アルバム感想『35xxxv』 / ONE OK ROCK

35xxxv 【通常盤】 (CD)
『35xxxv』 / ONE OK ROCK
2015.2.11
★★★★★★★★★☆

01. 3xxxv5
02. Take me to the top ★★★★★★★★★★
03. Cry out ★★★★★★★★★☆
04. Suddenly ★★★★★★★☆☆☆
05. Mighty Long Fall ★★★★★★☆☆☆☆
06. Heartache ★★★★★★★☆☆☆
07. Memories ★★★★★★☆☆☆☆
08. Decision ★★★★★★★☆☆☆
09. Paper Planes (featuring Kellin) ★★★★★★★★★★
10. Good Goodbye ★★★★★★★★☆☆
11. One by One ★★★★★★★★★☆
12. Stuck in the middle ★★★★★★★★★☆
13. Fight the night ★★★★★★★★☆☆
Secret Track. ゲロゲロパー ★★★★★★★★★☆

 

 約2年ぶりとなる7thアルバム。
 この作品で遂に海外市場への意識が楽曲にモロ反映されるようになりました。ていうか『35xxxv』の意味がぶっちゃけよくわかんないっす。ブルゾンちえみを先取りしたってことなんでしょうかね。海外意識が強く出てるだけに。

 

 前作の数曲で着手されてた トレンドに則った打ち込み導入の手口がデフォとなり、シンガロング促進パートを多分に組み込んだり スタジアムクラスでの演奏が映えるようなアプローチを掛けたりしているのが本作の特徴。打ち込み導入の手口は以前よりも断然サマになっていて純粋にカッコいいし、バンド演奏もアグレッションやグルーヴ感どちらも蔑ろになることなく炸裂してるし、前作からまたアップデートを果たしたという感じしかしない仕上がり。

 

 実質的なオープニングを飾る『Take me to the top』がいきなりくそカッコよすぎる!初っ端から迸ってる突進力ある演奏といい、戦いの火蓋が切って落とされたかの如きシンガロングといい、とうとう覚醒してしまった的なオーラを照射しまっくっているし、Dメロの可変拍子やダビーな電子音の入れ方も甚くスマートで、前作よりも格段に洗練され 今までとは異なるステージにたどり着いてしまったことがこの1曲から窺えます。

 

 『Take me to the top』同様、シャウト、シンガロング、アンサンブルと電子音のハイブリッドという盤石かつ強力なオプションを携えたメロコア『One by One』『Stuck in the middle』外タレバンド感半端ない アンセム風情のヘヴィロックナンバー『Cry out』などもべらぼーにカッコいい。

 

 

 他の収録曲とは異なる打ち込みの使い方やリバーブの掛け方で遊び心が弾けたポップ寄りの開放的ナンバー『Paper Planes (featuring Kellin)』や、穏やかさと虚しさが混在した アコギ主導のしっとりミドルスロー『Good Goodbye』、希望と情熱を静かに沸々と沸き上がらせる スケール感に富んだロッカバラード『Fight the night』もいいっすね。
 『Mighty Long Fall』も悪くはないけど、冒頭の電子音の入れ方がダサいのが勿体ない。終盤のエディットとかむしろセンスを感じるのにどうしてこうなった?

 

 そして毎度恒例の隠しトラック『ゲロゲロパー』。これまでとはまたちょっと違った角度でのおふざけで、案の定すべてぶち壊しです。エリートオーラを放っていたスマートな本編と様相が別モンすぎるし、そもそも海外意識が皆無だし。いい意味で意外でした。だいぶ風貌が変わったし、今回はさすがにおふざけ隠しトラックはないだろうと思ってたんで。

 

 いやいや初期~『Nicheシンドローム』からの変わり様が凄すぎっす。こりゃ賛否がばっくり分かれるのも当然やな。私的にはやっぱ『Nicheシンドローム』がベストですけど、この大胆なアップデートは大いに支持したいと思います。傑作の一枚。

 

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