アルバム感想『AVANTGARDE』/ lynch.

AVANTGARDE
『AVANTGARDE』/ lynch.
2016.9.14
★★★★★★★★☆☆

01. AVANT GARDE
02. EVIDENCE ★★★★★★★★★☆
03. PLEDGE ★★★★★★★★☆☆
04. F.A.K.E. ★★★★★★★★★☆
05. DAMNED ★★★★★★★★☆☆
06. UNELMA ★★★★★★★☆☆☆
07. PHANTOM ★★★★★★★☆☆☆
08. KILLING CULT ★★★★★★★★☆☆
09. PRAYER ★★★★★★★★★☆
10. NEEDLEZ ★★★★★★★★★★
11. THE OUTRAGE SEXUALITY ★★★★★★★★★★
12. FAREWELL ★★★★★★★★☆☆

 

 

 前作から1年足らずのブランクでリリースされたメジャー5thアルバム。

 まあいつも通りですよ。(彼らがV系という意識を持っていないことを承知の上で敢えて)V系らしき退廃美をわきまえたメタルコアサウンドを畳みかけてきてます。攻撃性やメロディアスさは衰えることなく健在。楽曲の質も別段グレードアップを果たした感はないものの特に劣化した感もなく。

 っていうか『UNELMA』とか『PRAYER』とか相変わらず超lynch.すぎるというほかないナンバーが普通にあるし、お馴染みの疾走メタルコア『EVIDENCE』やミドルスロー/バラード系の『PHANTOM』『FAREWELL』などで露骨なまでにお馴染みかつ手癖バリバリなディレイギターが思っきし顔出ししてるし、前2作と一体何がどう違うんだっていう。

 

 今までとの相違点を強いて挙げるならば、アップナンバーの半数で力業同然のテンポやリズムのチェンジ、ブレイクダウンを導入して大胆な曲展開を繰り広げるようになったことくらいかな。これまたお馴染みの疾走メタルコア『F.A.K.E.』ではベーススラップとハンドクラップでダンサブルなノリに転じるという今までにない仕込みに着手してたりとか。

 あと、『DAMNED』『KILLING CULT』などで清春に感化されたとも間違って酒でうがいしちまったともとれる チン獣丸出しなしゃがれ声でかましていたり、他には「へェ”-イ”!!」だの「ゴーッ”!」だの「ウォッオッオッオ~!」だのライブ意識なアディショナルボーカルがあったりというのも手伝ってか、これまでよりもラフになった感を受ける曲もいくつかあったりします。まあ相違点なんてこんなもんです。ほんのちょこっとなんだけどね、まるまるまる、ということで。

 

 退廃美の極み乙なミドルロック『PLEDGE』、前述のベーススラップとハンドクラップ演出が面白かった『F.A.K.E.』、歌メロが如何にもザ・V系的マイナー歌謡チックなツタツタ曲『NEEDLEZ』、さっきの「ウォッオッオッオ~!」ってやつの『THE OUTRAGE SEXUALITY』、いつものlynch.の一言に尽きる『EVIDENCE』『PRAYER』とかが良い…というか、もう言ってしまえば これ微妙っていう曲が一つもない。

 

 基本やってることがいつもとさほど変わらんからか、各所からのリアクションはあまり芳しくないようですが、個人的にはなかなか面白いなと思った。

 

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