アルバム感想『4REAL』/ ACE OF SPADES


『4REAL』/ ACE OF SPADES
2019.2.20
★★★★★★★★☆☆

01. WILD TRIBE ★★★★★★★★★☆
02. 妄想 ★★★★★★★★☆☆
03. SIN / ACE OF SPADES feat. 登坂広臣 ★★★★★★★☆☆☆
04. Louder ★★★★★★★☆☆☆
05. TIME FLIES / ACE OF SPADES ×PKCZ feat. 登坂広臣 ★★★★★★★★☆☆
06. LAST NIGHT ★★★★★★★☆☆☆
07. Vampire ★★★★★★★★☆☆
08. Dream in the Mirror ★★★★★★★★★☆ 
09. 誓い ★★★★★★★★☆☆
10. Lookin’ for ★★★★★★★★★☆
11. NOW HERE ★★★★★★★☆☆☆
12. JUST LIKE HEAVEN ★★★★★★★★★☆
13. ALL TIME BEST ★★★★★★★★☆☆

 

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 HISASHI(GLAY)、MOTOKATSU MIYAGAMI(THE MAD CAPSULE MARKETS)、TOKIE(LOSALIOS, unkie)、TAKAHIRO(EXILE)による4人組ロックバンド・ACE OF SPADESの1stアルバム。

 

 しっかり重低音が効いた ひと昔前のV系チックなハードロックを演ってます。演奏陣のソリッドでヒリヒリしたアンサンブルはもちろんのこと、EXILEやソロ名義での活動では見せない悪ぶった振る舞いのTAKAHIROの歌いっぷりもなかなかカッコいい。

 

 デビューシングルにもなった『WILD TRIBE』から早速サクレツしちゃってますよ。シンプルかつコンパクトに凝縮された イカしたイントロからすかさずかます「アイジャスタビーバー!ビーバー!ビーバー!ビーバー!ウォオオオ~♪」から もういきなりオラついてるTAKAHIRO。演奏陣もワルそうなオーラを照射しつつゴリゴリのプレイを魅せていて初っ端からシビれさせてくれます。

 

 退廃的でウェットなギターと妖しくうねるベースがダーティーな雰囲気を醸し出す『妄想』、タイトルから受けるイメージとは裏腹に 歌謡ライクなメロディアスさとポップさを併せ持ったコマーシャルなV-ROCK『Vampire』、アンサンブルが描き出す儚げで荒んだ音世界がこれまたヴィジュアル系ならではの美しさとカッコよさを醸成していて素敵すぎるミドルロック『Dream in the Mirror』、バッキバキのベースが鳴り響く 熱く切ない硬派なロックナンバー『Lookin’ for』、どことなくGLAYっぽいポップロックナンバー『NOW HERE』、情熱的な疾走ロックナンバー『JUST LIKE HEAVEN』と、その他の楽曲も男子中高生が憧れちゃいそうな「ワイルド&クールな男」っぽさが溢れていてこれまたイカしてます。

 

 にもかかわらず、ラストの『ALL TIME BEST』はそれまでの悪ぶったイメージをひっくり返すような陽気にはっちゃけたパーティーロックになっていて「はにゃ!?」って感じなんですけども、これはこれでまあ面白い。

 

 バラード曲もなかなか良いんですよね。TAKAHIRO自身が作詞曲を手掛けた『LAST NIGHT』は音数控えめの泥臭いバラードナンバー。バンドサウンドはほぼ出番なしですけど、このバンドの雰囲気にはジャストフィットしているし、不良のバラードって感じがするこの作風はソロ名義で演っても間違いなく浮きまくる笑。

 

 『誓い』は普通にGLAYで演っても嵌まりそうな スカしたロックバラードで、これまたカッコいい。まあGLAYがこの手のバラード演ってんの一度も聴いたことないけど笑。むしろ『SPEED POP』や『BEAT out!』あたりで演っとけって話よ。

 

 EXILE TRIBEによる『HiGH&LOW』サントラにも収録された『SIN』『Louder』は、テイクは全く同一ながら そのアルバムで聴いたときよりも印象が好転しました。それら楽曲内で採用されていたエレクトロアレンジが当時は鬱陶しく思えてしまったんですよね、プラチナムな音触りのサウンドが多くの収録曲で取り込まれていた『HiGH&LOW』の中だと。本作の中ではそれがスパイスとして有用している感じがしてこれ中々。でも『SIN』に関してはわざわざ登坂広臣をフィーチャーした意味も意義もあんま良く分かんないっす。TAKAHIROひとりでよくね?なんならTAKAHIROと広臣をトレードするとか(?)。

 

 PKCZ(VERBAL, DJ MAKIDAI, DJ DARUMA)との共作による『TIME FLIES』は、海外のトレンドを意識したかのような ハードロックとEDMをハイブリッドした楽曲。ワンオクがここ数年の間で展開しているソレとは似てるようで少し質が異なりますが、これもかなり良さげ。っていうかこっちはギターもベースもドラムもEDMに飲まれることなく楽曲の土台をしっかり支えているので、バンドサウンドにこだわる人的には これくらいのバランスなら許容範囲かもしれないっすね。

 

 期待通りの良きハードロックアルバムでした。とにかく演奏がくそカッコいいな!ワイルド&クールで統一感を持たせつつも作風が一辺倒にならず、意表をついたアプローチを時折覗かせてたのもよかったっすね。

 

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