アルバム感想『SHINE』/ LUNA SEA

SHINE
『SHINE』/ LUNA SEA
1998.7.22
★★★★★★☆☆☆☆

01.Time Has Come ★★★★★★★★☆☆
02.STORM ★★★★★★★★☆☆
03.NO PAIN ★★★★☆☆☆☆☆☆
04.SHINE ★★★★★★★★★★
05.I for You ★★★★★★★★☆☆
06.Unlikelihood ★★★★★★☆☆☆☆
07.ANOTHER ★★★★★★★★☆☆
08.MILLENNIUM ★★★★★★★★★☆
09.BROKEN ★★★★★☆☆☆☆☆
10.VELVET ★★★★★★☆☆☆☆
11.Love Me ★★★★★★★☆☆☆
12.BREATHE ★★★★★★★★☆☆
13.UP TO YOU ★★★★★★☆☆☆☆

 

 

 約1年の活動休止期間を経てリリースされた6thアルバム。
 いやいや何度聴いてもやっぱり面食らっちゃいますね。河村隆一からRYUICHIへの切り替えが出来ずにカムバックしてしまったボーカルだけでも興醒めだし、それに合わせてか引き摺られてかでマイルドになってしまった演奏や独自の世界観が漂白してしまった楽曲なんか聴くと「この人ら覆面バンドやってんのか?」とか思っちゃうんですけど。仙台貨物とか味噌汁’sとかあんな感じの。

 

 つっても、悪いことばっかでもないんですけどね。河村隆一がLUNA SEAのメンバーをバックにロックを演ってみた的な『Time Has Come』『STORM』『Love Me』、そのバラードバージョンにしてネットリした河村節が惜しげもなく発揮された『I for You』は、曲単体で考えればこれはこれでまあ悪かないって感じだし、プログレライクなロックバラード『ANOTHER』徐行運転ロック『MILLENNIUM』、美バラード『BREATHE』も佳曲だなと思うし、突き抜けたポップ感と育毛トニックのCMソングに使えそうな爽快感を兼備した『SHINE』とかMVも込みで好きすぎるし、水飛沫が弾けるようなイントロとかもう最高。

 

 そう、これがLUNA SEAじゃない別のバンドの作品だったら「まあええんちゃう?」くらいに留まってたと思うんですけど、月と海と狂気が織りなす『LUNA SEA』『IMAGE』、より透明感・幻想性に重きを置いた『EDEN』、そして『MOTHER』『STYLE』のような隙のない名盤を活動休止前に生み出したバンドが復活していきなりこんなん出したらそりゃ萎えるっちゅー話ですよ。しかもLUNA SEAの全作品の中でいちばんマイルドなくせして最も聴きづらいってのがまた厄介。ボリューム多すぎだし全体的に(特に後半)かったるいし鋭さとクールさと迸る熱気とグルーヴ感が欠如してるし、最後まで聴こうにも集中力が持ちませんっていう。

 マーチングリズムのミドルナンバー『VELVET』は単体で聴く分には悪くないのだけど、通しで聴くとこのあたりでぐったりしてくる。本作唯一のアグレッシブナンバー『Unlikelihood』は出だしは凄くカッコいい。カッコいいけど「天使と~悪魔が~キ~スを~した~茅ケ崎で~♪」の件を過ぎたら「もうええわ」ってなっちゃう。Aメロでトバしすぎてるからかサビでどうも上がらんのですよね。

 

 シングル『SHINE』のカップリングで『Looper』という曲があるんですけど、ああいうリズム隊が引っ張る実験的かつグルーヴィーな楽曲が1つや2つあったら このアルバムの印象もだいぶ変わったのになあと今さらながら。

 

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