アルバム感想『Timeless』/ w-inds.

Timeless 初回盤 (DVD付)
『Timeless』/ w-inds.
2014.7.9
★★★★★★★★★☆

01. Do Your Actions ★★★★★★★★☆☆
02. Good time ★★★★★★★★☆☆
03. Make you mine ★★★★★★★★☆☆
04. Feeling U ★★★★★★★★★☆
05. killin’me ★★★★★★★★☆☆
06. 夢で逢えるのに ~Sometimes I Cry~ ★★★★★★★★★☆
07. A Little Bit ★★★★★★★☆☆☆
08. K.O. ★★★★★★★★★★
09. STEREO ★★★★★★★★☆☆
10. Sexy Girl ★★★★★★★★★★
11. Dream You Back ★★★★★★★★☆☆

 

 

 

 9thアルバム『MOVE LIKE THIS』から約2年、各メンバーが展開していたソロ活動を経てリリースされた10thアルバム。

 

 EDMが日本でもようやく広く浸透してきた頃にリリースされた作品ですが、エレクトロサウンドをガッツリ取り込んだ前作、前々作とはガラッと様相が変わり、しなやかなグルーヴを有したシックなR&B/HIP-HOPをメインに据えたラインナップ。サウンドの鳴りこそ 尖りや眩さがセーブされていますが、アプローチとしてはこれまでとはまた違った攻めの姿勢がハッキリ窺えて、なるほどそうきたかと思わず感心。

 

 そして慶太のボーカルがまたえれぇことに…。ファルセットを使用する機会が増えたのですが、苦し紛れに選択した逃げ道でないのは当然として、いよいよ芳醇な味わいまで醸し出すようになってきてるわ、先述のしなやかなグルーヴだったり楽曲の洒落た雰囲気だったり様々な面で必要不可欠なピースとして機能してるわと、彼のボーカルの精度がひときわ増し、一朝一夕では真似ることのできない強力な武器を身につけてしまったことがハッキリと窺えます。

 

 あまり「進化」という言葉を乱用しちゃうとそれが陳腐なものになってしまうんで控えたいトコなんですが、リリース毎に(伸び具合の違いこそあれど)グレードが上がってるのは事後確認でも間違いないし、ここまで来ると「進化」以上の言葉が必要だな、っていうくらいの成長ぶり。エリック・ベネイのカバーであるソウルナンバー『夢で逢えるのに ~Sometimes I Cry~』における天井知らずのファルセットとかほんと驚異的。

 

 

 その他、ドラマティックに躍動する『Do Your Actions』、至極ドレッシーなサマーダンスナンバー『Good time』、甘く柔らかなグルーヴが心地良いミドルナンバー『Feeling U』、虚無感と息苦しさを喚起する閉塞的ミドル『killin’me』、パンチの効いたヒップホップナンバー『K.O.』、低音もファルセットも巧みに操る官能的なボーカルに思わずヤラれちまったムーディーでエロいR&B『Sexy Girl』、暗闇に差す一条の光を想起させるピアノとストリングスをバックに ここでは敢えてファルセットを駆使せず凛とした真っすぐな歌唱で歌いあげたバラード『Dream You Back』など、今回の収録曲もなかなかヤバいっす。

 

 単なる路線変更に終止せず、彼らが積み重ねてきた齢や培ってきた経験・技術が満遍なく反映されたがゆえのこの仕上がり。「剛」とか「硬」といったワードとはだいぶイメージは掛け離れてますが、ある意味男性らしいというか、男性にしか出し得ない 色気、品格、しなやかさなどが滲み出た良作であります。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です