アルバム感想『DRUG TREATMENT』/ 黒夢

DRUG TREATMENT
『DRUG TREATMENT』/ 黒夢
1997.6.27
★★★★★★★★★☆

01.MIND BREAKER ★★★★★★★★★☆
02.DRUG PEOPLE ★★★★★★★☆☆☆
03.DRIVE ★★★★★★★★☆☆
04.C.Y.HEAD ★★★★★★★★★★
05.CAN’T SEE YARD ★★★★★★★★★☆
06.DISTRACTION ★★★★★★★★★☆
07.Spray -NEW TAKE- ★★★★★★★★☆☆
08.LET’S DANCE ★★★★★★★★☆☆
09.BLOODY VALENTINE ★★★★★☆☆☆☆☆
10.DEAR BLUE ★★★★★★☆☆☆☆
11.NITE&DAY -NEW TAKE- ★★★★★★★★☆☆
12.NEEDLESS ★★★★★★★★☆☆
13.Like A Angel -NEW TAKE- ★★★★★★★★★★
14.BAD SPEED PLAY ★★★★★★★★★☆

 

 

 約1年ぶりとなるメジャー4th。

 これまであったV系っぽさはだいぶ薄れ、サウンドは前作以上にパンキッシュなロックへと傾倒。そして、社会風刺やセックス、ドラッグを取り扱った歌詞・硬派でタフなバンドサウンド・清春の吐き捨てるようなボーカル・危険な香りが漂うムードなど あらゆる面においてドラスティックさにさらなる磨きが掛かった一枚なのであります。

 

 ダイハツのCMと なんとなく雰囲気がアングラっぽいMVを即座に思い出す重厚ロック『MIND BREAKER』、押韻を無視したチャラいラップを交えつつ メディアと一般人を皮肉った的な『DRUG PEOPLE』、太くて硬くて性急なビートで駆けるピストンハードロック『DRIVE』、攻撃性抜群なハードコア『C.Y.HEAD』『DISTRACTION』、機械処理されたボーカルと楽曲を牽引するベースが実にクールなハードロック『CAN’T SEE YARD』、皮肉を忍ばせながらもポジティブなメッセージが込められたメロコアナンバー『Spray』と、前半はとにかく絶好調!

 

 そして終盤の 中指おっ立てエモーショナルハードロック『NEEDLESS』、清春流のマニフェスト歌詞が中二病に感染した少年少女の胸の隅にあった冒険心に火をつけるデカダンハードロック『Like A Angel』、大御所・若手問わず いろんなもん敵に回し過ぎな超暴力的ハードコア『BAD SPEED PLAY』もいちいちカッコよすぎる!

 

 でもちょっとタンマ!中盤というか後半戦開始から立て続けに4曲もミドル/スロー曲が配置されてるのがどうにも気に食わん。不健康で薄汚い血の匂いがするミドルロック『BLOODY VALENTINE』、軽やかなノリにあざといまでに憂いを振り撒いたメロディを乗っけたミドルポップロック『DEAR BLUE』とかぶっちゃけダルいし、前者なんて単品でもほとんど聴かない。もっと徹底的に攻めんかい。インターミッションなんかいらんねん。

 

 でも、ヤバい雰囲気満点のまったりソング『LET’S DANCE』はアリです。ハードロックナンバーとはまた違ったカタチで攻めた曲。「クチュクチュ…ハァハァ…」みたいな。「濡れた髪をなぞっていたい」って歌詞がどうしてもワレメを弄くってイカせたいの意味にしか聴こえない『NITE&DAY』のアコースティックバージョンは 仕上がり自体はともかく この流れだとちとキツい。オリジナルテイクだったら流れ的に無問題なんですけどね。

 

 という残念な点もあったりしますけど、総合的には刺激たっぷりでカッコいいアルバムですよ。Tr.9, 10は飛ばして聴くのがベター!

 

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