アルバム感想『the force』/ T.M.Revolution

THE FORCE
『the force』/ T.M.Revolution
1999.3.10
★★★★★★★★☆☆

01. WILD RUSH(Album mix)  ★★★★★★★★★☆
02. アンタッチャブルGirls(Album mix)  ★★★★★★★★★☆
03. THUNDERBIRD(Album mix)  ★★★★★★★★★☆
04. あなどりがたきボクら  ★★★★★★★☆☆☆
05. HOT LIMIT  ★★★★★★★★★☆
06. Salsa Bazaar  ★★★★★★★☆☆☆
07. AQUALOVERS~DEEP into the night(Album mix)  ★★★★★★★★★☆
08. とっておきのおはなし~新説恋愛進化論~ ★★★★★★★★☆☆
09. DREAM DRUNKER  ★★★★★★★☆☆☆
10. Burnin’ X’mas(Album mix)  ★★★★★★★★★★
11. True Merry Rings  ★★★★★★☆☆☆☆
12. Promised FORCE  ★★★★★★★☆☆☆

 

 


 

 約1年2ヵ月ぶりとなる4thアルバム。

 最初聴いた時、明らかに迷走してんなというのが汲み取れてしまったのもあって、発売されてから暫くの頃はあまり嵌れなかったんですよね。シングル曲やそこでの衣装、西川くんのキャラクターによって強くお茶の間に根付いてしまった感があるイロモノ的なイメージがそのまま投影されてしまった、てな印象がどうしてもあって。表裏のジャケ写を見てもそれは明らか。どう見てもアイドルのアルバムじゃねーかと。

 


 

 主に『HOT LIMIT』『Burnin’ X’mas』『WILD RUSH』といったシングル曲で ちょっとしたユーモアが垣間見えたりしましたけど、随分とファニーなサルサナンバー『Salsa Bazaar』、コミカルタッチなピアノポップス『DREAM DRUNKER』は そのちょっとしたユーモアが過剰にフィーチャーされて結果イロモノ感が強烈なポップソングに。その上、今までライブのみで披露されてた『とめどなさそうなボクら』の別バージョン(歌詞違い)ナンバー『あなどりがたきボクら』まで収録される始末。3曲とも好きな曲ではあるんですけど、こういうのはアルバムのアクセントとして1曲だけ入れときゃ十分なんですよ。ただでさえ既存曲が多いのに、そんなイロモノソングなんて3つも必要ないやんっていう。『あなどりがたきボクら』なんてほぼ使い回しな上にライブビデオ(『LIVE REVOLUTION 2-維新LEVEL→3-』)にも収められてるし、こっちは視覚的にもユーモアが盛り込まれてるんだから わざわざCD化しなくてもいいんだよと。

 

 『とっておきのおはなし~新説恋愛進化論~』はタイトルからだとなかなか想像しにくいとは思いますが、アレンジがアレンジなら相当カッコよくなりそうな曲なのに、浅倉先生の金ピカなシンセが前に出すぎているのが味のようなネックのような、って感じがする無駄にゴージャス曲です。アルバム曲の中では最も気に入ってる曲ですけど、気分によってはイントロを耳にしただけで胸焼けを起こすなんてことも。『True Merry Rings』は…すまん、これだけは単に曲がそこまで好みじゃないっす。

 

 あと、既存曲が多いのもちょっとなあ。シングルを全て持ってる身としては。TMレボでは決して珍しいことじゃないんですけど、カップリング曲(『アンタッチャブルGirls』『AQUALOVERS~DEEP into the night』)まで漏れなく収録されちゃってますからね。どちらもシングル曲より好みなんで、そんなブーイングしたくなるほどアレってわけでもないんですけど。

 

 既存曲で大きく印象が変わったのは『WILD RUSH』。これはシングルから大胆な変貌を遂げましたな。まさしく名は体を現すって感じの野性味たっぷりなバンドサウンド仕様。アンカバZEROって感じのアレンジですね。下世話な打ち込みを敷いた軽快で爽やかなシングル版もアリですけど、こっちのバージョンのほうが断然カッコいいでしょう!

 

 

 それと『Burnin’ X’mas』、こっちは『WILD RUSH』みたいな豹変はしてませんが、シングルと違って完奏テイクが採用されてます。やっぱり歌詞が強烈ですよね。「いつメリ」とか「クリキャロ」みたいな定番のXmasソングとは一線を画してるし、今だとこんな感じの歌詞を書きそうなのって西野カナちゃんくらいしか居ないでしょうからね。コミュ障側の人間にしてみれば、君の行動パターンよりも歌詞そのものが意味不明、っていうか高度すぎてついていけねえ。これって例えるなら、マスオさんとタイコさんが二人きり ピルもコンドームも手放しで性夜をともにするとか、そんな感じのことですよね。それを中二病全開フレーズでコーティングしてるみたいな。「聖なる天使の過ちよ奇跡になれ」とか、いくらなんでも美化しすぎだろ こんな身勝手なロマンスを。だいたいキャンドルや十字架なんぞにバイキルト効果なんか本気であると思ってんのかっていう。そんなBACK COME ON!!な歌詞をアサクラナイズな煌びやかサウンドに乗せてお届けする、全盛期のT.M.Revolutionきっての邪気眼覚醒ソング。映像も込みでまじカッコよすぎるぜ!

 

 ということで、全体的にはもうちょっと男気全開のタカノリが欲しかったなって感じですね。今は何ともなく普通に楽しんで聴いてますけど、名盤という感じでは全然ないっすね。

 


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