インテリジェンヌアワード2020 上半期 ALBUM BEST 30

2020年、早くも上半期が終わりを迎えようとしている頃ということで、2020年1月~6月にかけてリリースされたアルバムの中で気に入ったものを独断と偏見で厳選してみました!
ランクづけはせず、リリース順に並べていきます。あと、「ALBUM BEST 30」と謳ってますけど、実は32作選んじゃってます、まことに申し訳ないっす。

 

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『20200101』 / 香取慎吾
2020.1.1

千尋の谷の底から這い上がってきた国民的アイドルの意地とこだわりがぎっしり詰め込まれてます。歌って踊れるアイドルとして再始動するためのアルバムでもあり、これまで歩んできた道のりを肯定するアルバムでもあり、2020年代のJ-POPの指標となり得るアルバムでもあり、とまあ色んな意味合いがあるのですが、「聴いてる間ずっとワクワクさせられた」ってのが個人的に最大のアタリポイント。

 

 

 


『Go with the Flow』 / 木村拓哉
2020.1.8

20代のうちにアイドルシーンはおろか芸能界の頂点にまで登り詰め、瞬間風速的な社会現象に終止しない確固たる人気とポジションをモノにしたスーパースターだからこそ演れちゃう贅沢な余興。それでいて貴族のような嫌味ったらしい高尚さがなく、『さんタク』ばりの程よいラフさを有してるってのが良いのよな。SMAPが解散しても、やっぱり今でもキムタクは国民的アイドルに変わりないのよ。

 

 

 

 


『CEREMONY』 / King Gnu
2020.1.15

令和を代表する4人組ロックバンド・King Gnu、もとい Mr.OOJA(違)。バンド名に違わぬ王者の風格が漂う傑作であります。なんというか、GLAYでいう『HEAVY GAUGE』みたいな感じ。頂点に登り詰めた感と今すぐ解散してもおかしくなさそう感を兼備してるという意味で。

 

 

 


『SODA POP FANCLUB 3』 / サイダーガール
2020.1.15

某ヒカルばりに「キ~ラキ~ラ~眩しくてうぉ~う~お~う~いぇっ♪」って言いたくなるほどの青春まさかりぶり。どんなにいい歳こいても やっぱりこういう眩しくて清々しいポップロックが好きなのです。

 

 

 


『Manic』 / Halsey
2020.1.17

この人のナイーブなボーカルほんと好き。陰りがある歌声なのに楽曲に乗っかると不思議と華やぐというか。アゲアゲになる曲はほとんどないけど、重たくもかったるくも過度にアートっぽくもならずポップに着地した快作であります。

 

 

 


『BORDERLESS』 / 雨のパレード
2020.1.22

これまでさんざん 生活感のない暗がりの湿気った部屋がお似合いな音楽を演ってきたくせに、ここに来て夏フェス映えしそうな開放的でポップなアルバムをぶち込んできた雨パ。かといって安易に売れ線に走るわけじゃなく、根底にある独自の音楽性を一切曲げず鉄臭いオルタナロックを貫徹するあたりに雨パの頑ななまでの矜持を感じます。かねてより出演してきた野外フェスで密かに敢行した光合成の賜物やな。

 

 

 


『ZOO!!』 / ネクライトーキー
2020.1.29

 

「お母さんもぜひお子様にすすめてあげて下さい」

 

 

 


『狂』 / GEZAN
2020.1.29

あぁもう恐ろしいくらいに2020年のサウンドトラックすぎる。様相はなんとも禍々しくて物騒ですけど、その根源となってるのは、混沌を極めた時代の中で芽生えた切実な願い。そのピュアネスがクローズアップされた終盤のくだりには心揺さぶられたけど、そこだけ掻い摘まんで聴いても「ハァ?」って感じになること請け合いなんで、トチ狂った冒頭からちゃんと聴いて然るべき。

 

 

 


『Kiss from the darkness』 / SCANDAL
2020.2.12

この子たちは自給自足バンドになってからというもの、一度たりとも期待を裏切った(下回った)ことがない。なんというか、学生バンドの作風とテンションのままプロになって今に至ってるみたいな感じなんですよね。それでいて、「これから先もハズすことはねぇだろうな」みたいな根拠のない安心感・安定感があるという。年齢不詳のポップ感を軸としつつ、アニメタイアップ先にも寄せられる柔軟性もしっかり備わった良きロックアルバムであります。

 

 

 


『MAP OF THE SOUL:7』 / BTS
2020.2.28

去年出た『Map Of The Soul:Persona』って結局何だったの?ほとんどの楽曲が今回のアルバムにも入っちゃってますけど。もしかして、Lady Gaga『The Fame Monster』の再来か?そういや、既存曲よりも真っ新な新曲のほうがことごとく出来杉てるってのもGagaのアルバムと共通してるし。

 

 

 


『yuanfen』 / 鹿乃
2020.3.4

すいません、このアルバム聴くまでこの人のこと全然知らんかったわ。ジャケ写から想像できる通り、元はニコ動の歌い手として活動を始めた女性シンガーだそうですが、電波ゆんゆんなボーカルといい、愛嬌と可憐さとちょっとした毒性が垣間見えるポップソング勢揃いなラインナップといい、いちいちニコ動 歌い手のイメージまんま。それだけに、上半期ベスト30に選出したくなるほど気に入ってしまったのが意外や~いや~いや~いや~♪(ヒゲダン風)って感じ。てゆーかこのジャケ写、ダ・カーポを意識してるとかじゃないよね?

 

 

 


『Gold Dash』 / Gacharic Spin
2020.3.11

ガチャピンにしてはやけに硬派な作りなのが意外や~いや~いや~い(しつこい)なんたって、前作とは打って変わってイロモノナンバーが全く以て皆無ですからね。それでも演奏テク乱れ打ちの超ド変態なスパルタアルバムにならなかったのは、バンドの根底にあるエンタメ精神が息吹いてたがゆえなのかしらん?

 

 

 


『MATOUSIC』 / 竹内アンナ
2020.3.18

ジャズとかアーバンソウルとかムーンバートンとか様々な要素を曲毎に取り込んではポップスとして落とし込んでいるのですが、エンターテイメントというよりは、日常の中で鳴っている親近感あるポップスって感じなんですよね、楽曲の在り方としては。日常生活のBGMというかサプリメントというか、なんかそういうイメージ。

 

 

 


『30』 / YeYe
2020.3.18

で、こちらは いつもの何気ない日常に より近距離に寄り添ったような音楽。スタイリッシュな鳴りの裏に感情の機微が見え隠れするようなポップソングで、部屋の隅っこで体育座りした態勢で聴き入っていたい感じ。リリース時期が時期なだけに、自粛期間を活用して じっくり聴いておくべきだった一枚。ってまあそもそも私には おうち時間なんてほとんどなかったんですけども。

 

 

 


『オリオンブルー』 / Uru
2020.3.18

Uruちゃんの崇高な美声を核とした麗しきバラードがメインではありますが、バラード過多が苦にならない細かなアプローチ分けが随所で施されていたり、チキチキR&Bやゴスペルなど Uruちゃんの声の魅力を損なわない新たなチャレンジがあったり、さらには この人そのうちWithin Temptationみたいなシンフォニックメタルとか演り出すんじゃないのかと思わせる(大袈裟)RPG風のスペクタクルなバラードもあったりして 中々面白かった。透明感を堅持したまま奥深さを増した良作であります。

 

 

 


『Sparkle』 / iri
2020.3.25

Uruちゃんときたら その次はiriちゃんでしょ!ということで、いやあカッコいいっすわ。それはもちろんアーバンな楽曲群のことも指してますけど、なんといってもiriちゃんの自信と余裕が窺えるボーカルと佇まいですよ。仙道、魚住、福田を抜きで武里戦に臨む陵南ばりの絶対的な自信と余裕。そんなiriちゃんのクールさに痺れるもよし、楽曲のカッコよさに心酔するもよし、「こんなシャレオツな音楽聴いてる俺KAKKEEEEEE!!!」と自分に酔うのもよしなアルバムなのでありました。

 

 

 

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『ターゲット』 / FLOWER FLOWER
2020.3.25

フラフラならではの筆致で描かれる音風景とかヒンヤリ感を伴った叙情性は今回も健在だし、各メンバーの変態的スペックも相変わらず遠慮なしに発揮されてるけど、思っくそストイックなオルタナ/シューゲイザーだった1stアルバムを思えば、今回は随分とフレキシブルに音楽で遊んでんなと。バンド活動を始めて以降のyuiはマジで外さないな。

 

 

 


『hope』 / マカロニえんぴつ
2020.4.1

 

「青春のドレミ♪青春の1.2.3.♪青春のいろは♪教えてよ~♪」とか ぬかす暇あるなら 今すぐマカロックを聴けや!

 

 

 


『Sweet Cruisin’』 / Anly
2020.4.8

腹の底からぶっ放されるパワフルさ、身体を突き上げるグルーヴ、一睡して嫌なことサッパリ忘れちまった的なカラッとした陽性オーラ。これらを兼備したR&B由来のソウルフルなボーカルを有していながら、本場のフィールドじゃなくJ-POP市場でサバイブしてんのが良いっすな。歌の力によって 言葉と音楽にバイキルトが掛かった上々の一枚。

 

 

 


『SAWAYAMA』 / Rina Sawayama
2020.4.17

ジャケ写の異物感に惹かれて聴いてみたら、想像とはまた違った形でぶっ飛んでましたわ。狼男が満月の夜に獣化するように、レイター90s~アーリー00sのJ-POPやR&Bが 2016年の超特大スーパームーンの影響で歪に進化したかのようなイメージの、ガチのモンスターアルバム。こういう音楽って意外とJ-POP好きの人にもクリーンヒットしそうな感じがするし、Aから始まる大手レコード会社が10億円投資すれば結構バカ売れするんじゃない?(適当)ちなみに、ランキングはつけませんと言っておきながらアレですけど、2020年上半期時点ではこのアルバムが暫定1位です。

 

 

 


『Holy Nights』 / MIYAVI
2020.4.22

LDHに移籍したことが影響しているのかどうか、メロディアスさとEDM要素の強化によって、歌ものダンスミュージック感が大々的に表出。ギターサウンドでブイブイいわせるMIYAVIのカッコよさは格別ですけども、近年にはなかったこの理屈抜きのポップ感もなかなか捨てがたい。そして「歌って踊れる音楽」って最高やん、と改めて思ったまで。

 

 

 


『SINGALONG』 / 緑黄色社会
2020.4.22

これまでよりも明らかにアンサンブルの躍動感がアップしてるし、歌唱もさらに深みを増してる。普遍性が通底したドラマティックなJ-POP、非常に良きかな良きかな。ちなみに、フィジカルはまだ発売されてないっぽい。

 

 

 


『The U-KiMAMA’N’i』 / SPiCYSOL
2020.4.29

なんつーか、鼓膜で嗜む『夏の月9ドラマ』って感じのアルバムですな。恋愛成分をガッツリ注入した(ただし、テラスハウスみたいな炎上要素はない)令和版『ビーチボーイズ』みたいな。砂を掴んでその熱さ確かめてこの季節を感じたくなる『It’s Time』、絶え間なく続いていく星空に誓いたくなる『Night Cruising』など、歌詞だけ見たら恥ずかしくなる他ないロマンチシズム溢れたオシャンティなポップスが目白押しであります。

 

 

 


『Romantic Jam』 / YUC’e
2020.5.13

フューチャーベースに イチゴジャムだのマーマレードだの こんな甘々な味つけをたっぷり施しやがった 実にけしからん一枚。虫歯にならないためにも、使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。

 

 

 


『how i’m feeling now』 / Charli XCX
2020.5.15

このハメ撮り風情のジャケ写が秀逸すぎる!そして、密閉空間で狂騒するノイジーなサウンドと甘味あるボーカルとの絡みにうっとり。こんなん聴いてしまってはGスポットが穏やかではいられませんな(最悪)

 

 

 


『HELP EVER HURT NEVER』 / 藤井風
2020.5.20

普段着なのにやたらスタイリッシュ。そして、全人類が認めざるを得ないほどの超絶イケメンなのに嫌味や近寄りがたいオーラが皆無。歌声も色気がありつつ 人柄と土地柄に由来しているかのような柔らかさや温かさを有してるし、ブラックミュージックの要素を汲んだ楽曲も洒落ていながらポップな聴き心地。と思いきや、泥臭くて熱い一面を魅せてきたりするし、曲に応じて 訛り混じりの口語表現とポエティックなスタイルを巧みに使い分けたりしてるし、何なんこの男!全然スキがねぇじゃねえか!カッチリ完全武装してるわけでもないのに!そんな将来有望な逸材ぶりがまざまざと発揮された1stアルバムなのでありました。

 

 

 


『Notes On A Conditional Form』 / The 1975
2020.5.22

いやいや、いくらなんでも雑多すぎるだろ。その上アルバム展開(曲配置)も急勾配だったりするし、ボリューム感も常軌を逸してるし、情緒の乱れっぷりが半端じゃない。そんな壮絶で難解な人間ドラマのたどり着く先が 穏やかでちょっと擽ったいハートフルミドル『Guys』ってのが良いよな。この温かな余韻に涙腺を緩ませられるのは、アタマからケツまで42.195km通しで聴き抜いた者だけ。

 

 

 


『Delight』 / BAEKHYUN
2020.5.25

「とりあえずイケメンで歌上手くて声がエロかったら、この手のR&B, ダンスミュージック系はハズしようがないやんけ」ということを実証したアルバム。女々しさを包み隠さず悩まし気に歌う『Love Again』とか 色んな意味でいやらしい。

 

 

 


『At The Beginning』 / THE NOVEMBERS
2020.5.27

本当の意味での神アルバムじゃねーか!もちろんネットスラング的な意味合いも含まれていますが、それ以上に 我々が目にしたことのないような神秘的美しさと 人力を遥かに凌駕した暴虐性が混在したこの音の鳴りは、神が天地創造を目論んでる光景しか浮かびようがないですもん。

 

 

 


『Golden Hour』 / Kygo
2020.5.29

夏の開放感を携えたメロディアスなEDM一辺倒すぎて、いつ開催できるか分からない野外フェスへ想いを馳せてしまうこと不可避。そして、ホイットニーとのコラボ曲をボートラ扱いせず本編にぶち込んじゃってんのが凄いな。

 

 

 


『Chromatica』 / Lady Gaga
2020.5.29

やっぱりガガはダンスポップアイコンを全うしてこそLady Gagaなのよ。歌唱だけで言えば『Cheek To Cheek』みたいなジャズ/ビッグバンド系のほうが真価を発揮できるとは思うんですけど、音だけじゃなくビジュアルとパフォーマンスでも「ムフーッ!!」ってさせられたいじゃないすか。久々の素晴らしき一枚!BLACKPINK、アリアナちゃん、エルトン姐との各コラボ曲も良かったっす。

 

 

 


『MORE & MORE』 / TWICE
2020.6.1

ムーンバートンやトロピカルハウスをメインに取り込んだ楽曲といい、ファンタジックさとトライバル感を兼備した優雅な装いといい、個人的にかなり大当たりなのですが、かねてより持ち合わせていた可愛らしさや可憐さも忘れず活かしているのもまた大きなポイント。相変わらずモモちゃん以外誰が誰だかサッパリ状態なのはホント申し訳ない。かといって覚えようという気もない()。

 

 

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