アルバム感想『JEJEJEJET!!』 / PASSPO☆

JEJEJEJET!!(初回限定盤)(ファーストクラス盤)(DVD付)
『JEJEJEJET!!』 / PASSPO☆
2013.12.11
★★★★★★★★★★

01. Ignition ★★★★★★★★☆☆
02. BABY JUMP~天国への搭乗便~ ★★★★★★★★★☆
03. BEAST IN YOU ★★★★★★★★★☆
04. サクラ小町 ★★★★★★★★☆☆
05. おねがい ★★★★★★★★★★
06. STEP&GO ★★★★★★★★★★
07. 気分はサイコー!サイコー!サイコー! ★★★★★★★★★☆
08. 妄想のハワイ ★★★★★★★★☆☆
09. Shang Shang シャンデリア ★★★★★★★☆☆☆
10. キャンディー・ルーム ★★★★★★★★★☆
11. くちゃLOVE ★★★★★★★★★☆
12. Truly ★★★★★★★☆☆☆
13. MASK ★★★★★★★★★☆
14. Wish on a star ★★★★★★★★☆☆
15. Growing Up (Album ver.) ★★★★★★★★☆☆
16. 「I」 ★★★★★★★★★☆

 

 

 約1年ぶりにリリースされた3rdアルバムで、「ぱすぽ☆」から「PASSPO☆」へ名義変更してから初となるアルバム作品です。

 

 「ガールズロックユニット」として本格的に舵を切ったことが窺える前作よりもさらにロック色が強くなってます。っていうか冒頭3曲はメタルに踏み込んじゃってます。

 イントロダクションの『Ignition』からいきなり アイドルっぽさ無視で豪快なギターソロをかましてくるし、続く『BABY JUMP~天国への搭乗便~』もその勢いに乗って前作以上の攻撃力で猛進。ボーカルは様相こそモロにアイドルって感じですが、アイドルとして最低限越えてなきゃならないラインは余裕でクリアしてるし、快活で堂に入った歌いっぷりでサウンドに呑まれることなく見事に乗りこなしてます。シンフォニックなアレンジを絡めたシリアスハードナンバー『BEAST IN YOU』、本作きっての攻撃性を備えた硬派で骨太なメタルナンバー『MASK』もべらぼーにカッコよく、間奏でメタリックなギターソロを振る舞ってるのもいいです。

 

 と、最初にメタル寄りの楽曲をクローズアップしましたが、収録曲の約半数はアイドルポップスが下地となってる楽曲です。しかも、歌唱の表現力がアップしたことでこれまで以上にアイドル要素が強くなってるし笑。そういった楽曲群の中でも、演奏陣の手腕によりロックテイストがたっぷり注入されているし、楽曲のノリにしても、曲単位やアルバム全体の流れで見てもメリハリがついているし、アイドル要素とロック要素の双方をさらに強化したことで、全編リズムが打ち込みで統一されていた時よりも明らかに楽曲の濃度は高くなったし、振れ幅もさらに広くなってます。

 

 その融合っぷりが特に素晴らしいのは『おねがい』『STEP&GO』。アイドル感全開の楽曲の中で、アイドルワークを全うしようとしているメンバーに負けじと演奏陣も張り切って覇気のあるプレーに臨むこのギャップ。つーか弾けすぎ笑。こんな曲を学園祭とかで可愛い女子たちが演れば絶対盛り上がるし、その子達たちまち学園のヒロイン的存在になっちゃうでしょ。

 


 

 他にも、明るくもやや切なげな歌メロやピコピコアレンジがアイドルっぽさを強く主張するも土台の演奏はしっかりロックしている『サクラ小町』、お祭りムードのハイテンションアップ『気分はサイコー!サイコー!サイコー!』いいともの呪縛により海外旅行へ飛び立てないタモさんを想起させる、ユルノリで呑気な雰囲気ながら仄かに切ない『妄想のハワイ』チャイナテイストの『Shang Shang シャンデリア』、キュートな素振りで肉食ぶりを露にした『キャンディー・ルーム』、アメリカンで陽気なリフが楽曲をリードするキャピキャピアップ『くちゃLOVE』、可憐さ・健気さが滲み出た正統派アイドルポップス『Wish on a star』と、ひとえにアイドルポップスと言えど作風は多彩だし、どの曲も漏れなくロックしてるし、それが楽曲の仕上がりにきちんと有用しているのが見事。

 

 ラストのエモさ大爆発な『「I」』は、パンキッシュに疾走しながらもマーチング調に切り替わったり、各メロごとに演奏陣がプレーに一捻り効かせたりすることで起伏に富んだ楽曲となっているのが良きかな良きかな。上記のアイドルポップス系に続き、こちらも演奏陣の手腕によって楽曲の質が底上げされておりば。

 


 

 『Truly』『Growing Up』は彼女たちのボーカルをクローズアップした メロディアスなミドルナンバーで、肝の据わった歌唱で楽曲側の要求にしっかりと応えている感じ。バックのサウンドだけでなく、彼女たち自身も着実に進歩していることをここでばっちりアピール出来てます。

 

 アイドルとロックの絶妙なバランスを維持しながらグレードとボリューム感をアップさせた傑作であります。やっぱりPASSPO☆は立派なアイドルでありロックユニットでもあるのよね。

 

 

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