アルバム感想『Do As Infinity』 / Do As Infinity


『Do As Infinity』 / Do As Infinity
2019.9.25
★★★★★★★★☆☆

01. Engine ★★★★★★★★☆☆
02. Forever Young ~不死鳥であるために~ ★★★★★★★★★★
03. Blueprint ★★★★★★★☆☆☆
04. Let Me Be With You ★★★★★★★★☆☆
05. Parallel World ★★★★★★★☆☆☆
06. Alright! ★★★★★★★☆☆☆
07. 野良のしっぽ ★★★★★★★★☆☆
08. 落葉 ★★★★★★★☆☆☆
09. Original ★★★★★★★★☆☆
10. Believe In Your Emotion ★★★★★★★★★☆

 

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 デビュー20周年を意識して制作されたアルバムで、オリジナルとしては約1年7ヵ月ぶりとなる作品であります。

 

 ということで、デビュー当初から制作やプロデュースに関与していた亀田誠治師匠や、前作(アルバム『ALIVE』)のプロデュースを務めた澤野弘之、再結成以降 作詞においてお馴染みとなった 森月キャス、川村サイコ、ドゥアズのデビュー10周年にして再結成後初の作品で作曲家デビューしたZENTA、そして オリジナルメンバーにして 再結成後初めて(14年ぶり!)楽曲を提供した長尾大などが今回のアルバム制作に携わっておりば。もちろん、伴ちゃんや亮くんも作詞作曲を手掛けています。

 

 そんな制作陣を迎えて完成した本作には、月並みかつ稚拙な表現ですが これぞドゥアズと呼ぶほかない楽曲が勢揃いしています。

 

 過去の焼き増しとは捨て置けない熱量と強度がある エスニックテイストのハードロックナンバー『Engine』、長尾大が手掛けた 磐石の3連バラード『Blueprint』、再結成後のドゥアズポップスの雛型という感じの『Parallel World』『Alright!』、ドゥアズの大体のアルバムに1曲はあるノスタルジー喚起のミドルバラード『野良のしっぽ』、亀田師匠らしき手癖がハッキリ表れた哀愁バラード『落葉』、肩肘張らないファンキーなポップナンバー『Original』などなど…

 

 脳みそにバイキルトをかけ語彙力を無理苦理アップさせて上手い言い回しのフレーズを捻り出したとしても、「これぞドゥアズ」以上に的確で分かりやすい表現なんざありゃしねーんだよ!…っていうくらい激しく「これぞドゥアズ」ど真ん中のナンバーばかり。

 

 そんな中、亮くん作詞作曲の『Let Me Be With You』にはちょっと驚かされました。まさかのレイドバックしたAOR風ミドルスロー曲で、これまでのドゥアズにはなかった作風。新鮮というより、「なんや、今まで演ってなかったんか」って言いたくなるほど違和感ない仕上がり。違和感ないなら1mmたりとも驚くなよって話ですけども。抜群の安定感があるという意味ではこの曲もまた「これぞドゥアズ」に相当するナンバーと言って良きでしょう。

 

 

 また、私的ベストナンバーを挙げるなら、断トツで『Forever Young ~不死鳥であるために~』です。幻想的な美しさや 地の果てから這い上がるような屈強さが込められた オリエンタルテイストのサウンドは まさにDo As Infinityの真骨頂。にしても、所々で「伴ちゃん歌声ちょっと変わった?てかなんかカタコトになってね?」って思うことがあったのですが、これって台湾の男女混成ポップユニット・F.I.Rとタッグを組んでの楽曲だったのね。20th Anniversaryにして またもドゥアズを代表する楽曲が誕生してしまったか。

 

 

 ラストの『Believe In Your Emotion』は、イントロを耳にして即座に澤野弘之と分かる、前作の系譜を継いだインダストリアルロックナンバー。ハードロックと電子音楽の双方から由来するヘヴィネスをガッチリ備えたサウンドは深奥さも相俟って バチくそカッコいいんですけども、よりによって、限りなく大団円に近いムードの前曲のあとに こんな溶接工みたいな重厚で鉄臭いロックを持ってくんのかいと。てゆーか、そもそもこの曲だけ本作中では明らかに異質だし、ボートラ感覚なのかドゥアズの先進性アピールなのかどうか、ラストに配置したと言えど この曲を収めたことでアルバム全体が一気にとっ散らかったような感じがするのですよね。「願いは叶えてやった…さらばだ!」と捨て台詞を残して一気に世界中に散らばるドラゴンボールみたいな。や、でもこの突如として地底の世界に墜ちてしまった的な流れや 爆発的なとっ散らかり様は面白くて良いな。曲単体でみれば素直にカッコよくて逞しいし、個人的には大アリです。

 

 てことで、トータル的には 真新しさや先鋭さこそありませんが、これまでのドゥアズが好きなら安心して楽しめる一枚であります。そして、Do As Infinity デビュー20周年おめでとうございます!

 

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