アルバム感想『Beef or Chicken?』/ PASSPO☆

Beef or Chicken?(ファーストクラス盤)(DVD付)
『Beef or Chicken?』/ PASSPO☆
2015.5.13
★★★★★★★★★☆

01. Immigration Control ★★★★★★★☆☆☆
02. HONEY DISH ★★★★★★★★☆☆
03. いたずらRock’n’Roll ★★★★★★★★☆☆
04. Not in theory ★★★★★★★★★★
05. 向日葵 ★★★★★★★★★☆
06. Shiny Road ★★★★★★★☆☆☆
07. ヘブンズバーガー ★★★★★★★☆☆☆
08. ハイテンションエモーション ★★★★★★★★☆☆
09. FAKE ★★★★★★★★☆☆
10. Perfect Sky ★★★★★★★★★☆
11. You ★★★★★★★★★☆
12. Fairy Tale ★★★★★★★★☆☆
13. はっちゃけセンセーション(Bonus track) ★★★★★★★★☆☆

 

 

 約1年5ヵ月ぶりとなる4thアルバム。タイトルを見ただけで思わずゲップが出てきちゃいそうですが、実際アルバムがタイトル通りアメリカンな雰囲気で、総合的にカロリーがいつもよりやや高めなんですよね。1時間に満たない尺ながら、通し聴きしたら腹一杯になっちゃいそうで、ああやっぱりゲップが。

 

 カラッとした陽気なムードに単純明快でポップな歌メロ、分厚いギターサウンドを筆頭としたパワフルなアンサンブルではっちゃける とってもアメリカンなロックナンバー『HONEY DISH』、敢えてベタついた打ち込みを使用した これまたアメリカンな雰囲気のスタジアムロック風ナンバー『いたずらRock’n’Roll』と序盤からハイテンション。

 


 

 ほんで、これまでよりも明らかにマッチョぶりがエスカレーションした爆走メタルナンバー『Not in theory』でさらにテンション上昇、そして攻撃性まで加味されて破壊力も抜群。いくらガールズロックユニットと謳ってるとはいえ、アイドルの楽曲にしちゃあまりにスリリングなんで、なんかボブ・サップに追われてるような気分になるな。私的にはこれが本作でいちばん好きな曲。

 続く『向日葵』でも足を止める気もスピードを落とす気もなく、青春まさかりなメロコアサウンドで突っ走ります。くっそエモい。

 


 

 『Shiny Road』はキラキラしまくりな輝きをぶっ放した優しげミドルナンバー。曲単体では私的にあまり引っ掛からないのですが、アッパッパーなナンバーが多々ある本作中では休憩地点として有用してます。

 

 『ヘブンズバーガー』はタイトル的にカロリーが異様に高そうな感じがしますが、実際はリゾート気分を喚起するユルノリミドルアップナンバーで意外と開放的で爽快。にしてもサビの「いつまでも挟まれてたいの」ってフレーズには、ヤラシイ意図がないと分かっていてもあらぬ想像をせずにはいられん。パイという名のパンでソーセージを挟むみたいな…ってそれはもはやバーガーじゃないすけど。

 

 地蔵を許容しない縦ノリ強要のダンサブルアップ『ハイテンションエモーション』がこれまた高カロリーなナンバーで、パンチの効いた打ち込みが腰と胃腸を揺さぶります。『気分はサイコー!サイコー!サイコー!』に続くお祭りナンバーっすな。

 『FAKE』は ぶっといリフがリードするメタルナンバー。この手の楽曲はお手のものといった感じで、メンバーのちょっとした自信と余裕が窺えます。

 

 サビメロを聴けばGARNET CROWしか思い出しようがない『Perfect Sky』は初めてメンバーがバンド演奏に挑んだ清々しくも感傷的ミドルナンバー。比較的シンプルなバンドサウンドで構築されてることもあり、他の楽曲よりもライトな音触り。パンチの効いた楽曲が多い中では 口直しならぬ耳直しとしても機能しています。

 


 

 『You』は上記の『Not in theory』に引けをとらないほどのエナジーをぶっ放したロックンロールナンバー。なんといってもツインギターが強力っす。イントロから豪快にかっ飛ばしてるし、平歌のメンバーボーカルのバックでもガンガン弾き倒してます。くそカッコいい!

 

 ラストの『Fairy Tale』はこれまでのPASSPO☆にありそうでなかった、乾いた大地に潤いをもたらすような壮大なミドルロックナンバー。ここでもツインギターが活躍しており、美しさと瑞々しさを喚起するアコギと パワーやスケール感を生み出すエレキが楽曲の雰囲気を演出してます。歌詞は世界平和を願うような内容ですが、力強さを感じさせながらも描写はなかなかシリアスで、当時PASSPO☆がアイドルシーンにおいて苦境に立たされていたことを暗に示しているようにもとれますね。そして、そんなシリアスながら美しいムードをタイトル通りのはっちゃけソング『はっちゃけセンセーション』でぶち壊すという展開、痛快なり。

 

 てな感じで、ゲップが出そうとか一部でややアイロニカルな表現がありましたが、批判の意味合いはなく、これも良作であることに間違いありません。ただ、何べんも言うけど全体的に高カロリーだし、じっと聴いてるだけでも体力を大量に消費するし、腹の具合によっては胃もたれをおこしかねないので、ちゃんと用をたして質の良い睡眠をとってから聴くのがベターです。

 

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