アルバム感想『FAKE METAL JACKET』 / BiSH


『FAKE METAL JACKET』 / BiSH
2016.1.20
★★★★★★★★★☆

01. スパーク ★★★★★★★☆☆☆
02. BiSH-星が瞬く夜に- ★★★★★★★★★☆
03. MONSTERS ★★★★★★★★★★
04. Primitive ★★★★★★★★★★
05. beautifulさ ★★★★★★★★☆☆
06. OTNK ★★★★★★★★★☆
07. 身勝手あいにーじゅー ★★★★★★★★★☆
08. デパーチャーズ ★★★★★★★★☆☆
09. ウォント ★★★★★★★★☆☆
10. サラバかな ★★★★★★★★☆☆
11. ALL YOU NEED IS LOVE ★★★★★★★★☆☆
12. Dear… ★★★★★★★★★☆
13. BUDOKANかもしくはTAMANEGI ★★★★★★★★☆☆

 

スポンサーリンク



 

 約8ヵ月ぶりとなる2ndアルバム。新メンバーが2人(リンリン、ハシヤスメ・アツコ)が加入してから初となる作品でもあります。ちなみに、前作に既に収録済みの『スパーク』『BiSH-星が瞬く夜に-』『MONSTERS』『サラバかな』は6人のボーカルで改めて録り直されたテイクでミックスも若干ながら原曲と異なります。

 

 総じてアバンギャルドな要素は控えめで、比較的ストレートな疾走ロックナンバーが大半を占めてます。ていうか、冒頭のミドルロック『スパーク』と、スローテンポのしっとりパートである『ALL YOU NEED IS LOVE』前半を除くと、あとはひたすら走りっぱなし。ほとんどの楽曲で余計な装飾を控えていることもあり、メロディアスさや骨のある演奏の旨味がより際立っていますが、前作に比べるとバリエーションはやや絞られているので、そこで物足りなさを覚える人がいるかも。

 

 切なさ爆発のエモロック『Primitive』、ノスタルジックなメロディの夕暮れポップロック『beautifulさ』、ラフなパンクロック『身勝手あいにーじゅー』、カラッとしたロックンロールナンバー『デパーチャーズ』、虚無感を吐露する明朗なメロコアナンバー『ウォント』、青春まさかりムードのメロコアナンバー『ALL YOU NEED IS LOVE』、ネット上に蔓延る匿名の連中に中指立てたファンキーかつバウンシーなハードロック『Dear…』と、サウンドプロダクションはともかく、演奏も良いしメロディも良いし歌も取り立てて引っ掛かるトコなく聴けるし、私的にはどの曲も気に入ってます。それを休みなく畳みかけてくる流れがまた良いっすね。

 

 そんな中で異彩を放っているのが『OTNK』。アイリッシュなアレンジを纏いメタリックなリフで猛進するというサウンドアプローチからして他の収録ナンバーよりもパンチが効いてんなって感じですけども、歌詞というか歌もなかなか。日本語詞を英語に聴こえるように歌う手法が取られてますが、パートによってはハナから英語で歌って それを無理やり日本語詞に当てはめてる箇所もあったり。ていうかこれって結局のところ「チ〇コチ〇コ」って言いたいだけだよね?「浮世さ 追う 鎮火 鎮火」のくだりとか無理ありすぎでしょ笑。ハナから「Lookin’ for the お~チ〇コチ〇コ♪」って歌ってるやん。いやいや小学生男子かよ、しょーもないのう。なんて色々と言いましたけど、なんやかんやでこれもかなり好きな曲。普通に面白いっすよねこの曲。

 

 

 ラストの『BUDOKANかもしくはTAMANEGI』は、ひときわ泣き要素が強いピアノロックナンバー。これは旧BiSが正式に武道館ライブを成功させるどころか敢行することすら出来なかったことに対するリベンジの意も込められてるわけですよね。「BiSHなりの武道館」じゃなく、ちゃんと日本武道館のステージに立ってライブをするんだと。旧BiSに対して全く思い入れがない私でもコレにはグッときました。

 

 前作以上に好きな一枚です。個人的な印象としては、このアルバムで早くもBiSの二番煎じ感は断ち切れたんじゃないかなと。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です