アルバム感想『EDEN』/ LUNA SEA

EDEN
『EDEN』/ LUNA SEA
1993.4.21
★★★★★★★★★☆

01.JESUS ★★★★★★★★★★
02.BELIEVE ★★★★★★★★★★
03.Rejuvenescence ★★★★★★★★★☆
04.RECALL ★★★★★★★★☆☆
05.ANUBIS ★★★★★★★★★★
06.LASTLY ★★★★★★★☆☆☆
07.IN MY DREAM (WITH SHIVER) ★★★★★★★★☆☆
08.STEAL ★★★★★★★★☆☆
09.LAMENTABLE ★★★★★★★★☆☆
10.Providence ★★★★★★★★☆☆
11.STAY ★★★★★★★☆☆☆

 

 

 約11ヵ月ぶりとなる3rdアルバム。
 前2作まであった荒々しさ・狂気性は鳴りを潜めており、代わりに耽美なメロディや透明感・幻想性の演出に重点を置いたためか、彼らの美意識がより一層 克明にサウンドとして構築されておりば。

 

 そんな音作りによって生み出された美しく儚いミディアムナンバー『RECALL』はアルバム全体の世界観やジャケ写のイメージを凝縮したかのような楽曲で、なんというか、現実離れした白く目映い煌めきを放ってます。エデンというかヘヴンというかまんまそんな雰囲気。

 

 確固たるLUNA SEAの音世界の中でうっすら河村節が滲んだ物憂げミディアム『Rejuvenescence』、蜃気楼の中さまようイメージのミドルバラード『LASTLY』、SUGIZOのヴァイオリンがクローズアップされたしっとりナンバー『Providence』といった その他のミドル/スロー系も過去作に比べてクリアーかつメロディアスさが際立っており、いずれも上質。

 

 ライブでの演奏頻度が高い 開放的でエッジの効いたロックナンバー『JESUS』、退廃美に包まれた疾走V-ROCK『BELIEVE』、躍動感ある夢心地なポップナンバー『IN MY DREAM(WITH SHIVER)』、前作収録の『IN MIND』に続くポップなシャッフル曲『STEAL』、サビのコーラスが「ラーメン食べる♪」にしか聴こえない『LAMENTABLE』、『WISH』にキザったらしさがプラスされた的な狙いすぎ華やかポップナンバー『STAY』といったアップナンバー群は荒々しさこそ減退したものの独自の美意識は健在で端正なサウンドで以て聴かせてくれるゆえ無問題。

 

 本作のハイライトはなんといっても『ANUBIS』。自己陶酔を極めすぎて蕩けてしまってるオナニーボーカル、官能的なボイスエディット、終始刻まれる性急かつ正確無比なドラミング、二本のギターの絡み合いが混沌を催す間奏と いろんな意味で熱い要素が盛り沢山で、いわゆる恥丘温暖化っていう現象を引き起こしてしまうこと不可避なナンバー。ヤバいっす。

 

 LUNA SEAのパブリックイメージとはやや距離があるかもしれないけど、前作とは違ったカタチで彼らの独自性が落とし込まれた好盤。

 

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