『HERE WE GO!』 / 嵐
2002.7.17
★★★★★★★☆☆☆
01. Theme of ARASHI
02. Easy Crazy Break Down ★★★★★☆☆☆☆☆
03. 君は少しも悪くない ★★★★★☆☆☆☆☆
04. Tokyo Lover Tune Night ★★★★★★★☆☆☆
05. a Day in Our Life ★★★★★★★★★★
06. ALL or NOTHING Ver.1.02 ★★★★★★★★☆☆
07. 眠らないカラダ ★★★★★★★★☆☆
08. 君はいないから ★★★★★★★★☆☆
09. IROあせないで ★★★★★★★★☆☆
10.愛してると言えない ★★★★★★★★★☆
11.星のFreeWay ★★★★★★★★★☆
12.いま愛を語ろう ★★★★★★★★★☆
13.WOW!! ★★★★★★★☆☆☆
14.ナイスな心意気 ★★★★☆☆☆☆☆☆
J-Storm移籍後、シンコレに続いてリリースされた2ndアルバム。90s ジャニーズJr.っぽさからの脱却、および 嵐を嵐たらしめるサムシングを確立するためか、キラキラしていてこそばゆいジャニーズポップスまみれな前作とは打って変わって、HIP-POP系やSMAP007(フュージョン)路線に踏み込んだ楽曲を中心としたラインナップになっておりば。
雰囲気的にはジャケ写が示す通りシックな感じで、変に刺々しかったり やけに洒落てたりというのが多々あるものの、曲単位でもアルバム単位でも 最終的な着地点は飽くまでもアイドルポップス。
『Easy Crazy Break Down』『君は少しも悪くない』といった序盤の硬派でガッチガチな楽曲はぶっちゃけ抜けが悪いですけども、モノクロ華やかなアーバンポップス『Tokyo Lover Tune Night』、気だるさを演出したジャズファンク『眠らないカラダ』、空虚さを演出するサックスアレンジが旨味の しっとり切ないバラード『君はいないから』、間奏のガヤが意味不明すぎて怖い『IROあせないで』、AOR近接のお洒落ポップス『愛してると言えない』『星のFreeWay』、などの SMAP007路線を踏襲した楽曲は、演奏の旨味とアイドルポップスの旨味の双方が活きたものが多くて好印象。もしかしてTOKIOパイセンを意識してんのか的熱血ハードロック『WOW!!』もまあまあ。
ようやくオリジナリティが開花したサクラップがリードするラップ枠と大野がリードするボーカル枠が並走するナンバー『a Day in Our Life』『ALL or NOTHING Ver.1.02』、語り的な低音サクラップが耳を惹くメロウなラブソング『いま愛を語ろう』といったHIP-POP(≠HIP-HOP)ナンバーもめっさ良いっす。
結果としてセールスには繋がりませんでしたが、ひとまず(初期)嵐サウンドの地盤はここで固めたぞ、といった感じですな。ザッツ・アラシなアイドルポップスを求めている人にはややビターでキツいかと思いますが、SMAP007路線が好きな人やサクラップフリークなら気に入るかも。
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