アルバム感想『coordinate』/ T.M.Revolution

coordinate
『coordinate』/ T.M.Revolution
2003.3.26
★★★★★★★★☆☆

01. ABORT//CLEAR ★★★★★★★★☆☆
02. Out Of Orbit -Triple ZERO- (phase shift mix) ★★★★★★★★★★
03. INVOKE -インヴォーク- ★★★★★★★★★★
04. Meteor -ミーティア- ★★★★★★★★★☆
05. NEO SPHERE ★★★★★★★★☆☆
06. BRIGADE ★★★★★★★★☆☆
07. Juggling ~acoustic GTR “turbo” starter~ ★★★★★★★☆☆☆
08. Tide Moon River ★★★★★★★★☆☆
09. BOARDING (phase shift armoured version) ★★★★★★★★★★
10. INVOKE -インヴォーク- (TV opening version)
11. THUNDERBIRD (version”in the force”)

 

 


 

 約2年半ぶりとなる6thアルバム。

 前作『progress』でそれまでのTMレボよりも二歩くらい先へ進んだ感じがしたんですけど、このアルバムはそこから三歩くらい逆戻りしたような感じがします。イロモノ感が纏わり付く前のT.M.Revolutionに立ち返ったというか。「T.M.Revolutionに求めてくれるもの」を現行(2002,3年当時)の浅倉サウンドで以って再構築しようと臨んでいるわけですが、全体的にはまだウォーミングアップの段階というか、言い方あんまり良くないけど小手調べの最中といった印象なんですよね。

 

 あと、随所でガンダムSEEDにインスパイアされた的な形跡がありますけど、私的にこれは割りとどうでもいいトピックって感じかな。ガンダムとかマンダムとか あんまりよくわかんないし、そういうコンセプト的なものを意識しなくても気軽に楽しめる 普通にいいアルバムなんで。

 

 初っ端で「「まるっきり 変わってない」 云われちゃうと なんかムカつくのは 何故なんだろう」と軽快にカミングアウトするアッパーなシャッフルナンバー『ABORT//CLEAR』、コズミックなスケール感を有した悲壮的バラード『Meteor -ミーティア-』、こっぱずかしくなるくらいにポジティビティ全開な どポップソング『NEO SPHERE』、『WILD RUSH』よりもジャングルっぽい感じがする『BRIGADE』、雰囲気がダウナーでむさ苦しくて粘っこくてリズムが硬い、ヤラシさ溢れるナンバー『Juggling ~acoustic GTR “turbo” starter~』、TMRシリーズには珍しくこざっぱりとした仕上がりの、バーチャルギターをフィーチャーした小品『Tide Moon River』と、アルバム曲はどれも良い感じの出来なんですけど(厳密には『BRIGADE』はカップリング曲ですけど)、本作きっての聴きどころと言えば 既存のシングル2曲のリアレンジバージョン。

 


 

 『Out Of Orbit -Triple ZERO- (phase shift mix)』は、原曲に比べてギターサウンドが控えめになった代わりに、やたら硬質なデジタルサウンドが目立つようになったテイク。原曲以上にエッジーさが際立ったアレンジや 1サビ手前での唐突なブレイク、終盤で物悲しい雰囲気を漂わせるクリーンなシンセなど、リアレンジに際しての新たなトッピングが 原曲とは異なる魅力を引き出しています。

 


 

 一方、『BOARDING (phase shift armoured version)』は、エモーショナルに突き抜けたギターサウンドが耳を惹くロックテイストの原曲とは大きく様相を変えた ピコピコしたデジタル感に包まれたテイク。このテクノ風味のサウンドが浮遊感や温かみを演出することで、元々あった切なさがより際立ったような感じが。1番と2番を繋ぐ中奏で『INVOKE』のサビメロを忍ばせているなんつー芸の細かいギミックが潜んでいるのも面白いですね。原曲は原曲で勿論凄く好きなんですけど、私的にはどちらもリアレンジバージョンのほうが好みだな。新曲よりもこっちの2曲のほうが聴きどころになっちゃうくらいですからね。

 

 終盤に『INVOKE -インヴォーク- (TV opening version)』『THUNDERBIRD (version”in the force”)』が収録されてますけど、いらねえ~。絶対いらねえ~。TVサイズとかガンダムシードのコンピ盤にだけ入れときゃいいじゃんって感じだし、TMレボとガンダムを繋ぐ切っ掛けが『THUNDERBIRD』だから福田己津央監督に対する還元の意味合いを込めたとか何とかで収録とか言われても正直意味プーだし。この2曲を入れるくらいなら『Pied Piper』(『INVOKE』のカップリング)を入れてくれたほうがずっと良かったんですけど、まあ無意味極まりない水増しじゃないっぽい(西川くん的には意義があるっぽい)し、耳障りでもなければ『THUNDERBIRD』締めだからって別に問題があるわけでもないんで、そんな目くじら立てるようなことでもないかなと。

 

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