アルバム感想『Blueprint』/ PANDORA

Blueprint
『Blueprint』/ PANDORA
2018.2.7
★★★★★★☆☆☆☆

1. Be The One (UK mix) ★★★★★★★★☆☆
2. Shining Star ★★★★★★★★☆☆
3. Aerodynamics ★★★★★☆☆☆☆☆
4. proud of you (UK mix) ★★★★★★★☆☆☆

 

 

 小室先生と浅倉先生によるユニット・PANDORAの処女作であります。お二人ともボーカリストの経験はあるものの、このユニットではプレイヤーやコンポーザーに徹するようで、楽曲ごとにそれぞれボーカリストをフィーチャーするといったスタンスっぽい。てゆーか、どう考えても驚きのタッグなのに「夢の共演」的なワクワク感がないのはななななんでだろう~?って感じなんですけども。

 

 それもそのはず。実際に音を聴いてみると、良くも悪くも予想通りの音が鳴ってましたからね。時代を牽引するでも先取りするでも独自の異端な道をひた走るでもなく、各々の手癖バリバリなデジタルポップサウンドの2010年代盤といった感じに仕上がっていて、良く言えば非常に手堅いラインナップ。悪く言うと…や、悪いアルバムじゃないんで悪く言う必要はないんですけど、もっとチャレンジ精神を剥き出しにしたアプローチがあってもよかったかなと。

 

 17分にも及ぶインスト『Aerodynamics』は宇宙的なスケール感を有したナンバーですが、尺の長さや壮大さの割りにあまりドラマティックさが感じられないのがネック。4部構成にして各セクションごとに異なるサウンドスケープを魅せているので、そういうトコはいいんですけど。

 


 

 先行でリリースされていた『Be The One』は女性ソロシンガー・Beverlyをフィーチャーしたデジタルアップナンバー。メロディが激しく小室先生すぎて笑っちゃうんですけど、コマーシャルなポップスでありつつ、サウンドはソリッドでエッジが効いているし、何よりBeverlyのハイトーンかつ力強いボーカルとの相性が凄くいい。Beverlyのソロ活動とはまた別に、課外活動としてこのユニットにちょいちょい参加するのもありなんじゃないか、って思えるくらいの嵌まり様。
 歌メロの効果でどことなくファンタジックな雰囲気に仕上がった『Shining Star』、KAMEN RIDER GIRLSをフィーチャーしたヒロイックアップ『proud of you』もまあいい感じ。

 

 全4曲入りでそのうち2曲は既存曲という、明らかに止む無く未完成のままでリリースされたとしか思えない内容ゆえに、このユニットの指針とか何とか ぶっちゃけ何も掴めてないんですけど、とりあえず、小室先生はまだまだ現代のミュージックシーンでやってけるなってことは分かった。手癖はもうそのまんまでいいじゃねえかと。いちいち矯正するこたぁねえよと。だから早よ帰って来ぃや先生。PANDORAはまだはじめの半歩しか踏み出してないやんかと。楽曲の質に異を唱えるつもりはないし、EPであれば★×7でしたけど、ミニアルバムであることを考えると中途半端な内容なので★×6で。

 


 

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