アルバム感想『亡骸を…』 / 黒夢

亡骸を…
『亡骸を…』 / 黒夢
1993.6.11
★★★★★★★☆☆☆

01. UNDER… ★★★★★★★☆☆☆
02. 終幕の時 ★★★★★★☆☆☆☆
03. DANCE 2 GARNET ★★★★★★★☆☆☆
04. 賛美歌 ★★★★★★★☆☆☆
05. 十字架との戯れ ★★★★★★★☆☆☆
06. MISERY ★★★★★★★☆☆☆
07. If ★★★★★★☆☆☆☆
08. JESUS ★★★★★★★☆☆☆
09. 親愛なるDEATHMASK ★★★★★★★★★☆
10. 亡骸を ★★★★★★★☆☆☆

 

 

 初のフルアルバムにしてインディーズとしては最後となる作品。『中絶』『生きていた中絶児』で打ち出した黒い夢の音世界を基盤としつつ、メロディアスさを際立たせたり耽美さを纏ったりとキャッチーさを身に着けたことで 間口が広がりました。ざっくり言うと、ザ・V系っぽいアルバムですな。

 

 疾走メロディアスな『MISERY』『JESUS』、「10」から始まって「-2」までカウントするのが謎な『DANCE 2 GARNET』といった磐石のV-ROCKナンバーや、『賛美歌』『If』『亡骸を』といったV系たる退廃と耽美さを孕んだ歌謡ミドル/バラードで、黒夢の新たな側面をアピール、と同時にメジャーデビュー直後の黒夢に繋がるスタイルを早くも確立した感があります。

 

 V系っぽさと初期黒夢らしい暗黒さを併せ持ったメロディアスでアグレッシブなアップナンバー『UNDER…』、サビ締めの「オイオイオイオイオイオイオイオイ…」がシュールすぎる『十字架との戯れ』、前作よりもマジキチぶりにさらなる拍車が掛かった『親愛なるDEATHMASK』といった攻撃的なナンバーは より攻撃力と狂気度を増していて、単なる大衆への迎合ではなく バンドとして真っ当に(というのも変だけど)アップグレードされていることが窺えます。

 

 初期黒夢の音楽性を集約した作品であり、なおかつ メジャー進出前でありながらも 後のバンドに多大な影響を与えた、V系シーンを語る上では外せない一作なのであります。まあ私的には名盤と呼びたくなるような作品ではないんですけども。

 

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