アルバム感想『heavenly』/ L’Arc-en-Ciel

heavenly
『heavenly』/ L’Arc-en-Ciel
1995.9.1
★★★★★★★★☆☆

01. Still I’m With You ★★★★★★★☆☆☆
02. Vivid Colors ★★★★★★★★★☆
03. and She Said ★★★★★★★★☆☆
04. ガラス玉 ★★★★★★★★☆☆
05. Secret Signs ★★★★★★★☆☆☆
06. C’est La Vie ★★★★★★★★★☆
07. 夏の憂鬱 ★★★★★★★☆☆☆
08. Cureless ★★★★★★★★★☆
09. 静かの海で ★★★★★★★★★★
10. The Rain Leaves a Scar ★★★★★★★★☆☆

 

 

 約1年2ヵ月ぶりとなる3rdアルバム。

 前作とはまた違った開放感があり、彼らならではの幻想的な世界観がやや薄まった代わりに発色豊かな明るさや躍動感が際立っているのが特徴的。

 んで今回はkenとsakuraが特に好プレーを魅せている印象。kenに関しては、エレキで楽曲を引っ張ることが多く、アコギで雰囲気作りにも注力し、ソロパートでは派手なプレーで魅せ…と単純に見せ場が多く、それが作品の質に繋がっています。

 sakuraの硬派でカッチリしたプレーはやはり本作の中心となっている「動」の楽曲のほうがより一層映えるようで、『and She Said』『Secret Signs』といった荒々しいナンバーでそれが顕著に表れてます。

 

 カーテンを開けた瞬間、目映い陽の光が射し込んでくるようなイメージで幕を開けるポップナンバー『Still I’m With You』、「ビビったカラス」なる空耳も聴こえてくる、飛翔感溢れる 明るくも憂いが滲み出たアップナンバー『Vivid Colors』、本作のおフランス担当の、キュートに躍動する お上品で洒落たポップナンバー『C’est La Vie』、タイトルの字面がなんか良さげな、やたらこざっぱりとした 夏の終わり連想のカラッカラ哀愁ミドルナンバー『夏の憂鬱』、hydeの傷みに酔いしれる的ボーカルが楽曲のエモーショナルさ・ドラマティックさの助長に大きく寄与した ベース牽引のセツナ系アップナンバー『Cureless』、sakuraのアグレッシブなドラミングが主導権を握る 妖しげなムードを醸し出したハードロックナンバー『The Rain Leaves a Scar』など、前2作にはなかった、しかし前2作の流れを汲んだ佳曲たちがここにあり。本作で数少ないバラード『ガラス玉』もまた出色で、前2作の大きな魅力だった幻想的な透明感がフィーチャーされています。

 

 そして、本作の実質的なフィナーレであり最たる聴きどころでもあるのが『静かの海で』。タイトルを忠実に再現した序盤2コーラスから突如盛り上がりを魅せる3分台がこの曲の本番の始まり。銅鑼が鳴っちゃうトコとかあまりに大仰でプッてなっちまうんですけど、クライマックスさながらのシンガロングと、ボーカルばりにメロディアスに歌い上げて楽曲を扇動するギター、そして消えることのない寂しさが木霊するhydeのボーカルに胸が高鳴るというね。

 良作です。そして、ジャケ写やアー写がなんとなくおフランスです。

 

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