アルバム感想『Galaxy of the Tank-top』/ ヤバイTシャツ屋さん

Galaxy of the Tank-top(初回限定盤)(DVD付)
『Galaxy of the Tank-top』/ ヤバイTシャツ屋さん
2018.1.10
★★★★★★★★★☆

01. Tank-top in your heart ★★★★★★★★☆☆
02. ヤバみ ★★★★★★★★★★
03. DANCE ON TANSU ★★★★★★★☆☆☆
04. 眠いオブザイヤー受賞 ★★★★★★★★☆☆
05. 気をつけなはれや ★★★★★★★☆☆☆
06. Universal Serial Bus ★★★★★★★☆☆☆
07. ハッピーウェディング前ソング ★★★★★★★★★★
08. ドローン買ったのに ★★★★★★★★★☆
09. ベストジーニスト賞  ★★★★★★★★★☆
10. メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲  ★★★★★★★★☆☆
11. とりあえず噛む ★★★★★★★★★☆
12. サークルバンドに光を ★★★★★★★★★☆
13. 肩 have a good day -2018 ver.-  ★★★★★★★★☆☆

 

 

 約1年2か月ぶりとなるメジャー2ndアルバム。

 前作のレビューの際に、あまりに出来すぎた1枚を作っちゃって この先大丈夫か的なことを書いた気がするんですけど、何を心配しとんじゃわれ!って感じでしたね。コミックバンドたるユニークさや旨味としてのアマチュア感がしっかり活かされていながら メジャーの恩恵もしっかり栄養として機能させているスグレモノの一作であります。

 


 シニカルさを孕んでいるようで実はほんとに中身スッカスカなおふざけ歌詞と性急なビートで狂騒する『ヤバみ』、結婚式というより新年会の2次会的なノリの 無責任な愛のキューピッドソング『ハッピーウェディング前ソング』という シングルにもなったこの2曲が特に強烈ですが、

 ホルモン被れのハードコアナンバー『Tank-top in your heart』、演奏はそうでもないが歌詞と歌でユルくグルーヴを意識したディスコティックなロックナンバー『DANCE ON TANSU』、「敷布団 on 俺 on 掛け布団」なるフレーズのチョイスとリズムの乗せ方が秀逸な 生半可にオシャレぶった哀愁ミドル『眠いオブザイヤー受賞』、USBあるあるを歌ってるけど そんなに沢山ネタが見つからなかったからこんな短尺(71秒)になったんじゃねーか的ハードコア『Universal Serial Bus』、アコースティック基調の涼しげなサウンドに乗せて法律変わってドローンを飛ばせなくなったことの虚しさを歌った『ドローン買ったのに』、まさにタイトルが全てを表してるって感じの『メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲』など、相変わらずのヤバT節が今回もあちこちで炸裂しちゃってます。

 


 てゆーか、しばたありぼぼのボーカルのキーが以前よりも高くなってる楽曲がちょいちょい散見されるのですけど、これはたまたまか?ありぼぼが作詞曲+メインボーカルを務めている アマチュア感ハンパないメロコア『ベストジーニスト賞』とユルノリなポップロック『気をつけなはれや』が特に分かりやすいトコですけど、ナンジョルノばりに超音波がスパークしてますやん。

 

 ロッテ『キシリトールガム』タイアップがついた『とりあえず噛む』は、正統なメロコアに仕上がった楽曲はもとより、歌詞において持前のユニークさが小綺麗でスマートに纏まっているところがなんともメジャーバンドっぽい感じがしますな。この洗練のされ様をあまり良く思わない人も少なからず居そうですけど、私的には全然アリです。ユニークなアイデアが滑ってるわけでもないし、キャッチーさとノリの良さはバッチリ完備されてますからね。

 

 それに続く『サークルバンドに光を』は、おふざけ一切なしの真っ当なメッセージとマニフェストを詰め込んだ大マジエモロックで、メロコアバンドのアルバムの最後から2番目ぐらいによく収録されている感じの曲っていうイメージ。普段ふざけてばっかのバンドがたまにこういう真面目ソングをしっかりやるギャップみたいな狙いも少なからずあるに決まってますが、その狙いをちゃんとヒットさせることに成功しているのがサスガ。前曲も然りですが、セルアウトすることなく順当に強みとなる武器を増やしたって感じがしますね。

 

 そして、亀田師匠の手癖がバリバリのピアノ&ストリングスアレンジにまみれたロックバラードに しょーもない偏見歌詞を乗っけた『肩 have a good day -2018 ver.-』で結局全て(特に前曲の真面目ムード)を崩すというオチ。メジャーかつそこそこ売れてるポジションだからこその大掛かりでくだらないおふざけで締めているのがこれまたよいです。

 

 見事 期待に応えてくれたという満足感がありつつ、メロコアバンド兼コミックバンドのメジャー2作目としてはあまりに出来すぎた1枚を作っちゃった感があって「この先ほんとに大丈夫か?」という多分 杞憂と化す心配もちょっとあったり。ひとまず今回も良作でした。ヤバTは相変わらずヤバTだったよ。

 

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