アルバム感想『MAKES REVOLUTION』/ T.M.Revolution

MAKES REVOLUTION
『MAKES REVOLUTION』/ T.M.Revolution
1996.8.12
★★★★★★★☆☆☆

1. We Make Revolution ★★★★★★★☆☆☆
2. 独裁 -monopolize- ESPECIAL “D-Mix” ★★★★★★★☆☆☆
3. BLACK OR WHITE? ESPECIAL “MATT Mix” ★★★★★☆☆☆☆☆
4. PIN UP LADY ★★★★★★★☆☆☆
5. 夢の雫 ★★★★★★★★★★
6. URBAN BEASTS ★★★★★★★★☆☆
7. 臍淑女 -ヴィーナス- ESPECIAL “D-Mix” ★★★★★★★★★☆
8. LIAR’S SMILE ★★★★★★★★☆☆
9. HEALING MY SOUL ★★★★★★★★☆☆

 

 

 CDデビューから僅か3ヵ月後にリリースされた1stアルバム。収録曲のほとんどは既にライブで披露されたものばかりなので、ファンにとっては嬉しい音源化でもあり、まっさらな新曲がほとんどなくて物足りなさもあり…ってな感じだったんでしょうか。

 

 ということで、改めて聴き直してみると、現在のT.M.Revolutionに通じるものはこの時点で既に備えてはいるものの、まだ「らしさ」の確立という地点にまでは至っていない様子。T.M.Revolutionっぽいというよりは「accessをロックに寄せてみた」という感じの楽曲が多めで、浅倉先生のキーボード効果なのか 全体的に音触りが80’sチック。小室ファミリー全盛期の最中で 敢えて狙ってやったのかどうか定かではないですが、少なくともこれを聴く限りでは、プロジェクト発足の際に掲げた「シングルでオリコン1位・アルバムでミリオンセラー・東京ドームライブ」なる3つの約束を果たせそうな気配はほとんどないっすね。

 

 そんな中で一際輝いているのが『夢の雫』。アレンジこそ他の収録曲と大差ないアサクラナイズな仕様ですが、メロディと、ギター・キーボードがなぞるコードが織り成す切なさが琴線を刺激する、ファンにとってはT.M.Revolutionを代表する名バラードなのであります。Bメロ折り返しで転調するのもいいし、西川くんの未完成なボーカルもより切なさを際立たせていてこれまた。

 

 あと、都会のウラが垣間見える閉塞的でグルーヴィーなロックナンバー『URBAN BEASTS』や80’s感満載のダンサブルロック『LIAR’S SMILE』なんかも結構気に入ってます。この2曲以外のナンバーにも言えることなんですけど、歌詞については既に「らしさ」を確立してるんですよね。井上秋緒氏の得意分野なのか、ヘタレ男を題材にした歌詞が本作だけで半数ほど。

 

 先行でリリースされたシングル曲『独裁 -monopolize-』『臍淑女 -ヴィーナス-』はいずれもバージョン違いで収録されてまして、どちらもアウトロはカットアウト仕様に変更されてます。しかし、後者のサビ始めだけボーカルを丸々カットというのは如何なものか。聴こえ方がものっそく不自然なんすけど。

 ”浅倉大介 expd.西川貴教”名義のナンバー『BLACK OR WHITE?』は「なしてこんなことになっちゃったの!?」と嘆きたくなる、原型をきっちり残したままの歪なリミックス。バージョンを変えるにしても他に手はなかったのか!?

 



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