アルバム感想『Hybrid Theory』/ Linkin Park

Hybrid Theory
『Hybrid Theory』/ Linkin Park
2000.10.24
★★★★★★★★★★

01. Papercut ★★★★★★★★★☆
02. One Step Closer ★★★★★★★★★☆
03. With You ★★★★★★★★★☆
04. Points of Authority ★★★★★★★★★☆
05. Crawling ★★★★★★★★★★
06. Runaway ★★★★★★★★★☆
07. By Myself ★★★★★★★★★☆
08. In the End ★★★★★★★★★☆
09. A Place for My Head ★★★★★★★★☆☆
10. Forgotten ★★★★★★★★★☆
11. Cure for the Itch ★★★★★★★★☆☆
12. Pushing Me Away ★★★★★★★★★☆

 

 

 アメリカのロックバンド・Linkin Parkの1stアルバム。

 実際に彼らの楽曲を聴いたことがなくともバンド名くらいは知ってるという人は多いかと思います。20年くらい前に とあるCMでよく流れてたフレーズ「金銀パール」と語感がなんか似てるけど、バンド名の起用と何か関係があるんでしょうか。

 

 ということで、こちらのアルバム、デビュー作にしていきなり全世界で1500万枚以上のセールスを記録したんだそうな。
 ジャンルとしてはラップ・メタル、ニュー・メタルなどにカテゴライズされるんだと思いますが、日本だとミクスチャーロックと言ったほうがどんな音楽なのか想像つきやすいかも。というか一般的にイメージされるミクスチャーロックまんまの音です。Linkin Parkより前にも、Rage Against the MachineやLimp Bizkitなどがこの手の路線で大ヒットを飛ばしていましたが、このアルバムが良くも悪くもミクスチャーロックのイメージを決定づけたようなもんですからね。このアルバムが出て以降どんだけのアーティストが影響を受けてこの手の音を鳴らしてんのよ。

 

 重厚なギターサウンドやチェスターのシャウトが特にカッコいいのですが、マイクのクールなラップや、骨太なアンサンブルとプログラミング、スクラッチを絡ませたグルーヴィーなサウンド、ハードなロックでありながらもメロディアスといったトータル的な音の鳴りが中高生から いい歳こいた大人までをも胸熱にさせているんではないかと。

 それでいて新人たる荒削り感や とっ散らかりがないんですよね。サウンドを形成するあらゆる要素が着膨れすることなくスマートにまとめ上げられてるし、一曲一曲の尺も実にコンパクト。シンプルというより過不足がないミクスチャーって感じで、ミクスチャーの雛型と言ってもいいかも。

 


 


 

 ライブでの演奏頻度が高い 初期サウンドの定型にして完成形な『One Step Closer』、静と動のコントラストがとりわけ映える退廃美のロックナンバー『Crawling』、感情が煮えたぎるようなブリッジパートに痺れる『Runaway』、チェスターの甲高いシャウトが本作中でも特にヒリヒリしていてカッコいい『By Myself』、陰のあるピアノサウンドが楽曲の雰囲気を印象づけている 哀愁の色合いが濃いミドルロック『In The End』、冒頭からチェスターとマイクのラップの掛け合いがアグレッシブに迸る『Forgotten』など、前述ナンバーに限らずどの曲も非常によきで、今あらためて聴いてもやっぱりカッコいい。

 


 


 

 V-ROCKで言うと、LUNA SEAの『MOTHER』に相当するアルバム。とっつきやすいのにスマートでくそカッコいい上に多くのフォロワーを生み出しちゃったっていう。V-ROCK初聴のベストチョイスが『MOTHER』であるように、ミクスチャーロックを聴き始めるならこのアルバムから手をつけるのがベスト。個人的にはリンキンの中だとこれがいちばん好きなアルバム。

 

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