アルバム感想『SUPERMARKET FANTASY』 / Mr.Children

SUPERMARKET FANTASY [初回限定盤:CD+DVD]
『SUPERMARKET FANTASY』 / Mr.Children
2008.12.10
★★★★★★☆☆☆☆

01. 終末のコンフィデンスソング ★★★★★★☆☆☆☆
02. HANABI ★★★★★★★★★☆
03. エソラ ★★★★★★★☆☆☆
04. 声 ★★★★★★☆☆☆☆
05. 少年 ★★★★★☆☆☆☆☆
06. 旅立ちの唄 ★★★★★★☆☆☆☆
07. 口がすべって ★★★★★★★☆☆☆
08. 水上バス ★★★★★★★☆☆☆
09. 東京 ★★★★★★★★☆☆
10. ロックンロール ★★★★★★☆☆☆☆
11. 羊、吠える ★★★★★★☆☆☆☆
12. 風と星とメビウスの輪 ★★★★★☆☆☆☆☆
13. GIFT  ★★★★★★★★★★
14. 花の匂い ★★★★★★★☆☆☆

 

 

 カップリング集を経て1年半以上ぶりにリリースされた15thアルバム。

 前回のオリジナルがあまりにも平穏だったことの反動か、今回はやたら派手です。キラキラしまくってます。スーパーマーケットと謳ってるだけあって添加物ぶっこみ放題です。ブラスだの鍵盤だのストリングスだの至るところで盛りに盛り込んでいる上に 曲数もやたら多かったりして、全体的にカロリー高過ぎ。良くも悪くも 売れてるミュージシャンによる売れ線J-POPアルバムといった感じがしますな。

 

 初っ端の『終末のコンフィデンスソング』が早速ブラスアレンジいらなくね?って感じだし、『ロックンロール』なんてピアノどころかドラムもベースもなくていいと思う。ギター一本で十分、というかギター以外の音がひたすら うるさくてしょうがないのよ。

 

 ほんで終盤のバラード3連チャン。どいつもこいつもストリングスを筆頭とした過剰なアレンジを被せてきやがって耳にも胃にも甚大なる負担が。
 特に『風と星とメビウスの輪』における 映画の肝となるシーンのBGMに影響されすぎな壮大極まりないアレンジ。健康面への影響よりもインスタ映えさせることばっか考えてんだろ的な感じで、こいつがなかなかの曲者。

 

 でも『GIFT』はものっそく好きなんですよね。これまたスケールでっけえアレンジとか思わずシンガロングしたくなるDメロとか あざとさ満点だとハッキリ認識しているのに 抗いきれず作り手が意図するままに感動の渦に呑み込まれてしまうという。00年代のミスチルのシングル曲ではこれがいちばん好きな曲。

 

 マーチングのリズムを敷いた『花の匂い』も単体ならまあ悪くないんだけどなあ。よりによって全14曲入りの高カロリーアルバムのトリで、しかもアレンジ過剰なバラード2曲の後っていうポジションに配置されてるのが辛いところ。

 

 まあでもド派手なアレンジ全てが悪いわけでもないんですけどね。
 『エソラ』なんてむしろ外部音詰め放題なアレンジありきの曲って感じだし、『口がすべって』も狙いまくったドラマチックなアレンジに助けられてる感じがバリバリ。なんかアナザースカイを観てるような気分になるな。終盤とか バッキー木場のナレーションが聞こえてきそう。

 

 コードブルー効果もあって10代~20代前半からの知名度や支持が高そうな『HANABI』、現実の厳しさや常に景色が変わり続ける刹那さを謳いつつも不思議とポジティビティやノスタルジーを喚起させるミドルポップ『東京』も煌びやかなアレンジが功を奏した好例ですな。

 

 『声』『水上バス』といったシンプルな仕上がりの楽曲もあるんですけどね。徹底的に売れ線を極めにかかる姿勢自体はいいんだけど、曲数×演奏時間×過剰アレンジの掛け合わせが どぎつくて私的にはあまりハマれなかったアルバム。

 

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