アルバム感想『touch Me!』/ 倉木麻衣

touch Me!
『touch Me!』/ 倉木麻衣
2009.1.21
★★★★★★★★★★

01. touch Me! ★★★★★★★★★☆
02. 一秒ごとに Love for you ★★★★★★★★☆☆
03. Break the Tone ★★★★★★★★★☆
04. 夢が咲く春 ★★★★★★★☆☆☆
05. I can’t believe you !! ★★★★★★★★★☆
06. Secret Lover ★★★★★★★★☆☆
07. Hello! ★★★★★★★★☆☆
08. 24 Xmas time ★★★★★★★★★★
09. Catch ★★★★★★★★★★
10. You and Music and Dream ★★★★★★★☆☆☆
11. TOP OF THE WORLD ★★★★★★★☆☆☆
12. 夢が咲く春-remix- ★★★★★★★☆☆☆

 

 

 

 約1年ぶりとなる8thアルバムです。

 『夢が咲く春』『You and Music and Dream』『一秒ごとに Love for you』『24 Xmas time』といったシングル4曲全てがてんでバラバラなベクトルを向いていたので アルバムはどんな様相になるんだろうと思ってましたけど、前作に引き続き R&B路線の楽曲を中心としたラインナップ。しかし、前作が全体的にモノクロで(麻衣ちゃんにしては)ブラックフレーバーが強めな印象だったのに対し、今回は煌びやかで程よくポップ感を纏った感じが。

 

 あと、歌詞のスタイルがちょっと変わりましたね。いわゆる「心臓から口が飛び出る」かの如く麻衣ちゃんのキャラクターがついに爆発したかって感じで。それが影響してか、言葉の吸引力が格段にアップしていて、今まであった添え物という印象を覆すことに成功してます。

 

 初っ端から麻衣ちゃんの思いとキャラが爆発した躍動的アップナンバー『touch Me!』、開放的で爽快感たっぷりな サウンド厚めのポップロックナンバー『一秒ごとに Love for you』、冒頭で炸裂するダサいオケヒ、頻繁に繰り出されるダサカッコつけな合いの手、小気味良いリズミカルなトラック、激キャッチーな歌メロ、麻衣ちゃんならではのユーモアを交えて軽やかにマニフェストした歌詞と、耳を惹く要素とツッコミどころがやたら多い 本作きっての珍作にしてベストナンバー『Break the Tone』、軽快なベースとギターが心地良い 派手さを押さえたポップソング『夢が咲く春』、ブラックフレイバー溢れるムーディーでちょっと踊れるトラックがカッコいいのに、舞台が学校で色気が欠片もない歌詞がそれと全く関係なくてやっぱり珍妙な印象を受ける『I can’t believe you !!』、麻衣ちゃん色っぽくなったなあと改めて実感した まったりとろとろなミドルスロー『Secret Lover』、本作中もっとも麻衣ちゃんのパブリックイメージに近い清涼バラード『Hello!』、男性ラッパー・KEN-RYWを客演に迎えた、ハイティーン女子風情の楽しげミドルR&B『24 Xmas time』、冒頭のぶっちゃけフレーズと ありのままの自身を曝け出す覚悟を決めた的な歌詞が目を惹くシリアスアップ『Catch』、アルバムのラストを飾るには十分な超正統派バラード『You and Music and Dream』と、今回はかつてないくらいに曲の出来が良すぎ。

 

 『delicious way』『FAIRY TALE』とはまた違う ブラックとポップとのバランス感覚が絶妙だし、先述通り 一気に爆発した麻衣ちゃんのキャラがほとんどの収録曲で ちゃんとプラスアルファとして機能してるのがいいっすね。

 

 原曲忠実にカバーしたのが却って意外でビックリな『TOP OF THE WORLD』、サビメロだけをピックアップしてテクノチックなサウンドにスクラップ&リビルドした『夢が咲く春-remix-』、どちらも悪くはないけど、能動的に聴こうと思うような曲ではないし、素直に『You and Music and Dream』で終わりにしとけばええやんって感じ。そんな終盤2曲の存在を考慮しても、私的には1st『delicious way』と双璧を成す傑作です。

 

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