アルバム感想『Nicheシンドローム』 / ONE OK ROCK

Nicheシンドローム
『Nicheシンドローム』 / ONE OK ROCK
2010.6.9
★★★★★★★★★★

01.Introduction
02.Never Let This Go ★★★★★★★★★☆
03.完全感覚Dreamer ★★★★★★★★★★
04.混雑コミュニケーション ★★★★★★★★★☆
05.Yes I am ★★★★★★★★☆☆
06.Shake it down ★★★★★★★★★☆
07.じぶんROCK ★★★★★★★★★★
08.Liar ★★★★★★★★★★
09.Wherever you are ★★★★★★★★☆☆
10.Riot!!! ★★★★★★★★★☆
11.アダルトスーツ ★★★★★★★★☆☆
12.未完成交響曲 ★★★★★★★★☆☆
13.Nobody’s Home ★★★★★★★★★☆
Secret Track. 男と女について ★★★★★★★★★☆

 

 前作リリース後、メンバーの逮捕・脱退、それに伴う活動休止を経てドロップされた4thアルバム。

 これまでの着実なレベルアップとは比にならないほど大きな確変が起こってます。サウンドプロダクションの向上も手伝って、よりソリッドでより厚みのある音へとグレードアップしたアグレッシブなアンサンブルは掛け値なしにカッコいい。

 

 Takaのハスキーかつハイトーンなボーカルもこれまで以上に研ぎ澄まされており、迫力が格段にアップしてます。シャウトやスクリームを多用するようになったのも特徴的。っていうかブチ切れてるやん。確実に目頭 血走ってるやん。想いの熱量がまんま声に反映されるようになったというか。

 

 歌詞は相変わらず青臭く中二病全開で、Taka特有の節回しで以てリスナー鼓舞やマニフェストを掲げたりしていますが、今回は不特定多数の外部に向けて自身の意思が発信されていたり、言葉の頑なさや不屈度がガッチガチだったりと、強固さやめんどくささがエスカレーションしちゃってます。

 「声にならない叫びは僕が声を枯らして叫んで歌って伝わるまでわめいて届くまで止めない!」だの「全部ダメダメ!何がダメダメなんでしょう?納得いくまで話してよ!」だの、言葉のドッジボールをかましてくるボーカルも相俟って訴求力も大幅に増幅。

 

 初っ端からエンジンフルスロットルなスクリーモナンバー『Never Let This Go』、瑞々しいメロディにハバネロボーカルとヒリヒリしたアンサンブルが乗っかる『完全感覚Dreamer』『混雑コミュニケーション』『Riot!!!』、猪突猛進ハードロック『Shake it down』、マニフェスト兼リスナー啓蒙の歌詞が本作のテーマを象徴している モダン仕様のハードロック『じぶんROCK』、サビで一気に噴火するダークかつヘヴィな『Liar』、大人に対する青二才の愚直さがむき出しの『アダルトスーツ』、文字だけ見ると 自身を鼓舞する歌詞がピュアすぎてマジさぶいぼな『未完成交響曲』、親御さんへ向けたメッセージが感傷的に響く清々しきエモコア『Nobody’s Home』と、痛快極まりないエモ・ハードロックが目白押し。

 

 エモーショナルなパワーポップ『Yes I am』、ブチ切れモードとは真逆の優しく温かい歌唱で魅せるバラード『Wherever you are』といった 本作におけるアクセントポジションの楽曲も単品としても美味。

 そして今回もやってます隠しトラック『男と女について』。おふざけレベルも大幅にアップし、ハイテンションで下ネタを歌い上げておりば。

 

 リリースから7年以上経過した今でもやはりこれが私的最高傑作。何度聴いてもこの圧倒的な熱量に満ちた楽曲群に胸がすく。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です