mind ★★★★★★★☆☆☆
06. インディファレンス ★★★★★★★★★☆
07. talking ★★★★★★★☆☆☆
08. グッドバイ ★★★★★★★★☆☆
09. 革命 ★★★★★★★☆☆☆
10. ダイバー ★★★★★★★☆☆☆
11. スタンドバイミー ★★★★★★★☆☆☆
12. Origin. ★★★★★★★★☆☆

 

 

 前作から約1年1ヵ月ぶりとなる3rdアルバム。こんなタイトルですけども、弁当とはもちろん何の関係もありません。

 


 


 

 何の変哲もない開放的アップナンバー『オープンワールド』、裏打ち疾走ロック『机上、綴る、思想』『ランアンドラン』、彼らが最も得意とする 四つ打ちダンスロック『なんでもねだり』、歌モノ寄りの裏打ちロック『talking』、アジカンっぽい疾走ロックサウンドに裏打ちリズムを取り入れた『革命』、 ミディアムなポップロック『ダイバー』、疾走アップなポップロック『スタンドバイミー』、上昇気流に乗ってる的疾走ロックナンバー『Origin.』と…

 

 前作とそんなに大きく変わったトコはないですが、前作よりも若干ロック度がアップしたような感じはしますね。Acid Black Cherryを軽くなぞってみた的なダークサイドのロックナンバー『anger in the mind』なんてのもあるし。それでもJ-POP成分はまだまだ高めで、良くも悪くも全体的にコンビニエンスな感じがあるな。

 


 

 個人的にいいなと思ったのは、これまたAcid Black Cherryっぽい作風のダークなロックナンバー『インディファレンス』。ファルセットで儚げな雰囲気を醸し出したり、ラモーンズの「Remember the Rock’n Roll Radio?」を彷彿させるマーチングリズムを取り込んだりと、狙いがよく分からないヘンテコな仕上がりなのが逆に面白い。でもこういう楽曲はアルバムに1曲あるかないか程度の頻度で十分だな。イレギュラーな存在ゆえに映えるものですからね。

 

 演奏面では『グッドバイ』が良かった。ジャジーでファンキーなノリが彼らには新鮮でこれはかなり好感触…と喜ぶのも束の間、青くさく頼りない少年ボーカルが楽曲の渋めな雰囲気にちっとも合ってなくて完全に水と油状態。アイドルがオリジナルアルバムの中盤でチャレンジ感覚でやってるみたいな感じにちょっと近いけど、ここではミスマッチな面白さが出るどころか雰囲気を打ち消すに止まってしまってるので、欲張らずファンキーなノリだけ取り込んだほうが良かったと思います。

 


 

 とりあえず、今回聴いて改めて実感したのは、彼らはやっぱり裏打ちダンスロックと、『ダイバー』『スタンドバイミー』などの「健気に頑張る弱虫」系メロディアスポップロックがいちばんハマりが良いなってこと。つっても、前者に関しては以前に比べて求心力がダウンしてるのが気掛かりだし、後者は後者でそもそもオリジナリティに長けてるとは言い難いのが難点。

 新たな一手に取り組もうとする意思はしっかり感じ取れるんですけどねえ、 ボーカルの声質があんな感じゆえに、背伸びしたところで全然届きゃしないっていう。苦手な曲は皆無だけど、能動的に繰り返し聴こうとはならないアルバム。

 

 

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