アルバム感想『proof』/ NoGoD

proof【通常盤】
『proof』/ NoGoD
2017.9.20
★★★★★★★★★☆

01. In the cage… ★★★★★★★★☆☆
02. break out! ★★★★★★★★★☆
03. Arlequin ★★★★★★★★★☆
04. 蜃気楼 ★★★★★★★☆☆☆
05. ヘンリエッタ ★★★★★★★★★★
06. proof ★★★★★★★★☆☆
07. 矜持と共に ★★★★★★★★☆☆
08. forever ★★★★★★★★☆☆
09. 煽動 ★★★★★★★★★★
10. Missing ★★★★★★★★★☆
11. Tonight! ★★★★★★★★☆☆
12. DREAMER ★★★★★★★★☆☆

 

 

 約1年半ぶりとなるメジャー6thアルバム。

 前作はギターリフで押す類の楽曲が多めでしたが、今回はそれに加え、リフがより骨太になっていたり、あらゆる場面でツインギターが猛威を振るっていたりと、前作以上にギターが楽曲を牽引し雰囲気を決定づけてる印象を受けました。そしてリズム隊もより強靭さを増しているので、勢いばかりにならず、アンサンブル自体がさらにマッチョになった感じがします。

 

 アルバムのイントロダクションを担う小品インスト『In the cage…』に本作のその特徴が集約されており、ダークかつスリリングな音世界の礎がツインギターによって構築されています。サウンドの力強さとメロディアスさでヒロイックなムードを演出したインスト『矜持と共に』にしてもそうだし、体育会系ハードロック『break out!』、迸る攻撃性とメロディアスさが抜かりなく炸裂した 王道路線の最新版『Arlequin』、ライブコンシャスのカッコつけハードロック『DREAMER』といった攻めのHR/HMナンバー、NoGoDのポップサイドが気持ちよく弾けたコマーシャルなロックナンバー『forever』、タイトルさながらの雄大かつ朧気な雰囲気に包まれたミドルバラード『蜃気楼』、哀愁と中二臭さを兼ねた退廃的ロックバラード『Missing』といったポップ寄りのナンバーや聴かせる類のナンバーでもその傾向が如実に表れてます。

 

 

 また、今回はこれまでの作品でほとんど見受けられなかったV系的な側面がチラチラと顔を覗かせているのも特徴的。
 『proof』は前奏のギターからして超V系だし、間奏に至ってはマジLUNA SEAというか、もっと言うと『FAKE』を思い出させる浮遊感ある美旋律を聴かせてくれてます。サビの「Round and Round」が「らーんらーんるー♪」にしか聴こえない疾走ハードロック『Tonight!』のバッキングもV系っぽいっすね。

 

 『ヘンリエッタ』は目まぐるしい展開で聴き手を翻弄しつつゴリゴリのヘヴィなサウンドを叩きつけてくるばかりか、間奏ではディストーションを抑え 渋いツインギターを聴かせたりと、メリハリを弁えつつテクニカルなプレーで魅了してくる NoGoDの真価が遺憾なく発揮されたナンバー。シングル曲でもアルバムのリード曲でもないけど、ハイライトといったらこの曲になるんじゃないかなと。

 

 でも個人的にいちばん好きな曲は抜群の殺傷力で襲撃にかかる脳筋スラッシュメタル『煽動』ですけどね。なんというか、ナッパがフルパワーで天津飯を瞬殺しに掛かったあのシーンを思い出すスピード感や衝撃、衝動性が詰まってる感じがして、全体的にマッチョなアルバムの中でも特に強烈な存在感を放ってます。

 

 すっかり確立されたNoGoDらしさがここにきてさらなるビルドアップを果たしたことが窺える良作であります。問答無用にカッコいい!

 

 

 

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