アルバム感想『DISCOVERY』/ Mr.Children

DISCOVERY
『DISCOVERY』/ Mr.Children
1999.2.3
★★★★★★★☆☆☆

01. DISCOVERY ★★★★★★☆☆☆☆
02. 光の射す方へ ★★★★★★★☆☆☆
03. Prism ★★★★★★★★★☆
04. アンダーシャツ ★★★★★★☆☆☆☆
05. ニシエヒガシエ ★★★★★★★★★☆
06. Simple ★★★★★★★★☆☆
07. I’ll be ★★★★★★★★☆☆
08. #2601 ★★★★★★★☆☆☆
09. ラララ ★★★★★★★★☆☆
10. 終わりなき旅 ★★★★★★★★★☆
11. Image ★★★★★★★★☆☆

 

 

 約1年半の活動休止を経てリリースされた7thアルバム。

 『深海』以上に重苦しいムードの楽曲で幕開けしますが、そこから光の射す方へと歩を進めていくような流れとなってます。
 あと、この辺から大袈裟なアレンジを施したスケールでかい楽曲がちょいちょい顔を出すようになりましたね。少なくとも本作に関してはそれがマイナスに作用してるなんてことはないんで無問題ですけども。

 

 てゆーかタイトルで「発見」と謳っていますが、一体何を発見したんでしょうか?もしかして「発見!アリナミン」でもしたんか?
 まずはダル重(おも)な疲れを陰鬱オルタナロック『DISCOVERY』で表現し、荒んだ雰囲気の歌謡ミドルスロー『Prism』では疲弊した自身を虐げ、ブラスを用いたファンクナンバー『アンダーシャツ』では疲弊の元凶である社会を皮肉る。

 んで、MVに登場する女がカイヤ川﨑にしか見えない『光の射す方へ』、横ノリデジロック『ニシエヒガシエ』ではタイトル通り探し物のために右往左往駆けずり回る様を歌っているとかいないとか、そんな感じっすか?そりゃバッティングセンターで一人きり情熱を振り回してる場合じゃねぇよって話ですよ。

 

 そして「探してたものはこんなシンプルなものだったんだ」と歌うアコースティック色が強い癒し系スロー『Simple』でアリナミンを発見するわけですな。足りてなかったものはなんてことない、ビタミンB1だったんだと。ならばアリナミンを服用すりゃあいいじゃねぇかと。

 

 続く『I’ll be』は、アリナミンを服用し休養をとっている間に脳内で繰り広げられる自分との対話を音像化した的なナンバー。スケールがやたらデケエ。ほんで尺がやたら長ぇ。今日はゾウ?明日はライオン?何を言うとんねん!たべっ子どうぶつでも食うとんかいな。このバージョンも悪かないけど、後にシングル化された爽快アップテンポのテイクのほうが好きだな。

 

 で、いざ服用してみたら副作用が生じてしまった、その嘔吐する様を表したのがハードロックナンバー『#2601』、そして軽やかでフォーキーな『ラララ』では「そんなラララ 探してる」と、自身の体と相性のいい栄養ドリンクを探しはじめ、それをDISCOVERすべく『終わりなき旅』へと出るわけですね。壮大かつどっしりとしたサウンドで、栄養ドリンク探しにしてはいささか大袈裟なアレンジですが、素直に人生ソングと捉えればなかなか良い曲。

 

 そして、ラストの『Image』は、もしアリナミンのCMソングに抜擢されていれば、本作と同年にリリースされたリゲインのCMソング『energy flow』の対抗馬的な存在になったかもしれないナンバー。CM起用するならもちろん冒頭のAメロ。シンプルなアコースティックサウンドで幕を開け、サビで雄大な音景色が広がる展開が実に鮮やかであります。

 

 ということで、ぶっちゃけアリナミンとは何の関係もないアルバムだし、通し聴きしたところで疲労なんてとれるわけがないんですけど、単純に良し悪しで言えば まあまあ良いじゃないかと。全体の流れもいいし、アレンジは総じて薄すぎず濃すぎずな好バランスだし…なんて言っときながら他のミスチル作品と比べて聴く機会はほとんどないけど。

 

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