アルバム感想『MOTHER』/ LUNA SEA

MOTHER(DVD付)
『MOTHER』/ LUNA SEA
1994.10.26
★★★★★★★★★★

01.LOVELESS
02.ROSIER
03.FACE TO FACE
04.CIVILIZE
05.GENESIS OF MIND ~夢の彼方へ~
06.AURORA
07.IN FUTURE
08.FAKE
09.TRUE BLUE
10.MOTHER

 

 

 4作目のオリジナルアルバムにして、これまでの集大成的な印象の作品。

 シャープかつスマートに引き締まったボーカル。ソリッドに洗練され、鍛え抜かれたグルーヴを有した演奏。スケール感や奥行きを増し、アイデアにも富んだアレンジ。これらにより LUNA SEAならではと称するほかない独創的な音世界がさらなる洗練とアップデートを果たし、遂に完成形へとたどり着いたって感じが。

 

 神聖なオーラを照射して滑走する ふつくしさ極まりない恍惚ナンバー『LOVELESS』、彼らの代名詞的楽曲でありV-ROCKのクラシックでもある疾走ロックナンバー『ROSIER』『TRUE BLUE』、浮遊感あるデカダンなムードと どっしりしたグルーヴで惹き付ける『FACE TO FACE』、メロディ展開が線対称になっているアイロニカルなハードコア系ナンバー『CIVILIZE』、RYUICHIの悲痛な絶唱が胸を締め付ける8分越えの壮大なロックバラード『GENESIS OF MIND~夢の彼方へ~』、彼らのピュアな側面がフォーカスされた開放的でどこか切ないポップナンバー『AURORA』、歌い出しの「IRRITATED NIGHT」が「イケてない!」にしか聴こえない アグレッシブで刺々しい2ビートのロックナンバー『IN FUTURE』、軽快でポップながらヴァイオリンがドラマティックさを引き出している『FAKE』、雄大さと包容力を兼備した物悲しいバラード『MOTHER』と、珠玉の名曲揃い。

 

 彼らがこれまで貫いてきた美意識・美学が比類なきオーラを纏った上で結実されたV-ROCK史・J-ROCK史において燦然と輝く傑作。にもかかわらず、LUNA SEAの全作品の中で最もとっつきやすいというのがまた凄い。ゆえに、LUNA SEAの作品を今から聴き始めるのであれば1stからよりも本作からのほうがベター。もちろん、V-ROCKの入門として手にとるのもアリ。

 

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