アルバム感想『Cruel』/ 黒夢

Cruel
『Cruel』/ 黒夢
1994.8.31
★★★★★☆☆☆☆☆

1. CHANDLER ★★★★★★★★★★
2. Sick ★★★★★☆☆☆☆☆
3. 『sister』 ★★★★★★☆☆☆☆
4. 意志薄弱 ★★★★★★☆☆☆☆
5. ICE MY LIFE~Album Mix~ ★★★★★★☆☆☆☆
6. 寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕~Full Acoustic Version~ ★★★★★★☆☆☆☆

 

 

 1stオリアルより約半年ぶりにリリースされたミニアルバム。

 えらく中途半端なアルバムです。ハードかポップか、暗黒か白か、V系か否か、どちらか一方に振り切るでも上手いこと兼備するでもなく、結局どっちつかずで混ざりきることもない、実に薄汚い色合い。

 

 掛け値なしにいい曲といったら、暗黒路線を暴走する 狂気に満ちたハードコア『CHANDLER』くらいっすね。これは清春のブチギレぶりとドラムの迸り様が凄まじくて最高。ってドラムは正式メンバーじゃないんですけど。

 

 パンキッシュナンバー『Sick』は磐石V-ROCKとなんら変わりない線の細いサウンドと 真価を発揮しきれていない清春のボーカルに物足りなさを感じずにはいられないし、締まりの悪いアウトロには正直イラッとくる。

 

 磐石V-ROCK路線である『ICE MY LIFE』もメロディ的にもテンポ感的にもなんだか煮え切らない仕上がりだし、ミドルバラード『意志薄弱』も、BL漫画のラブシーンの1コマを連想させる 間奏の「笑って」がキモいというトピックがなければ別にどうってことない一曲だもんな。

 

 スカのリズムを取り込んだミドルテンポのV-ROCK『sister』は 薄味ナンバーだらけのアルバムの中だと このこざっぱり感は清涼剤になるどころか物足りなさを助長するだけで うーむ…みたいな感じでこれまたイマイチ。『寡黙をくれた君と苦悩に満ちた僕』も似たような感じです。

 

 自分らのどん詰まり様を敢えてカミングアウトしてるかのような内容ですね。「意志薄弱」とタイトリングされた曲も用意されてるくらいだし。本作リリースを最後にギターの臣が脱退することに。

 

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