アルバム感想『LOOZ』/ T-BOLAN

LOOZ
『LOOZ』/ T-BOLAN
1993.12.8
★★★★★★★★☆☆

01. わがままに抱き合えたなら ★★★★★★★★☆☆
02. 悪魔の魅力 ★★★★★★★★☆☆
03. Dear ★★★★★★★☆☆☆
04. 傷だらけを抱きしめて ★★★★★★★★★☆
05. 想い出の落書き ★★★★★★★☆☆☆
06. Hot Hip Love ★★★★★★★★☆☆
07. 刹那さを消せやしない ★★★★★★★★☆☆
08. Pretty Woman ★★★★★★★★☆☆
09. Rockin’ In The Life ★★★★★★★☆☆☆
10. 不安なくちびる ★★★★★★☆☆☆☆
11. 真夜中のLove Song ★★★★★★☆☆☆☆

 

 

 前作から約半年でリリースされた5thアルバム。既に確立されたT-BOLANのスタイルをさらに発展させたとも打ち破ったともとれるアプローチが随所に散見され、アルバムをリリースする毎にバンドのイメージを更新し続けようとする意思は今回も健在。

 

 ホーンセクションを大胆導入した どエロいロックナンバー『悪魔の魅力』、ノスタルジックで温かみのある3連ロッカバラード『想い出の落書き』、森友嵐士が広報担当として雑誌のインタビュー時に魅せるような弾けっぷりをここでも開けっ広げにした的な印象のモータウン調ナンバー『Hot Hip Love』、レゲエに挑み 音だけでなく歌詞でも茶目っ気を魅せた『Pretty Woman』、ズッシリしたサウンドに情けない男の姿を投影した『不安なくちびる』など、サウンドにおいても歌詞においても真新しい側面を提示しようとする意欲が垣間見える一枚に。

 

 ピアノとストリングスのみでバックを固めたバラード『真夜中のLove Song』も新鮮ですけど、これはミックスで損してる気が。ストリングスが変にしゃしゃり出ると確かにウザいけど、これはちょっと自重しすぎじゃないか。それならいっそのことピアノ一本でいけよと。

 

 また、疾走ビートロック『わがままに抱き合えたなら』『傷だらけを抱きしめて』、磐石の熱唱系ロッカバラード『Dear』、ブルージーなロックナンバー『Rockin’ In The Life』といった これまでのT-BOLANの定型ナンバーも含めて、ビーイング特有の外部音を減らし バンドサウンドに比重を置いたことで全体的に重厚感を増した仕上がりに。

 

 楽曲の好みという意味で、本作よりも前2作の方がお気に入りなんですけど、バンドの音は着実に良い方向にシフトしているのは間違いない。にしても、今までずっとハイペースでアルバムをリリースし続けてきたのに、まさかこれが結果的に最後のオリジナルアルバムとなってしまうとは…!

 ちなみに、本作の初回盤にもフォトブックと、2ページ(前作)から4ページに拡大されたレコーディング・ノーツが封入されております。

 

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